【東スポ】チェコ史上最高傑作「マルケータ・ラザロヴァー」
本日発売!コラム連載中の東スポ、
「オススメDVDはコレ❤︎」のコーナー
今回ご紹介しているのは、
6/14キングレコードさんから発売されるDVD&ブルーレイ
『マルケータ・ラザロヴァー』
https://www.kingrecords.co.jp/
私がご紹介するのは今回が最終ですが、
そんな最後に光栄なほどの超大作
13世紀のボヘミア王国を舞台とした、
宗教と部族抗争に翻弄される少女マルケータの恋、、
見所が随所に散りばめられた作品です。
1998年にはチェコの映画批評家と
ジャーナリストを対象にした世論調査で、
チェコ映面史上最高傑作にも選ばれています
2022年に、実に55年の時を経て日本初劇場公開!
ということで、再び注目を集めました
「映像化不可能」と言われた同名小説を、
チェコ・ヌーヴェルヴァーグの巨匠
フランチシェク・ヴラーチルが映画化したことで、
公開当時から注目度が高かったもの。
チェコ出身のフランチシェク監督は、
この小説の情景をひとつひとつ読み取りひも解きながら…
極寒の山奥で生活548日間にもわたる撮影を決行。
「フィルム=オペラ」と呼ばれる本作を作り上げたのです。
モノクロの映像でも(モノクロだからこそ?)
厳しい寒さとリアリティある戦いが伝わってくる、、
中世時代にタイムスリップしたかのような映像美が表現されていま
↑まるでMVと思うほどのクオリティ。
声楽のBGMがまた壮大で素晴らしく、
オープニングからその時代の世界観に引き込まれます。
敵対する者同士が惹かれ合う内容は、
いつの世も人の心を惹きつけるということなのか、、、
歴史的背景に詳しくなくとも受け入れられるストーリー。
(事前勉強しておけばさらに楽しめます)
さまざまな要素が一体となったことで、
超大作として世界中の人々の心を掴んだのだと思いました。
個人的には、
︎美しい主人公マルケータ
(モノクロなのに分かる陶器のような美肌と質感)
︎忠実に表現された情景とそこに生きる者たちの姿
(狼たちも登場。恐らく実際にはワンコ、、でもとてもリアル)
︎細部まで当時のままを再現した衣装や武器
(形状だけでなく素材まで、当時のものを使用)
なども見所だと思いました!
動物もたくさん出てきます
(羊が気の毒な描写はありましたが・・・)
最近心を動かされる映画に出会えていないという方も…
ぜひ、この超大作をご覧ください
STORY
舞台は13世紀半ば、動乱のボヘミア王国。
ロハーチェクの領主コズリークは、
『マルケータ・ラザロヴァー』
https://www.kingrecords.co.jp/