もう9月。今回も旅日記を中断して。


日本は涼しくなったことや今年は冷夏だった、といろんな人に教えてもらいましたが、

キスム、ケニアは全然気候が変わりません。


毎日日本の7月のような気温の日々で、朝は涼しい~15度ぐらい~午前暑い~

でもカラカラしているので、日陰に入ると涼しい30度ぐらい~

夜も涼しい~15度ぐらい。長袖、長ズボンでも過ごせます。


夕方になると二日に一回は大雨が降ります。10~30分程度。

この恵みの雨、降る前に涼しい空気、そして降ったあとに周りを涼しくしてくれる上に、

日中のほこりを静めてくれるので、好きです。


今までこんなに雨に感謝したことはないし、雨よ降ってくれと思ったこともありませんでした。


この夏、ケニアでは雨不足で8月から週二回、私の住んでいるところでは、

月曜、木曜の朝6時から夜6時までの12時間、電気が来ません。


そして、雷が落ちるたびに停電します。

数日前、夜の8時に停電したので、キャーキャー言いながら、

じゃぁもう寝る時間だね!とベリルと合意して、

二人ともお互い部屋にこもってました。


ダウンタウンやオフィス街はビジネスに支障があるということで、

電気が止まることはないのですが…そりゃぁ町中まで電気が止まったら、

えらいことになる…。


夜には電気が復活するので、生活にそんなに支障はないのですが…

水道から水がないとほんとに困る。

屋上のタンクもからっぽになっちゃうし、

水くみにいけるわけでもなく、飲み水はミネラルウォーターで確保してあるものの、

トイレ、シャワー、水浴び、皿洗い、手洗いに困る。


とにかく、雨は重要ですってことが言いたかったです。

なので、Mao forestの伐採をやめてください、とケニア政府に言いたかっただけです。

Mao forestはケニア中央に位置する、水を確保してくれる貴重な森林です。


けど、もうこのような状況は慣れたし、水が出ればラッキー!電気があればラッキーです!

自分の判断でこうしてココに住んでいるので、もう文句も何も言いません。



けど、先週から私をどーしても悩ますものが出てきました。


あり。アリ。蟻。


なんと蟻のシーズンに突入したようです。


我が家ではありがフィーバーしています。あり祭りです。


よーくみると、なんと家の周り全部、ありたちの列によって囲まれているではありませんか!


お湯を沸かすとポットの中にはありがいつの間にか進入していたり、

皿洗いを少しだけほっておくと、5分後にはお皿の上にはありが50匹。

1センチもない小さいありだけど、彼ら、大量に発生すると、私はかなわない。


一人の人間よりも、100万匹のありのほうがよっぽど頭がいい。

そりゃぁこのアフリカの大地で生き残っている蟻だもの、

そう簡単に攻略できるものでもないよなーと思いつつ。


殺虫剤を蟻の周りにスプレーすると、

10分後にはその穴から出てきたありで、壁が真っ黒になる。



服はすべて「しまむら」です。なのにケニアまで来てしまいました。 黒い点はすべてありですが…この写真はまだいいほう。



最初は懲りずに、毎日殺虫剤とほうきで戦っていたのですが、

(これを見ていた、インターンの仲間Grantとベリルは唖然、笑。)


ついには、その戦いを見かけた、ストリートチルドレンが家のフェンス越しにやってきて、

Help us drink water や Help us eat って私に迫ってきて、

怖くなって、家の中に駆け込む。

「おねえさんは今ありと戦っているの」って必死に訴える。


そして、今度はありたちのほうが私の体にいつの間にか登ってきて、

アタックし始めたので、もうあきらめました。


キッチンに出没するありとだけ戦うことにしました。


上司に相談すると、塩水で表面を拭くといいらしいわよ~って。

さっそくベリルに伝えて、拭いてもらいました。


来週日本からわざわざケニアまで私に会いに来てくれる友達に

日本の「蟻の巣コロリ」を買って持ってきてもらうことになりました。


さて、日本の先端技術の使われた(?)殺虫剤製品に「ケニアの蟻」は勝てるのか?


こうしてあやかと蟻の戦いは続くのであった…。