𝐃𝐨𝐧’𝐭 𝐚𝐢𝐦 𝐭𝐨 “𝐬𝐭𝐚𝐧𝐝”. 𝐀𝐢𝐦 𝐭𝐨 “𝐝𝐚𝐧𝐜𝐞” !
(“立つ”ことよりも、“踊る”ことを目標に!)
ソールとは、足裏のこと。
実は、今日お話しすることは、バレエショップで初めてトウシューズを買ってきた人の多く(子どもも大人も)が直面したことのある内容なんです
というのは、
大手バレエショップへ行き「初めてトウシューズを履くのですが。」と言って、
お店の方にオススメしてもらって買ってくる8割の方のソールが「かなり硬い」トウシューズ。
※ソールの硬さは段階が選べます。
S ソフト→M ミディアム→H ハード 等。
私自身(講師歴18年)は、生徒さまに「ソールが硬いトウシューズ」を最初からオススメはしません。
というのは、トウシューズは決して立ったまま踊る訳ではなく、立って下りての繰り返し。
トウシューズは決して異物ではなく、自分の足として使えるようになることが大切です。
その為には足裏を鍛えて柔軟に使えるためにすることが大切です。
そのため足裏の筋力を鍛えないと、なめらかに踊ることは難しいですし、トウシューズを履く「訓練」にはなりません。
大手バレエショップでトウシューズ初心者にソールが硬いトウシューズをオススメする理由は、
初心者→足裏の筋力が弱い→立ち下りが難しい→まずは立ちきれるものを→ソールが硬いもの
と、思われます
確かに、ソールが硬いと、足裏の筋力が弱い方でも立てるんです。
なのでこのやり方も一理あると思います!
ソールが硬くないと難しい方というのもいて、
・自身の足に負担をかけないための「引き上げの筋力」が特に足りていない方
・足裏、つま先、身体全体の筋力がかなり弱く、自身の筋力で立ちきることが難しい方
↑
この方々は、硬いトウシューズの方が最初は良いのかもしれません。
でもそれは「立てた」訳ではなく、「乗っかった」だけに過ぎません。
異物に身体を乗せた、だけ。
ソールが硬いトウシューズだと初心者は足裏を使うことはとても難しいでしょう。
standは出来ても、danceは出来ないかもしれません。
お店でのフィッティングでは、勿論ですが商品の物に足を入れ、立つことしかできません。
立って下りてはしませんよね。
なので、誤解しちゃうのです。
バーに掴まって立つだけだと、「立てた!」気になる。
それで皆さんスタジオに来て踊ってみると、立ち下りが出来ないので、
「先生〜私なにもできない!私このトウシューズで大丈夫ですか?」となります。
逆に、ソールが硬いものが適している方をお伝えしておきます。
・足裏が使う訓練が十分出来ており、足裏が強い方
・足の甲があり、立つとつんのめってしまう方
・リハーサルが多く、持ちを長くしたい方
↑
内容を見るとかなり上級者だと思います。
結論、私がトウシューズ初心者にオススメするソールの硬さは、
硬すぎず、ある程度やわらかいもの。
少し硬いものを買ったならば、履く前にソールをとことん柔らかくしておくこと。(柔らかくする方法は先生に聞いてからにしましょう。)
ソールが柔らかいトウシューズ、最初は難しいことも多いと思いますが、大きな意味があることをお忘れなく!
しっかり足裏を使うレッスンをして、dance! が出来る足を手に入れて下さいね
𝐃𝐨𝐧’𝐭 𝐚𝐢𝐦 𝐭𝐨 “𝐬𝐭𝐚𝐧𝐝”. 𝐀𝐢𝐦 𝐭𝐨 “𝐝𝐚𝐧𝐜𝐞” !
(“立つ”ことよりも、“踊る”ことを目標に!)