(第八章)26~30(オルクス) | ~トーラムメモ(オルクス兼)~

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【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!







出口はこちら↓



26.祈りの石

封印解放シェトーのゴッチェ・ディ・ルナから開始。
あ、本当にもうその名前でいくんだ…
ルナはムーニャの姿が無い事が気になるようだ。

ルナ「私はイドリスに併合された小さな村から出てくる前に、ブッフォ達の集落に行きついてしばらく暮らしていたので…
ブッフォ風に訛っているのですが、彼女は確かシェトーの出ではあったはずですが私と同じようにブッフォ風に訛った話し方…あ、そう言えば、翻訳されているんですよね、私訛ってます?」

フランセス「いえ、特にそんな感じはしないですね。それに、訛った話し方の人もちょっと私はお見かけしてはいませんねぇ。」

方弁まで全部翻訳されるのか…
メイドインアビスは奈落の底から、シャドーハウスは影の家、HUNTER×HUNTERは狩人×狩人、ワンパンマンは一撃男、ブルーロックは青い岩みたいな感じか?
関西弁までもが等しく標準語に。

ルナ「あ、ところでそれとは完全に別件で、もう一つ気になってることがあるんですが…ここから見える旧王宮、灯りがついてませんか?
化け物が巣くって暴れて以来、人が寄りついていなかったので、油はとっくに絶えたと思っていたのですが?」

もしかすると、奇界の図書館でアルビナが調査に行くと言っていたので、彼女が付けた灯りかもしれない。

クエスト受注。
フランセスとルナも同行し、メレカジ・アレモンに遷移。

カツユマル(仮)のルーンか…
これは誰の石なのか…

フランセス「これはまた大きなオブジェ…あれ、これ私が分けた小さいのと同じ奴なのでは?こんなものを飾る趣味がイドリスの方たちにはおありで?」

ルナ「いえ、一体何なんですか?」

フランセス「うーん、私が知ってる限り、祈るための石としか。」

ふいにフォイルニスの水晶が入った側の瞳に違和感を感じ、真っ暗な空間が映し出された。

???「どこなんやろうな、ここ…」

封印解放隠されし篭に遷移。

主人公の事も見えてるって事は、映像じゃなくて本当に会ってるって事!?

ムーニャ「…これ多分ほんまもんの隠されし篭やないし、主人公さんでもないんやろうな。急に出てきたもんな…。主人公さん、元気しとる?」

ムーニャがひらひらと手を振ってきたので、思わずこちらも手を振り返した。
これは認識されてるのか??

ムーニャ「ま、ええわ。なんなんやろうな、しかし。よー分からん事してしもたしなぁ…。そのせいで、こんなとこにきてしもたんやろか?
なんやったか、なんか忘れ物ある気がするんよな…。せや、工具箱!牢屋のここに落としてしもたんや。
多分ほんまもんの隠されし篭にまだあるんやろうな。困ったなぁ…どうやって戻ったらええんや?」

視界がメレカジ・アレモンに戻ってくる。
ここに人はいなさそうなので、ひとまず主人公達は封印解放シェトーに戻った。
という事はさっきのはやっぱりただの映像…?主人公を認識出来たような感じがしたのは何だったのか。まさか、このルーンがムーニャだったりしないよな?でもムーニャは祈るとかしそうにないひとだしなぁ

END


27.郷愁の籠

封印解放シェトーの商人見習いフランセスから開始。
幻視で見たよろず屋ムーニャは、工具箱を探していた。彼女のために拾っておいた方が良いかもしれない。

クエスト受注。
ゴッチェ・ディ・ルナからミッション
「封印解放隠されし篭」を選択、ボスを討伐。

フランセス「おや?随分ボロボロの鉄箱をお持ちで。これがお目当ての工具箱ですかね?
え、あんな場所にはいなかったはずの何やら神々しい生き物がいた?
そう言えば、なにやらキラキラした粉が体についておられますね。
これはまた…金粉のような、ちょっと貰っておきましょうか。」

金粉って…クドラクん時の砂金のやつじゃないですかヤダー。イドリス編の時に精霊関係でわちゃわちゃしてたし、ヤバい兆候なんでは…
拾ってきた工具箱も何か大きな力で押し潰されたように歪んでしまっていた。

