このハンバーグ、今焼き上がった所です!!
見た目も味も、ハンバーグそのものですが、、、
実は、大豆を原料とした植物肉なのです。。。
現在、植物肉を活用した商品開発を手がけています。
大豆を特殊な環境下で発芽させる事で、お肉と同じアミノ酸組成にすることが可能な、画期的なテクノロジーを駆使した原料を使います。
そのスーパー原料が発芽大豆です。
私は自称「発芽大豆の伝道師」として
遡ること13年前から、発芽大豆の市場を作ることを目標に
細々取り組んで参りました。
発芽大豆を豆乳やペーストにし、ジェラートやスムージー、スープなど、ヘルシー系フードを販売する発芽大豆カフェを展開するなど、切磋琢磨して参りましたが、
この画期的な素材の最終着地点は植物肉への進化でした。
発芽大豆は普通の大豆に比べ、イソフラボンやギャバなど機能性成分が多く、アミノ酸に分解されているので消化吸収も良いスーパーフードなのです。
これをお肉にしたら、お肉と同等の蛋白源でありながら
非常に機能性成分の多い健康的な食べ物ができるわけです。
こちらは植物肉の原料に加工後のもの。
乾燥品を戻すところから始まります。
現在のところは、様々なメニューを展開するための下処理方法を研究中で、食感や味わいなどをどれだけリアルに再現するかを追求しているところです。。。
ポールマッカートニーが提唱するMeat-free Monday
(お肉なしの月曜日)というキャンペーンも後押しし、
世界中でフレキシタリアンが増えつつあるそうです。
フレキシタリアンを実施する背景には、
- お肉は身体に悪いと考える
- 畜産は環境に悪いと考える
- 屠殺は残虐と考える
- ベジタリアン実践は難しすぎると考える
という4つの動機があります。
その中で、植物肉が注目される大きな理由が
環境問題なのです。
畜産(お肉を生産する過程)は、車よりも多くの温室効果ガスを排出し、大量の水を消費し、森林伐採の主要因ともなっている巨大産業だそうです。
車やトラック、飛行機や船など全ての交通機関を合わせるよりも、お肉の生産過程から出る温室効果ガスの方が多いのだそう。
この実態を知らなかった私は、本当に目から鱗。
そして、2050年問題。
人口が98億まで増え、たんぱく質の供給が間に合わなくなると言うのです。
畜産では到底間に合わず、効率の良い植物肉の生産が大いに期待されているのです。
これらの理由から、フレキシタリアンが増え、さらにお肉の代わりに植物肉が重要な代替品となるようです。
さーて、、
私はお肉もお魚も大好き。。。
であれば、大豆由来の基材からお肉に負けない美味しさと
お肉と同等、あるいはそれ以上の栄養価で健康的な食べ物を開発したいと、日々奮闘しております。
食糧と環境問題については、今後も少しずつお話しさせて頂きますね!!
PS: 先ほど焼いた大きなハンバーグ、、
2枚とも食べつくしました〜
本当なら罪悪感・・・
でも全て大豆〜〜〜♡笑