アナン元国連事務総長が数日前ケニアに来ました。
2007年末の大統領選暴動を受けて、その後の改革が思うようにケニアの政治家によって
進められていないので、push way forward とプレッシャーをかけるためでしょうか。
ケニアの2007年末の大統領選の暴動を受けて、2012年の大統領選にむけて、
銃などの武器を買う人が出ているとBBCに今日こんな記事 が出てました。
ケニアが1963年に独立してから、ケニア中央部のグレートリフトバリーを中心に暮らす、
カレンジン族(どちらかというと遊牧民だった…)は
ケニア最大規模のキクユ族(ケニア国民の20%以上)に土地を取られたという形に
なっているので、それ以来彼らの仲はよくありません。
未だに暴動で1000人以上も殺害されたのが信じられませんが…。
といっても、田舎の一部の話で、都市部などでは普通に仲良くしているケースが多いのだけど。
こんなにきれいなグレートリフトバリー。
首都ナイロビとキスムを結ぶ7時間に及ぶバスもこの風景を見ているだけで本当に癒されます。
↑このあたりはケリチョーと言って、紅茶のプランテーションが一面に広がっています。
どこをみても、紅茶しかありません、笑。
さすが世界第2位の生産国。
ここでいろんなカラフルな布をまとって茶摘(?)をしている様子はきれいです。
静岡のお茶のような雰囲気です。
これの奥に見える湖にはフラミンゴがたくさんいるのですが…
青い湖にうっすらとピンクのじゅうたんのように広がるフラミンゴはすてきです。
ただ、近年どんどん湖が乾き始めているので、今後が心配。。
この白く見えるのは暴動を受けて、家を追いやられた人が今も暮らす、
難民キャンプのテントです。
最近、新しくケニア人の知り合いができるたびに、
自転車タクシーに乗るたびに、
聞くように心がけていること。
それは
・あなたは、2007年末の大統領選暴動のことをどう思うか。
・あなたは、今の仕事をどう思っているか。
・あなたの、将来の夢は何か。
こんなこと会う人会う人に日本でしてたら変な人?ですね…
なんか怪しいからインタビューレポートでもまとめようかな、笑。
でも、ケニア人だろうと、日本人だろうと、みんな思うこと、
根本的に持っている気持ちはどこにいたって、同じだと学びました。
要はみんな同じように、感情を持った人間ということです。
それに気づけただけでも私にとっては収穫でした。
誰も暴動はいやだし、テロもいや。
少しでもいい暮らしがしたいし、学業も修了したいし、仕事も欲しい。
週末に「日本は部族がなくてうらやましいよ」ってボソって言われました。
彼ら一人ひとりから学ぶことは多いです。