【アトピー完治への道】人間の本来あるべき姿とは、皮膚にも栄養がしっかり行き届く姿である! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘

『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

昨日のブログでは、

「身体の”トリセツ”を理解しましょう」

というお話をしました。

 

身体に負担をかけないためには、

「本当はどのような身体の使い方をすればよいのか?」

 

治したい皮膚にしっかり血流・リンパ流を

行き渡らせるためには、

「本来はどのような身体の使い方をすればよいのか?」

 

そんな視点がとても大切です。

 

”人間という動物”

という視点でモノを考えてみましょう。

人間だって、”動物の一種”なのですから。

 

人間という動物は、

どのように、骨は並んでいると、

理科の授業で習いましたか?

そうですね、首の骨は、まえに向かってカーブをかくのが

「本来の姿」ですよね?

もう一度、昨日のイラストを見てみましょう。

このときの首のカーブ、むちゃくちゃおかしくないですか?

 

でも、ここで、

「骨」の話だけをするのは、「整形外科」の領域です。

皮膚科ですから、

骨だけでなく、その周囲の血管・リンパ管・皮膚に

ついても一緒に考えなくてはなりません。

(インターネット上、無料で読むことができる、

「新しい皮膚科学」の教科書より。

https://www.derm-hokudai.jp/textbook03/text_1.html

そうですね。

「おかしな位置」にあるとき、

ごくごく細い皮膚に届けられるべき毛細血管やリンパ管は

「完全に潰されてしまう」

のですね。

そりゃ、治るわけありません!

 

だって、そうでしょう?

肺炎の治療をしていたとしましょう。

せっかく治療をしているのに、

食事もらえないし、排泄もできない状態と

同じなのですよ、

皮膚に来る毛細血管やリンパ管が潰されてしまうというのは。

 

皮膚の立場に立って

ぜひ、考えてください。

皮膚だって生きているのですから、

栄養も、老廃物の排泄も大切です!