【アトピー完治への道】「アトピーを受け入れる」は自分肯定、「完治を諦める」は自分否定(加筆版) | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

***【山本綾子の診察をご希望の方へ】***

診察を受ける際の、大切な注意点が書かれています。

貴重な診察時間を無駄にしないために、一読をお願いします。

https://ameblo.jp/ayakoder/entry-12416124634.html

赤ちゃんの運動療法は、診察室内で行います。

まず、保険診療予約をお願いします。

また、水曜日・土曜日は非常に混み合いますので、

乳児~幼児は月・木・金曜日を強くお勧めします。

 

さて、

今日のテーマは、「アトピーの受け止め方」について。

 

よく、アトピーは治そう治そうと躍起になるより、

「アトピーである自分を受け入れ」たほうが良くなる、

と書かれているブログを見かけます。

 

確かに、そういう一面はあります。

ただし!

良くなるのは、「受け入れる」という意味が

「あるがままの自分を受け入れる」という、

「今の自分にOKを出している」時、「自分肯定」です。

 

同じ「受け入れる」でも、

「どうせアトピーは治らない」と「諦めて」いるのではないのです。

 

諦めているときは、

「今の自分ではムリ」と「自分否定」しています。

 

アトピーがあっても、アトピーがなくても、

「今のままの自分でOK」

 

「アトピーなんて治らなくても私は素晴らしい」

と心から思えるようになったとき、

自然とアトピーが治りやすくなっています。

 

でも、せっかく治りやすい状態になっているのに、

わざわざ治ることを諦める必要はないと、

私は思います。

 

たとえば、ある化粧品にかぶれて湿疹が出ていたとして、

「私は今のままで素晴らしいのだから、

ずっとかぶれ続けていてもいいの」

とは思わないですよね?

せっかく、わかりやすい原因があるのだったら、

その原因を取り除けばいいですよね?

 

「アトピー発症機序理論」は、

そんな、「あなたのこの部位の湿疹は、コレが原因ですよ」を

解剖学的に論理的に教えてくれる理論です。

 

知っていれば、簡単に治せるのに、

知らずに治さないなんて、本当にもったいなと

思いませんか?

 

診察室を訪れた患者さんたちが、

「え~、そんな理由でずっと悩み続けてきたんですね!

もっと、早く知りたかった!」

といつもおっしゃるのは、

そんな「知っていれば治っていたのに!」を

痛感するからなのです。

 

◆◆◆アトピー発症機序理論をもっと知りたい方へ◆◆◆

「日経トレンディネット」での連載記事です。

臨床写真と解剖図がふんだんに載せてある、

「もっと早く知りたかった!」が満載です。

https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140121/1054660/