こんにちは!
今回は「砂糖を使わない梅ジャム」の作り方をご紹介します!
この梅ジャムは作った翌日から使えるので、早く梅を楽しみたい人にもお勧めです!
さらにこの梅ジャムには、梅を過熱したものだけに含まれ、血流改善に役立つ有効成分「ムメフラール」が含まれています!
この記事では、
「過熱をした梅の健康効果」
「梅ジャムの作り方」
健康的な糖類の選び方と特徴」についてお話しします。
今回は、糖類にもこだわったサプリメントレベルの梅ジャムをご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
梅の健康効果
梅は三毒(水毒、食毒、血毒)を断つといわれているとても健康的な食品ですが、その中でも、過熱をすることで生まれる有効成分「ムメフラール」が含まれる梅について、梅博士の松本鉱斉先生による13の効果をお伝えします!
1.血流改善
2.弱アルカリ化
3.免疫細胞の活性化
4.ミネラルの吸収を高める
5.発がん物質の変異を抑制
6.疲労回復
7.肝脂肪の除去
8.結石の発生を予防
9.血圧降下
10.胃腸のぜん動や消化液の分泌を促す
11.抗菌や殺菌効果
12.老廃物の除去促進
13.抗アレルギー効果
とても多くの効果があり、生活習慣病予防に役立つ様々な効果がありますね。
そして、このムメフラールは、過熱することにより、梅の中に含まれる糖質とクエン酸が化学反応を起こして作られる物質です。
その他梅に多く含まれるクエン酸やポリフェノール、梅リグナンといったものがこれらの作用を生み出していると考えられています。
砂糖不使用の梅ジャムの作り方
【材料】
・ホーローかステンレスの鍋(梅の酸で黒ずんでしまうことを防止するため)
・梅1kg(今回は青梅を使用、完熟梅でも可)
・はちみつ
・その他以下の糖類(準備がむずかしければはちみつのみでも可能です。)
・オリゴ糖
・ラカント
・エリスリトール
【手順】
1.梅を洗ったのち、へたをとる
2.鍋に梅と、梅にかぶる程度の水を入れ、下茹でする
沸騰したら弱火で15分程度茹でる(アクは放置で大丈夫です)
3.流水に入れて冷やす(手でもてるくらいの温度になるまで)
4.梅の種を取る(中心は熱い場合があるので注意)
5.使用する糖類の量を計算する
使用する糖類全体の量は、残った梅の重さの5~6割ほどです。
今回は774gの梅が残ったので、約400gの糖類を使います。
さらにこの400gの糖類の内訳として、半分の200gをはちみつ、残り半分の200gついては120gをエリスリトール、80gをオリゴ糖とします
はちみつのみの場合は、この例でいえば400gのはちみつを使います
6.はちみつを入れて、弱火にして混ぜる
7.エリスリトール120gを入れる
8.オリゴ糖80gを入れる
9.中火~弱火で10分程度煮て、すこし緩いくらいの状態で火からおろす
(泡がたっても気にしなくて大丈夫です)
10.瓶やジップロック等に移して保存する
※長期保存する場合は容器を煮沸したりアルコール消毒したりして清潔にしておきましょう。瓶詰めした後に、熱湯に7割くらいまでつけて25分程度過熱して消毒するとなお良しです。これらの処理をした場合も、冷蔵庫に保存したうえで1か月以内に食べきりましょう。
【使用する甘味料について】
・市販のジャムで「砂糖不使用」と書いてあるものは、砂糖の代わりにリンゴやブドウ果汁を濃縮したものを使っています。
今回は血糖値を上げにくくするために、こういったものではなく、砂糖に比べて血糖値の上昇が緩やかで、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸、ポリフェノール、有機酸を含んでいるはちみつを使用しています。
また、はちみつにはグルコン酸という、有機酸のなかでも唯一大腸に届くといわれるものが含まれていますが、これが善玉菌を増やすのに役立ちます。
・オリゴ糖の甘さは砂糖の30%、エリスリトールは70%ほどなので、これらを使って甘さを調整しています。ちなみにオリゴ糖は、ブドウ糖や果糖が3~10個くっついた小糖類といわれ、砂糖に比べてカロリーが半分で甘さ控えめですが、玉ねぎなどの色々な野菜に含まれています。
いかがでしたか?
今回作った梅ジャムは、ヨーグルトやパンにつけてもおいしいのですが、酸味と甘味のバランスがとてもよくさっぱりしているので、ソテーした後の肉汁に混ぜてソースにしてみてもおいしいと思います!
また、疲労回復にも最適なので、夏の健康管理にぜひ役立てていただければと思います!
動画で詳しい作り方を解説しているので、あわせてご覧ください!