さて、今日はあまりにも基本的な疑問からスタートです。
「湿疹はなぜ赤いのか?」
言われてみればものすごく不思議じゃありませんか?湿疹って赤いものだと思っていたけど、そういえばなぜなのだろう?
私も最初は、こんな素人のようなことがすごく不思議でした。
病理学的には(病変部を顕微鏡で見ると)、「毛細血管拡張があるから赤い」のですが、これをもっと掘り下げて考えてみましょう。
そう、「その部位に血液がたまっているから赤い」んですよね!だって、人間の体で赤いものって何があります?血液(赤血球)しかないでしょう?
そして、これを逆に見てみるとおもしろい発見があります。
「赤い部位⇒その部位に血液がなんらかの要因でたまっている」
つまり、「本来はスムーズに流れるべき血液が何らかの要因でたまってしまい、その部位にとどまるから赤く見えている」!!!!
ここまで見えてきたら、あとは、「なぜその部位にたまってしまっているか?」を考えるだけです。
さあ、お時間に余裕のある方は解剖学の本を開いてみてください。筋肉の図をじーっと見て、自分の湿疹がどこにあり、筋肉でいうとどの部位にあたるかを考えてみてください。答えはすぐそこにあります!