END


(2023/1/26)実装
28.機械と月の子供

封印解放シェトーの商人見習いフランセスから開始。
主人公は拾った工具箱の残骸を宮殿に持っていく事に。

クエスト受注。

ゴッチェ・ディ・ルナは他にやりたい事があるとの事で街に残るようだ。
そこで、主人公の探し人であるアルビナの特徴を伝える。
ミルラから貰った二羽の白い鳥を連れているため、白い鳥を連れた白い服の女性だと伝え、フランセスと共にメレカジ・アレモンに遷移。

巨大ルーンを調べる。
以前のように見つめていると、幻視で大盆海峡道3の景色が映った。

ムーニャは幾分幼く見える。

孤児ムーニャ「器用やんねぇ。」

トッド「流石に今のお前がそれ言うんは、嫌みになるで。あっちゅう間に、機械いじりあれもこれも憶えよってからに、ホンマに。」

ムーニャ「えー…他の人が出来る事、うちも出来ても、それはそれで器用でなくなるのとは違うやん?」

トッド「…まぁ、順応性高すぎてブッフォ風の喋りになっとるんは、えぇんか悪いんか分からんし、一長一短やが。」

トッドはムーニャが人間社会に戻りにくくなるのではと心配しているようだが、ムーニャは戻る事は考えていないようだ。

ムーニャ「…なんかなぁ、ここ来るちょっと前から、見え方が変やねん。
おっちゃんはもしゴーレムとかやったら、世界がどういう風に見えると思う。」

トッド「お前のおっちゃんちゃうわ。トッドさんや。せやな…つくりにもよるけど、レーダーとか上空から見た現在地が分かる地図とかが見えて、自分がどんな機能持ってるのかが一覧できて、これからやる事も一覧できて、その上で景色も見えて…ってなるんちゃうか?」

ムーニャ「それやねん。見えんねん。そういうん。うち機械になったんやろか?」

SPADE黒「ぼくも機械だったんだろか?視界左にマップあるし、スキル画面あるし、クエスト表示あるし…」

トッド「それはない。どう見ても人間や。」

ムーニャ「ないかー。ただなぁ…そっちのがええな、って。
ブッフォの手を借りる必要はあるかもしれんけど、ずっとここにおれるやん。この世界にいてええやん。」

トッド「誰かて魂やったら、死んでも精霊の所に帰るから、そんなん気にしても仕方ないやろ。」

ムーニャ「人間もそうなんやろか?」

SPADE黒「いやー…(;¬_¬)」

ムーニャ「せやけどな、うちはやっぱり、このタービンみたいな機械や、って思いたいんや。なーんにもならんのに、ぐるぐる回ってて、この世界にちゃんとずっとおるんや。」

トッド「この北方遺跡群型第四期様式大型タービン三重回転層型くんは、今やってるここ繋がったら…ちゃんと動力変換する仕事しますー。」

ムーニャ「まぁたまには仕事してもえぇし。ブッフォのみんなと一緒におってもええしな。トッドさんとおれるもんな。」

視界は隠されし篭に移る。
よろず屋ムーニャの正面には旧王朝王女スルターナが立っている。
スルターナも生存してた!

スルターナは何らかのオルギアンの遺物を探しており、巡回ゴーレムが集めた遺物がこの辺りに捨てられるので来ていた。
この監獄もその遺物の残骸から作られたという。
ムーニャは探し物の場所に見当があるようで、更に奥の方へ行くようだ。

ムーニャ「何でもええんやったらあんま進まん方がええと思うよ。ここ危ないし。」

スルターナ「ご忠告ありがとうございます。あの…よく私を見つけられましたね。お互いよく分かり難い場所にいたはずなのに。
他の人の事にとても気を配ってくださる、良い方だと思って…」

ムーニャ「…逆やと思うけどね。人に興味あったら、こんなことになってへん。
自分を機械やそっちのがええと思ってたから、多分こんなんになってん。
人間とか、まぁいつかは綺麗に消えてなくなってしまうもんやと思うし、そういうもんに心砕いてもせんないし。
ある意味全部他人事やから、視野も広がるし、客観的に見れるからようわかるし…気安いんよ。」

スルターナ「あなた…アル・ダレシーの子よね?ダレス地区の人達は、よく王宮に出入りする人達もいたし、私達も邸宅に招いてもらったりしていた。その時多分会っていたんだと思い出して。
ねぇ、あそこにいた人達は、ほとんど皆死んでしまった。それでなのでしょうか?あなたが、そんな風に人の命の事を言うのは。」

