【アトピーの戦略的治し方】赤ちゃんの脇腹の左右の長さは同じですか?(「テントの法則」) | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

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山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」

院長の 山本綾子です。

 

***【山本綾子の診察をご希望の方へ】***

診察を受ける際の、大切な注意点が書かれています。

貴重な診察時間を無駄にしないために、一読をお願いします。

https://ameblo.jp/ayakoder/entry-12416124634.html

赤ちゃんの運動療法は、診察室内で行います。

まず、保険診療予約をお願いします。

また、水曜日・土曜日は非常に混み合いますので、

乳児~幼児は月・木・金曜日を強くお勧めします。

 

さて、今日のお話は、

以前、お話したことのある「テントの法則」について。

いかに、実践の中で、この法則を役立てるかについて

もう少し詳しくお話してゆきましょう。

 

まず、

「テントの法則」って何?という方は、

必ず、下のブログを先にお読みくださいね。

「テントの法則」とは、一言で言えば、

前後・左右のラインでバランスを保ちましょう、

ということでしたね。

前だけとか、右だけとか

ある一方だけが縮んでしまうと、

バランスを崩して、身体としては非常に負担がかかり、

筋肉も硬くなってしまう、ということでした。

(勿論、硬くなった筋肉はポンプとして役立ちません)

 

大人でも、その法則は当てはまるのですが、

とくに赤ちゃんは、非常にわかりやすいです。

ここにある赤ちゃんの写真。

右脇から右ウェスト、左脇から左ウェストまでの長さは、

ほぼ同じです。

 

しかし、

脇が非常に硬くなって、

腕が上がりにくくなっている場合、

右脇~右ウェストもしくは左脇~左ウェストの長さが同じではなく、

どちらか一方だけが短い、

ということがよくあります。

 

よくあるのは、

右腕の上がりが悪いとき、

右脇~右ウェストのほうが短くなっている

(左腕のときは、その逆)

というパターン。

つまり、右側腹部を中心に逆Cの字を書いたかのように

縮んでいるのです。

(勿論、左の場合は、左側腹部を中心にCの字)

 

何度、左右対称に戻してあげても、

どちらか側だけが縮んでしまう場合は

要注意です。

 

そのような場合、

脇の湿疹や腕の湿疹を治すために必須の、

「腕のしなやかさ」を得るためには、

縮んでいる側腹部を伸ばす必要があるのです。

 

こうやって、身体全体をしっかり観察しながら行うのが、

当院での運動療法です。

身体は必ず全体で影響しあっていますから、

湿疹部位だけを見るのではなく、

身体全体でのバランスを考えてケアを行ってくださいね。

 

◆◆◆アトピーの湿疹発症部位の法則を知ろう!◆◆◆

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