今週はオランダからさまざまな分野で(水、ごみ回収、自転車、湖関係など)
キスム市に投資をしようという人たちが視察にくる、WORK WEEK。
私がこの一大イベントを知ったのは、月曜の朝。
ここの事務所の方々は6月からずっとそうだけど…基本的に情報共有をしないので…
手をつける仕事の幅が広すぎて、しかも仕事を分散させることなく、すべて個人で進めるので、
突然伝えられることが非常に多いです。
インターンみんなで、ホワイトボードなり何かしら
今みんなどこにいて、何をする予定なのか、わかったほうがいいと意見を出したものの、
それは解決されず、未だに、ケニアの典型的なやり方で、「今から~だから。」
「今日からwork weekだから」と突然伝えられるので一々びっくりします。
まぁそれはそれとして…。
1日目からお手伝い兼参加者として40人の社会人に
混じってワークショップに参加させていただいたのですが…非常に勉強になりました。
内容は後日として、1日目の午後は投資エリアのマニヤッタを訪問。
ココは私が6月からずーっと関わっているスラムです…スラムといっても、
結構オーガナイズされているので
首都ナイロビにある最大級のキベラスラムのようではなくて、
もっとフォーマルな地域なので、半インフォーマル、半フォーマルセクターといったところ。
私は2時間も参加者がミーティングに遅れてくる現状に嫌気がさしていたり、
「立ち向かわなきゃいけない困難な点を上げて、話し合おう!」
「みんな力を合わせればできる!」という同じことを何度も何度も何時間も話し合って、
何も解決方法がなされない、一歩もステップフォーワードになっていないじゃないか…
と自分の心の中で叫び続けるのがいやで、
アクションプランが立てられない彼ら住民をどうサポートすればいいのかわからなくて、
半ばあきらめて、私一人では何も変わらないというジレンマに駆られていたので、
9月はほとんど現場にはいかなくて、オフィスでデータ分析など事務作業をしていたのです。
…久しぶりに住民組織の方々にお会いして…
びっくりすることに…みんな「あやかじゃん!」「最近見なかったけどどうしてたの?」「元気?」と
抱きついてきたり、握手しにきてくれたり…。私ただただ…びっくり。
しかも、視察中、「あやか、あやか」ってみんなが私を取り合って、
「なんでいつも同じ男と話してばっかりなんだ、こんなにほかにたくさん男の人はいるのに」って
冗談で言われつつも…
視察団のあるケニア人おじさんが…「なんでみんなあやかのこと知ってるの?」
上司「あやかはここではセレブレティーなの」と言われたり、
地区議員も一緒に同行していたので、
「いやぁ、地区議員があやかに議席を奪われるんじゃないかって心配してるよ、へへ」と言われたり。
普段から出入りしていた小学校の子供たちがずーーーっと私の後ろを着いてきたり。
「私のことを覚えておいて」と販売していた手作りのビーズネックレスを
私にプレゼントしてくれたおばさん…
彼女はいつも犬と一緒で、私のことを気にかけてくれてました。
すごく彼らの心が温かいことに、ウェルカム精神に半分泣けてきて、
帰るまではやっぱり、彼らのためになることをできるだけ、
彼らと同じ目線に立って、できることをしようと改めて思いました。
久しぶりにあんなに心を動かされました。