【アトピーの戦略的治し方】赤ちゃんアトピーのキモは、実は親次第の「首の隙間」! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

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山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の山本綾子です。

 

今日は、アトピー赤ちゃんのパパ、ママさん、

大変、お待たせしました!「赤ちゃんアトピー」の治し方のお話です。

 

明らかに酷い湿疹ですね。まだ小さな赤ちゃん。

どうしてこんなに酷くなってしまったのでしょう?

 

実は、この写真に大きなヒントがあります。

 

この赤ちゃんの首の隙間、全くないのがお分かりになりますか?

この写真はどうでしょう?症状は、先ほどのお子さんに比べると

随分軽いですが、やはり、首の隙間が全くありません。

 

これって、赤ちゃんだから当たり前!?

本当に?

 

よく見てくださいね。

赤ちゃんの肩がぐっと上がって、首の隙間をなくしているのが

わかりますか?

 

そう、もともと首が短いのもありますが、「外的要因」で

肩が持ち上がって、もともと短い首をさらに潰しているのです。

 

そりゃ、首を通る血管が潰されてしまうのは、容易に想像できますね!

この写真、どこの部位か、お分かりになりますか?

ちょっとわかりにくいですが、「赤ちゃんの首」です。

はい、潰されてしまって、全く見えなくなっていた首です。

もし、これがオトナだったら、「息苦しそう」ですね!

 

こんな状態で、赤ちゃんの顔や首の湿疹が治る訳ないです、

どんなにステロイドを塗ったとしても。

 

一日中、首を絞められたような状態と同じですから。

 

赤ちゃんのアトピーを治そうとする際は、

何よりもまず、「物理的に開放」してあげることが大切です。

 

だって、私たち大人も、ずっと正座していたら、足がしびれて

ツライですよね?

ぐっと潰された状態のままって、どの部位であっても、

どんなに小さな赤ちゃんであっても、同じだとは思いませんか?

 

そして、もっと大事なのは、

この「赤ちゃんの首の隙間」は、「親次第」なのです。

隙間を作るのも、なくしてしまうのも、「親次第」。赤ちゃんはされるがままで、抵抗しようがないのです。なぜなら、まだ首が座っていなかったり、自分で座ることができないから。

 

ということは・・・?どうしたら、首の隙間を作ってあげられるのでしょう?この続きは、また次の記事で!

 

「日経トレンディネット」に赤ちゃんアトピーについて書いています。

是非、参考にしてくださいね。

『抱っこの仕方でアトピー悪化!?赤ちゃん・子供の治療と予防

【アトピー発症機序理論9】

https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140801/1059365/?i_cid=nbptrn_pc_c1