明日からまたシナリオスクールが始まります。




シナリオだけに専念しようと、他のことからは離れようと、そう決めたはずが、

思っていたよりも簡単には離れられなくなっていました。



何も残すことができていないこの人生から抜け出したくて、脚本家の道を志したはずが、

まっさらに見えたこの人生の中に書きたいことを与えてもらっていたのだということに気づきました。




今期出会って、ずっと心に大切にしていきたいと思うドラマ "この世界の片隅に" も、ゆるやかな時の中に描かれたほんの日常で、

どうしてこんなに心を奪われるのかといえば、それが "切り取られたほんの日常" という部分にあるのだと今更気づきました。


自分が生きているのと同じ時の中で、すずやすずの家族が生きているように感じて、すずが今何をしているのか、家族とどんな会話をしているのか、気づくとふと想像してしまう。
一緒に生きている感じがするから。



ドラマというとどうしてもジェットコースターのようなドラマチックな展開を考えてしまうけれど、実はそうじゃない部分により心を動かされるもの。

だから、一番身近な自分の日常を大切に感じとっていくべきなのだと気づかされました。




坂元裕二さんや、岡田惠和さんのようなほんの日常の中にある物語を描く脚本家になりたい。

明日からまた執筆、頑張らないと。





そんなわけで、辞めると言っていたゴスペル(正確には、パワーコーラス!) 続けていくことになりました。

息子に写真を撮ってもらって、ネタバラシの練習。笑



この太過ぎる二の腕…笑い泣き

人生は課題のオンパレードです。