ムーニャ「どやろ?そうかもしれんし、そうでないかもしれんし…自分の事なんてそんなもんやん。」

スルターナ「…そうですね。自分のことほど分からないものだと私も思います。ただ…あなたのそれはなんだか、少し寂しい気がして。」

ムーニャ「気にせんでええよ。うちな、月に行くんよ。
盗賊やらかしとったブッフォ達と協定が出来てな。月へ行く乗り物の設計が出来たし、人間おらんし、先行隊の調査した感じええとこそうやし…
大半のブッフォは月へ行く事に決めてん。それが一番、この辺で起きてる紛争とかを、ドカンとまとめて解決できる方法やろって。
うちもそれについて行くねん。
うちの分の乗り物用意してもらうために、予備エンジンの手土産は要るねんけどな。一番手に入れるの難しい動力は手に入れてあるから、あとはもうニ、三個部品が揃ったら作れるんでここ探しに来たんよ。
うちの他にも一人、ブッフォのみんなと仲良くしてる人間がおって、多分月に行く人間はうちとその人の二人かな?」

ルナさん。

ムーニャ「まぁうちが知らん誰かも行くのかもしれへんけど。」

SPADE黒「アレメスのせいでルナさん落ちたんじゃないかな(適当)結果的に月行けなくてよかったんだけど。」

ムーニャ「あかんかったらあかんかったでそれまで、ってだけやし。
ほんじゃそろそろ探しに行くし、そっちも気ぃつけてな。」

場面が遷移。
スルターナが巨大な怪物シンディアに追いつめられていた。
ムーニャは段差に隠れて様子を伺っている。

ムーニャ「言わんこっちゃないんよ。またやわ。もう慣れたわ。うちは知らんよ。よくある事や。人間すぐ死ぬ。
うちは機械と一緒やもん、構ってる時間があればよろず屋の仕事で助けるけど、今ないからな。
ずっと機械のままでいて、本当に長く残る物のために生きる事しか分からへんもん。
ここでもたもた時間食ったら、皆に置いて行かれてまう。この世界に置いてけぼりはいやや。あかんて。」

距離を取ろうとするムーニャの存在に、スルターナが目線を向けて気付いた。

スルターナ「ムーニャさん!?逃げて!」

ムーニャは工具箱をシンディアに向かって投げつけた。工具箱はシンディアにぶつかった瞬間に爆発する。

ヘッツ=ゲシェムの谷5に遷移。
走り疲れたようにムーニャとスルターナが立っている。
ムーニャがシンディアに投げつけた工具箱には、入手が一番難しい動力部品が入っていたようだ。
ムーニャは茫然と隠されし篭の方を見つめている。やがて目からボロボロ涙が零れた。

ムーニャ「なんでやろ…見えへんねん。
もう何年もずっと、レーダーがあって、やれる事とか、やる事とか見えてて、機械になったみたいに見えてて…
それが普通やったのに。なくなった。見えんくなった。」

ムーニャは子供のように泣き出した。

視界はメレカジ・アレモンに戻ってくる。
ひとまず主人公とフランセスは封印解放シェトーに戻った。

END


29.見知った顔のある景色

封印解放シェトーのゴッチェ・ディ・ルナから開始。
ルナは翻訳魔法の壺を夢中になって見つめていたが、主人公達に気づくとアルビナの目撃証言があったと報告してくる。

クエスト受注。

証言を頼りに、主人公は封印解放ヘッツ=ゲシェムの谷を訪れる。
さっきのヘッツゲシェムは封印解放付いてなかったから、時間が止まる前かな?

開けた地を調査すると、足元に紙切れが落ちているのに気が付いた。
絵本のページが何枚か飛ばされてきたようだ。

『遠い昔、不老不死の人がいた。死せる者達と同じようには生きられない。
ゆえに、かの人は地上を離れ、天に昇った。
飢えても欠けても、すぐに元通りになるその人は、やがて満ちては欠ける月となった。』

