アトピー治療でいつも意識すべきは「本来あるべき姿に戻す」こと! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、
目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』
院長の 山本綾子です。

随分と前になりますが、
日経トレンディネットさんで、アトピー発症機序理論を連載で書かせて頂きました。
(残念ながら、その記事は今年6月をもって、公開終了となり、現在は読むことができません)

そのとき、記事の中でこんなことを書きました。

※※※※

『アトピーや繰り返す湿疹の
「なぜその部位に生じるのか?」
という法則を説明するのが、私の提唱するアトピー発症機序理論ですが、
理論のベースにあるのは
「身体はあるべき位置からずれると負担がかかる」という考え方です。(中略)

 今回のテーマである手でも、
肩や腕が「本来あるべき位置」からずれると、筋肉に負担がかかり、血流を悪くしてしまうことを解説しました。

 現代人は、
動物としての人間が本来あるべき姿、位置からどんどんずれるような生活をしていますが、
体に悪いからといって、パソコンやスマートフォンなどの便利なものがない時代に戻ることはできません。
だからこそ「本来あるべき姿」を
日々の生活の中で思い出し、
身体の使い方に気を配り、
ケアすべきなのですよね』
※※※



診察で、いつも患者さんにお話するのは、
「人間という動物として、
本来は、どこに骨があるべきか?
本来は、どのような身体の使い方をすべきか?」
ということです。

あまりにも便利な世の中となり、
ほとんど身体を動かさなくても
いろいろなことが変化してゆく時代になりました。

でも、どんなに時代が変わろうとも、
「人間という動物」は
構造が変わったわけではありません。

太古の時代から、「動物」として
身体の構造上、「本来あるべき姿」があります。

血液を全身に巡らせ、健康な状態を保つために
「本来あるべき姿」

どうぞ、毎日の生活の中で、
忘れないでくださいね。