【東スポ】映画音響の世界
東スポ連載「オススメDVDはコレ♡」のコーナー!
今年の春は例年より外出の機会が少ない・・・はず。
そこでDVDを通して新たな視点を持ち、
今まで知らなかった世界に踏み込んでみるのはいかがでしょうか
今回は3月17日にキングレコードさんから発売されたDVD&ブルーレイ
「ようこそ映画音響の世界へ」をご紹介します
これから、全ての映像制作系に携わる方には特に!
ぜひご覧いただきたい・・・とても勉強になる一本でした。
制作系に関わる訳ではなくとも、興味深いポイントがたくさん!
「ハリウッドのある幹部が言った」
「映画に必要なのはいい座席とストーリーだ」
そう、一般的な視点でみれば、
「音よりストーリー、そして観るための快適な空間」。
そこを重視してしまいがちです。
映画を観ていても映像やストーリーばかりに目が行きがちですが、
「あの映画のあの音はどうやって撮ったのだろう。。。」と、
一度音の方に注目してみると、とっても奥が深いんです!😀
この作品には世界の名作の音声に関する裏話がたくさん出てきます。
例えば・・・・
「スターウォーズ」のSFチックな音楽も、
電子音楽ではなく全て現実のもので撮りたかった。
そこで、なんと一年もかけて世界中から様々な音を録音して、
それを編集するところからスタートした、、という話や、
「レックス」(恐竜もの)の鳴き声へのこだわり。
時には本物の音だけでは物足りなく感じて、
飛行機の戦闘シーンには、動物の声をミックスさせて迫力を出したり。
喧嘩でもみ合いになるシーンでは、
音響さんが服をバサバサと横で振って、臨場感をだす。
役者と同じように、「音で演技」をするのです。
一つ一つにストーリーがあって、とても奥が深い世界だと感じました。
「その時、言葉とは音の表情なんだと気づいた」
「言語とは音なんだ」
人の言葉一つとっても、抑揚はまるで音楽のようで。
抑揚によって言葉は表情を持つのです。
そう考えると、普段の会話一つ一つにも、
感情が乗って「音」として届いているのだなと改めて感じて・・・
抑揚は重要な要素だと気がつきました。
とても学びのある一本。
ぜひご覧ください