その時、旧王朝王女スルターナと剣士ザインが声を掛けてきた。
主人公が初めてイドリスに来てこの二人と落ち合ったのもここだったな…

スルターナ「レーム王!?…いえ、確か事実上の廃位を宣言されたと聞きました。えっと…とにかく無事だったんですね。」

ザイン「あなたはポリトウ=テロウスで色々していたという話は聞いている。あそこはほとんど壊滅状態になったとも聞いた。生きていたとは。」

アルビナを見かけたか尋ねるが、二人もここへは来たばかりで誰も見ていなかった。
話の続きをするため、主人公達は封印解放シェトーへ向かった。

END


30.一片の羽根、一葉の頁

封印解放シェトーのゴッチェ・ディ・ルナから皆で集まるを選択、商人見習いフランセスから開始。
スルターナは主人公がテロウス地方へ向かった後の事を話し始めた。

スルターナ「あの後しばらくして、テロウス地方が丸ごと魔王の影響らしき何かで崩壊して…その場におられた方々の大半が行方不明になったと聞いています。
それでその…実はですね、テロウス地方がなくなってしばらく経って、大丘陵ハマムに二人立たずんで途方に暮れている方を偶然見つけまして。
お話を聞きますと、どうやらテロウスにいたはずが、おかしな霧に包まれ、気を失って…どういうわけか、気が付いたらここにいた、と。
ただ、今いる場所がイドリスだと理解なさったら、すぐに一旦ガレリアへ戻る方法を考え出されまして。
伺った所その方たちはガレリアの小隊長と、その小隊所属の魔導師の方だそうで。
ガレリアも今何が起きているのかは、テロウスの事件でテロウス経由の海路が潰れて…各地の通信が途絶えがちな今私には分からないとだけはお伝えしました。
あの方たちも、テロウスで何が起きたのかは分からないと仰っていました。
ただ、それでも出来る事をしに行く、と。」

その二人はその後帰る算段をつけてイドリスを去っていったという。
ティナとエルモさん生存確認!
というか、魔王決戦時にガレリアに飛ばされたきりだったけど、あの後すぐにテロウスへ向かってたんだろか?

スルターナもイドリスで起きた全容は分からないままだが、その二人を見ている内に、分からないままでも何か出来る事があるならやりたいと思うようになり、
旧王宮に未だ徘徊しているジンが王宮の外に出て脅威にならないように、どうにかしたいと行動していた。
例の魔術師にジンについて話すと、一つ考えられる攻略方法を推測してくれたという。

スルターナ「生きているものであれ、機械であれ、動くためには何らかのエネルギーが必要だという事。
それが常に出力最大ではなく、必要に応じて時折大暴れする様子なら…多分エネルギーを節約する必要がある仕組みだからそうしているはずです、と。
だから、そいつが攻撃反応しそうで、なおかつそう簡単に壊せないものを目の前にぶら下げてあげれば…エネルギー切れを起こせるかもしれない、と。
丁度いい該当物に、「古代魔法の力が宿った遺物」が当てはまりそうです、とも。
何かの本で、人を特に選んで襲う物を人の魂を狙っており、そして古代魔法の遺物には人の魂かそれに近い何かを燃料として使っている痕跡があるため、襲い掛かる場合があるのだそうです。」

ただ生きている遺物の大半はブッフォが持っていった為、隠された篭に遺物を探しに行っていたようだ。
しかしその時ムーニャに迷惑を掛けてしまったという事で、今度は王宮で探していたという。

スルターナは主人公が封印解放ヘッツ=ゲシェムの谷で何をしていたのか知りたいようだ。

クエスト受注。

主人公はアルビナについて話す。
人の心を持ち、信用できる可能性が高いオルギアンの存在があるとは信じがたいという様子だったが、スルターナも一度会ってみたいようだ。
オルギアンが協力してくれるなら、ジンを何とか出来るかもしれない。

ザインにアルビナは白い鳥を連れている事を話すと、大丘陵ハマムかヌクタ・タハトゥム遺跡群辺りを挙げた。

ザイン「あの辺りは昔…色々あって人の死体が大量に捨てられてな。以降鳥が味を覚えたのか、未だによく餌を探しに来る。手分けして探してみるべきかもしれない。」

危険な場所でもあるため、ザインが大丘陵ハマムを、主人公がヌクタ・タハトゥム遺跡群を探し、他はシェトーに待機する事にした。

ヌクタ・タハトゥム遺跡群に移動。

赤い紋章…第五章の時は無かったが。
ふと、主人公自身は使った覚えは無いが、不思議と使用直後の感覚がある事に気づいた。
転移先の雰囲気を感知するだけでなく、誰か使ったかどうかまで分かるようになったか。その内誰が使ったかまで分かるようになりそうだ(笑)

紋章の近くに以前見たものに似た紙片が落ちている。

『月が生まれて長い長い時がたった。
地上の人々は死すべき運命にあり、自らの存在を示した末に誰もかれもが消える。
やがて死の数が生の数を上回り、地上は衰退の道を突き進んで、寂しい姿を晒すようになった。
月はかつての故郷の惨状を知ってか知らずか、雫を落とした。
涙と呼べるようなものではなかった。月はとうに人のような心は持たなくなっていた。』