高齢者向け対話ロボット「ポコビィ」の開発に思う | 群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

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トヨタ自動車は2020年を目標に高齢者向けの対話ロボット「ポコビィ」を開発中とのことです。

 

この「ポコビィ」は動物のぬいぐるみイメージしたもの。(クマ?いやいや犬?タヌキ?)親しみやすい外観にし、出来るだけ長い時間ロボットと話してもらうようにプログラムされているようです。ポコビィと話しをすることで認知症の方が積極的に会話し、質問も活発に行うようになった、などの変化が見られたそうです。現在、開発に向け高齢者施設で実証実験を進めているそうです。
 
そんな記事を読んで私はなんだか切なくなったのです。
独居の高齢者が増えている。そして高齢者施設には人手が足りない。このような高齢者向けロボットは需要があり、そして必要とされている時代になってきているのでしょう。1人暮らし高齢者宅にはポコビィが1体必ずあり、慢性的な人手不足の高齢者施設にもポコビィが・・・そんな風景がやって来るもの時間の問題なのかもしれません。人工知能(ロボット)×医療・福祉・介護・・・可能性を多いに広げることは確かなのです。
 
現在、高齢者向けのロボットとして知られているのは
富士ソフトの「パルロ」
ソフトバンクの「ペッパー」
知能システムの「パロ」
こちら富士ソフトの「パルロ」です。
850ヶ所以上の高齢者施設で実際に使われています。
 
どんな精巧で頭の良いロボットが開発されたとしても、人間のぬくもり温かさには敵わないのでは無いでしょうか?と、私は思うのです。
今、私の地元安中市では全高齢者の15%が1人暮らしだそうです。何も私の地元の問題だけでなく、1人暮らしの高齢者はどこの場所でも増えています。我が国の深刻な問題です。
 
私1人で出来ることは本当に本当に小さく微力かもしれません。けれど<あやこまごころ診療所>に集ってくださる、高齢の皆さんには悲しい思いをさせたくない。孤独や不安を和らげたいのです。病院や診療所というのは、皆さんが定期的に通ってくださる場所。そこで、単なる医療・治療で終わってしまうのだけでなく、もっと楽しいプラスアルファを。もっと笑顔になるプラスアルファを、考えていきたいです。人生をより豊かにより幸せになれる何かが出来ると思っています。<あやこまごころ診療所>に行くとなんだか楽しい!病気じゃなくても行きたい!困ったときにはまず相談出来る所。地域の皆さんにとってそんな存在でありたいと思います。

 

ただ、このような高齢者向けロボットを否定している訳ではありません。ロボットが本当に必要で有用な方もいらっしゃるでしょう。<あやこまごころ診療所>でも、お試しでこのようなロボットを待合室に置いて皆さんの反応を見てみようかしら・・・とも思ったり。

 

ちなみに、高齢者向けロボットの名前は「パ行」が多い。これなんでだろう?

 

 

<あやこまごころ診療所>群馬県安中市磯部4-13-18

内覧会:9月10日(日)10-15時 あと76

開業日:9月19日(火)8時ー あと85

お待ちしております!!皆様と笑顔でお会い出来るますことを指折り数えて待っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

あやこ先生の自己紹介
 
群馬県安中市磯部に2017年9月≪あやこ まごころ診療所~一般内科・糖尿病・ダイエット・予防接種・在宅~≫開業に向け現在準備中です。安中市の地域に密着した医療に力を注ぎます。【いつでもだれでも気軽に寄ってね】という理念の元、健康の事、体の事、病気の事、福祉や介護の事、日常のお困り事、など…をいつでも気軽に相談出来る診療所でありたいと思っています。