〈主人公の持ち物〉
・樹神の宝刃 (刀身のみ)
・炎をかたどった紋章 (炎竜の落し物)
・神の護符 (水神からの貰い物)
・炎の宝石 (灼竜の落し物)
・銀の塊×3 (欺竜と悪竜と楽竜の落し物)
ボマ・コンダ・集落の中心から開始。
村の長に守り神を奪われたことを謝る…
長「いえいえ、村の守り神は古くから集落に伝わるものですが、由来ははっきりしておりませんし、
特段不思議な力を発揮するものでもありませんから気になさらずとも構いません。」
SPADE黒「いやいや、ユマーノの伝説みたいに特定の種族にとって意味ある物かもしれないじゃん…」
ペルル「じゃあ、なんであの子に持たせて逃がしたのよ?」
長「輝皇竜派の奴らがこのような貧しい集落を襲ってくる理由などなく、特別なものと言えば守り神しかなかろう、
不思議な力があるわけでもないが、輝皇竜派に渡すのは良くないだろうと判断したのでございます…」
ペルル「な、何かよくわかんない理屈…そんなもん持たされて危ない目にあったあの子が可哀想になっちゃったわ…」
ジアンガ「不思議な力を持つもんでもないのに、あいつ何であんなもの持ってったんだ?」
SPADE黒「あんなもの…そういや守り神がどんな形状なのか描写が無いんだよな…。流石にどこぞのぼくみたいに、ただの像を正義の象徴と錯覚して担ぎ回ってる感じではなさそうだけど…」
長「それよりも気がかりなことが…輝皇竜の手下の竜たちは王竜の繭を狙っているのです!
私が捕えらえられている時、輝皇竜派の竜たちが王竜の繭を破壊して、輝皇竜を竜の支配者…ひいてはこの世界の支配者にしようと考え、実行しようとしているのを聞きました。一刻も早く阻止してください!」
しかし、輝皇竜は竜人の要を守り、王竜の繭の成長を見守っているようだった…
なぜ真逆の行動をとっているのか?
長「どうかされましたか?…なんと!そのようなことが…輝皇竜の手下は一枚岩ではありません。
輝皇竜の事を理解しているのは一部の近しい側近だけで、後は輝皇竜に取り入ろうと手段を択ばず悪辣(あくらつ)な事をしでかす奴らがほとんどです。
王竜の繭に関しても輝皇竜の考えとは異なる企てをする竜がいてもおかしくはありません…」
ジアンガ「なんてこった、王竜の繭が危ねえ!
ここまであんがとよ。おいら行くわ。じゃ!」
ペルル「ちょちょちょ!あんた、王竜の繭がある場所わかってんの!?竜人の要にはなかったでしょ?」
ジアンガ「う、あ、えーと…長、何か知らないか!?」
長「本当かどうかはわからないが、ジャバリ・クブワの先にある氷結の滝で、巨大な卵のようなものが氷の中にあるのを見たと言う者がいましたが…」
ジアンガ「氷結の滝だな!?わかった!!
これは竜人と竜の問題だからあんたたちは関係ない…ここからは俺一人で…」
ペルル「そーは言っても、あたいらここまでガッツリ関わっちゃったのに報酬ももらってないから、ここでお別れってわけにはいかないのよね~。
だから、最後まで付き合わせてもらうわよ?」
ジアンガ「しょうがねえなぁ!」
冷気の回廊へ向かう。
これは…夏イベ候補のマップになるか!?
氷結の滝へ向かう。
氷結の滝には、コエヌビアのモンスターが徘徊していた。
ペルル「ねえ、氷って水よね?水の苦手なコエヌビアがどうしてうろついてんの!?」
ジアンガ「知らねえよ。凍ってるからじゃね?」
ペルル「んなバカな!凍ってれば水が平気なんて…」
試しにペルルは鞄に入れていた水瓶をコエヌビアに投げてみる。
水がかかったコエヌビアは消滅した。
ペルル「嘘…冗談みたい…」
凍っている水なら大丈夫という事は…
水が弱点なのは、体に染み込むのがまずいからなのか…?
