明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。暖かく、平和な新年の幕開けと思っていました。初詣にも行って来て、御神籤は吉と出ましたし、今年は良い年になりそうな予感がしていたのです。が。。。
能登地震、まさか元旦に大地震、大津波が起こるなんて、誰が予想したでしょう。
沢山被害も出ているようですね。被災された方々にお見舞い申し上げます。お亡くなりになった方々も、段々数が増えて来ました。心よりご冥福を申し上げます。
★村上春樹の「スプートニクの恋人」を読みました。
短く説明することが、とても難しい小説で、かなり長くなってしまいました。
スプートニクというのは、1950年代にはじめて宇宙を飛んだソ連の人工衛星の名前ですが、すみれはミユウに、今自分が夢中になっている、ジャック・ケルアックというアメリカの作家のことを話した時、ミユウがビートニクという言葉を思い出せず、スプートニクという言葉が出て来たわけで、小説の内容とは、あまり関係がないのです。
※ビートニク(ビートジェネレーション)とは
1950年代から1960年代にかけて、アメリカの文学界で異彩を放ち、当時の若者文化に大きな影響を与えた作家グループ、ビートニク(ビート・ジェネレーション)。
「スプートニクの恋人」は、すみれというぼく(主人公)の女友だちが主役で、すみれとぼくは恋人以上に、お互いのことを深く理解し合っている、かけがえのない存在でした。ぼくはすみれに恋をしていて、すみれもぼくを受け入れてほしいと願っていたのですが、すみれがぼくに恋心を抱くことはありませんでした。
そんなある日すみれは、17歳年上の女性(ミユウ)に恋をしてしまうのです。
ミユウは結婚していたし、女性に恋愛感情を持つ人ではなかったのです。
すみれは小説家志望で、そのために日々心血を注いでいたのですが、ミユウに出会ってからは、生活が一転してしまいます。ミユウの経営する会社の仕事を手伝うようになり、小説が全然書けなくなってしまうのです。
ぼくとは、ミユウと出会う前は毎晩のように長い電話をしてきていたのに、電話も来なくなります。
ある日すみれは、ミユウに同行して、ヨーロッパに行くことになったのですが、ギリシャの小さな島に立ち寄ってしばらく過ごすことになります。
そして、事件は起きたのです。
ある日、突然すみれはいなくなってしまいます。煙のように消えてしまったとミユウは言うのです。
ミユウは過去に自分の身に起きた不思議な体験をぼくに話します。それは遊園地でもうすぐ夕暮れになる時刻に観覧車に乗った時に起きました。観覧車にはミユウ一人しか乗っていなくて、辺りは段々薄暗くなってくるのです。最初、観覧車から見える風景に夢中になっていたのですが、観覧車は何度廻っても地上に降りることはなかったのです。係りのおじいさんが、ミユウが乗っていることを忘れて帰ってしまったようなのです。観覧車は突然停止してしまいます。観覧車に閉じ込められてしまったのです。あきらめて、双眼鏡で観覧車からもう一度自分が住んでいる部屋を見つけます。部屋の中には、なんと、ミユウ自身がフェルディナンドという男とセックスをしている光景が現れたのです。夜通し、観覧車に閉じ込められたミユウは助け出され、病院に運ばれますが、なんと髪の毛が一夜にして真っ白になってしまったのです。
それ以後、半分の自分はアパートの部屋でフェルディナンドとセックスをしていた自分で、残りの半分が現実に白髪になってしまった自分、つまり1人の人間が2つに分かれてしまって、生活している状態になるのです。
★この感覚は実際にはありえないと知りつつも、とても奇妙な気分にさせられました。
すみれが煙のようにきえてしまったことも、もしそういうことがあるなら、別の場所で暮らしているかもしれないのです。死んでしまったとは、どうしても思えない時は、そういうことが起こったのかもしれないのです。
ギリシャの島ではなんのてがかりもなく、ぼくは帰国するのですが、ある日、何事もなかったように、すみれが電話をかけてきて、今から会いに行くから、あなたがどんなに好きか分かった。と言ってくるのです。
★最後はハッピーエンドで終わって、よかったなと思いました。すみれとぼくはその後、結婚して幸せに暮らしていけるだろうと思いました。
★元日、早岐神社に行って来ました。
朝まで雨が降ったこともあり、朝からは人出はぼちぼちでしたが、神社の上の方まで、細い参道を車で登る人も結構いました。
急な坂が続くので、足が不自由な人は歩きは無理なのでしょう。
人を写さないようにするので、よいアングルで撮れません。
いつもの「見ざる言わざる聞かざる」です。
いくつもあるので、1つづつお賽銭を入れたら大変。
御神籤は今年は吉でしたので、枝に結んで来ました。
狛犬です。
御手水です。
早岐神社の参道、上から下を見下ろしたところ。ここを車で登って来ます。
ヤブツバキの花が咲き始めました。
山茶花は盛りです。
水仙もだいぶ咲いて来ましたが、花がこちらを向いてくれないので、上手く撮れません。
小菊たちは可愛いです。
マユミの実がはじけています。
ツルウメモドキの実もはじけていました。
八つ手の花は地味ですが存在感があります。
冬の早岐瀬戸。
アメリカヒドリとヒドリガモの交雑種だと思われます。
鳥たちは種族が違っても、みんな仲良し。
アオサギさん、仙人のようですね。
オナガガモ達が集まっていました。
オオバンは泳ぎがすごく速いのです。
コガモたちです。
★サザンオールスターズの「白い恋人達」を弾き語りしました。
★もう1つのブログ
今年最後の投稿です | アヤ子さんの音楽教室 (ameblo.jp)
★アヤ子さんの音楽教室ホームページ
もう少し、正月休みはありますので、ゆっくりお過ごしください。