氷結の滝・最深部へ向かう。
その状態でも喋れるんだ…
ジアンガ「王竜の繭が輝皇竜の手下に狙われていると聞いてここへ来た!輝皇竜の手下は!?」
氷の中の竜「ああ、それなら…」
そこへ、楽竜が出現!
しかし、対峙するようにコエヌビア・ボールも現れる。
竜ってそんなに早く復活するんか…
ペルル「あ、あによ?コエヌビアが王竜の繭を守ってるみたいなんだけど、どゆこと!???」
楽竜「不定形の貧弱な生物が!俺様に勝とうなど…」
楽竜が油断した瞬間、コエヌビア・ボールは楽竜に取り憑く!
楽竜「ぐおっ!?ごぶっ、ごぶぶぶぶ…」
ペルル「わぎゃぎゃっ!」
ジアンガ「なんてこった、竜に憑りつきやがった!!」
楽竜は侵食され、ドミナレドルへ変化。
そこへ、いばらの騎士が駆け付ける。
ジアンガ「あっ、あいつ!」
SPADE黒「何考えてるか分からないけど、ボス戦に来てくれるのはぼくとしてはありがたい'`,、('∀`) '`,、」
ペルルとジアンガといばらの騎士が助っ人に入り、ドミナレドルを討伐。
楽竜「ぐおおおおっ!!」
コエヌビアから解放された楽竜は起き上がり、ペルルに襲い掛かろうとする。
その時、氷の中にいた竜が消え、ペルルを守るように楽竜の前に立ちはだかった。
この竜、見たことあるような…?
しかし、それは楽竜の罠だった。
楽竜は氷の中にある物を破壊してしまう。
楽竜「かかったあ!!」
氷竜「しまった!」
ふいに、いばらの騎士は何かが接近して来る気配に気づく。
いばらの騎士「むっ!?」
次の瞬間には、楽竜は輝皇竜に頭を押さえ付けられていた。
楽竜「グエッ!!」
これは逆鱗に触れましたな…
輝皇竜ガラベレン「ムンッ!!」
楽竜「グッ、グギャアアアアッ!!」
輝皇竜によって、楽竜は消滅した。
でもどうせまた復活するんでは?
ペルル「なんですとーっ!?」
驚く一同。
いばらの騎士もこれにはビックリ。
氷竜「やはり、お前の目は欺けんか…だてに輝皇竜を名乗ってはおらんようだ…」
ジアンガ「あ、あんたは一体…」
氷竜アイゼン「我は氷竜アイゼン。
水の女神ヴァサリア様の命を受けてニセの王竜の繭を厳重に守ることで、輝皇竜派の竜どもの目を本物から逸らす役目をしていた…」
大変動後も変わらずヴァサリア様とアイゼンさんはやりとりがあったようで。
良かったね、アイゼンさん。
そのヴァサリア様は12章に入ってから顔を出して無いような…
ジアンガ「じゃ、じゃあ、本物の王竜の繭は…?」
氷竜アイゼン「我も知らんが、今も孵化に向けて竜人の要から発せられる力を受け、どこかで育っているはずだ…」
輝皇竜ガラベレン「くくく、愉快、愉快。そうでなくては…王竜が生まれるのが待ち遠しい事よ…
おまえたちとはよほど縁があるようだ…いずれまたまみえようぞ…」
輝皇竜はその場を立ち去る。
主人公は、楽竜が消滅した場所に残された物を拾い上げる。
銀の塊を手に入れた!
ペルル「ところでこれ…繭じゃないなら何なのよ?」
氷竜アイゼン「私が元の世界にいた時から持っていたものを、ヴァサリア様が繭に見えるよう加工されたものだ…
お前たち人間が女神の雫やクリスタと呼んでいたものだ。」
ペルル「えーっ!?女神の雫ぅ?クリスタァ!天然物でこんな大きな結晶、めったに手に入るもんじゃないのよ!?
うわぁ、砕けちゃってもったいない!砕けた後でも一番おっきい欠片…」
ペルルはひときわ大きな結晶に駆け寄るが、いばらの騎士が先に回収してしまった。
ペルル「あーっ、あんたまた!それ、どーするつもりよ!?」
しかし、いばらの騎士はまた何も言わずにその場からかき消えてしまった。