アルティメア宮・大廊下から開始。
ぺルル「元隊長さん、あんたとの決着が思いのほか早く来そう…って言ってたけど…このまま追ってったらすぐじゃん。どうする?」
バルフト「行こう…この先には皇帝がいるはずだ。奴のせいでこれ以上人々が苦しまないようにしなければ!」
バルフトめちゃ主人公。
アルティメア宮・皇帝玉座の間へ進むと…
バルフト「…参る!」
しかしその時、オルンラーフとグワイモルは動力源から出てきた何かに食べられる!
オルンラーフ「何っ!?」
グワイモル「なっ、何じゃこりゃあっ!?ぐあっ!ぐほっ…ゴボボボ…」
バルフト「オルンラーフ隊長ーっ!!」
ぺルル「ななな、何が起きたの!?なんなのよあれぇっ!?」
フェリエンの動力源から出てきた何かがフェリエンに襲いかかる。
フェリエン「キャアッ!!」
バルフト「フェリエン!!」
何とか逃れたフェリエン。
一方で、動力源から出てきた何かは1つに合体していく…
フェリエン「こ…これは!?」
ブラーエ「これほど完璧な動力源はないだろう。まあ、こうやって動力の使い手を飲み込んでしまう場合もあるが、より強力な動力を生み出してくれるからそれはそれでOKだがね!」
ブラーエさんもしかしてツイッター見てる?
フェリエン「なんて事を…あなたの非道を何度も見て来たけれど、私の上官や同僚まで手にかけるとは…いくら何でも非人道的すぎる!!
お父様!いえ、もう父ではない!Dr.ブラーエ!!覚悟しなさい!」
ブラーエ「くぅぁっはっははははは!おまえが非人道的なんて言葉を発するとは、いやはや、お笑い草だ!
おやおや、可愛いフェリエン!今まで疑問に思った事はないのかい?一度も?
例えば…十階建ての建物に相当する崖から落ちたのにケガ一つなかったのはどうしてかな?
大きな機械に挟まれて腕が潰れたにもかかわらず、一晩で元通りになっていたのは何でだ?
全部覚えているだろう?人間じゃありえないよね~え?」
フェリエン「な、何?何が言いたいの!?あなたが治療してくれたからでしょう?もし、そうじゃないなら、私は何だって言うの!?」
ブラーエ「聞きたいかね?じゃあ教えてあげよう…おまえは私の気まぐれで、どれだけ人間に近づけて作れるか実験的に制作したデミマキナだ!」
ぺルル「え、ええええええ~っ!?」
SPADE黒「ぼくとおそろ!?」
フェリエン「わ、私がデミマキナ…私があんな…」
ブラーエ「そう!おまえが死ぬほど嫌っていた醜い存在がおまえの正体なんだよ!!今まで娘として育ててもらっただけありがたいと思うがいい!!
もうひとつ教えてやろう。おまえはそのデミマキナの中でもできそこないの部類だぁ!!」
フェリエン「デミマキナ…できそこない…」
フェリエンさん…(;つД`)
バルフト「仮にも十数年間親子だったんだろう!その娘をできそこない呼ばわりするなんて、貴様それでも父親か!!」
ブラーエ「だから父親じゃないんだよ!!おまえが言ったその十数年間、私がそれの欠陥にどれだけ悩まされて来たと思う!?
欠陥が見つかっては直しを繰り返す身にもなって欲しいもんだ!!」
フェリエン「そんな…私は病弱で…いつもちょっとしたことで体調を崩して…そ、それが…病気じゃなくて欠陥…」
SPADE黒「でもそれなら何で直し続けてたの?新しく作れば良かったのに……」
ブラーエ「もうそんな欠陥品とは今日でおさらばだ!人間やデミマキナを凌駕した能力を持つ存在を見つけたのだからな!!」
すると、玉座に皇帝ヴェネーナが現れる。
ぺルル「こ、皇帝!?…ま、まさか、デミマキナを越える能力を持つ存在って…」
ヴェネーナは、オルンラーフ達を飲み込んだ動力源を吸収する。
バルフト「オルンラーフ隊長!!…この…化け物おおっ!!」
バルフトはヴェネーナへ突撃するが、ヴェネーナが放つ攻撃に弾き飛ばされる。
バルフト「ぐわっ!!」
ぺルル「バルフトさ…わぎゃっ!!」
フェリエン「はああああっ!!ぐっ!?」
続いてフェリエンがヴェネーナに突撃するが…
バルフト「フェリエン!!」
バルフトはフェリエンを抱き起こす。
バルフト「!!フェリエン!」
しかしフェリエンの腹部には深い傷が……
フェリエン「バ…バルフト、なの?ごめんなさい…急に暗くなって…目が…」
バルフト「かすり傷だ、しっかりしろ!」
フェリエン「ふふ…ウソが下手ね、こんなに…ねえ、この流れ落ちているものは何色?」
フェリエンの胸からは露出した機械から青黒い液体が流れているが…
バルフト「赤…真っ赤に決まってるだろ!ブ、ブラーエの奴…ウソ…ついてやがった…赤い、赤いよ。おまえは赤い血が流れてる人間なんだよ!!」
フェリエン「ほんとにウソが下手なんだから…でも…」
フェリエンはそう言いかけて、事切れる。
フェリエン、バルフトさん…(´;ω;`)
笑い声「ははっ、ははははっ、ひゃっははははははははは!」
ブラーエは皇帝ヴェネーナの隣で笑っていた。
ブラーエ「楽しかったかね、出来そこないの木偶(でく)人形との三文芝居は?はっはっはア!!
いやあ、私も残念だよ!君とフェリエンが結ばれて、人間とデミマキナの間にできる子供がどんなものか見る事ができなくて!!あーっはっはっはア!」
ぺルル「このヘンタイ科学者っ!!あんたの血は何色よ!?」
ブラーエ「さぁて何色かなぁ?少なくともコエヌビアよりはましな色じゃないかねえ、ヒャッヒャッヒャ!」
ン、コエヌビア!?
ぺルル「コエヌビア?ヨークがパクス・テクニスタを裏切るようにそそのかした奴の事!?知ってるんなら、そいつの事教えなさいよ!!」
ブラーエ「そいつ?コエヌビアを人間の名前だと!?はっ、はははははっ!どこまで無知なんだ君たちは!!」
ぺルル「ぐぬぬぬ…無知で悪かったわね!人間じゃないならどんな怪物なのよ!?」
ブラーエ「人間じゃないなら怪物…とは、無知を通り越して頭空っぽの考え方だな。まあいいさ。コエヌビアは高度な知能を持った不定形の生物だ。
これまでに君たちは不気味な色の結晶や、ブヨブヨした不定形の物体に幾度となく出会って来なかったかい?
それがコエヌビアだ!この世界の生物とは全く違う体構造を持つ生物なんだよ!!
奴はもともとこの世界にいたわけじゃない。ある事がきっかけでやって来たのさ。そのきっかけと言うのが…」
その時、ヴェネーナがブラーエを動力源にして飲み込んでしまった!
ヴェネーナ「おしゃべりは嫌いよ…」
バルフト「貴様…何をした…」
ヴェネーナ「それよりもその言葉、皇帝たる余に向かって使う言葉ではないわね。お控えなさい…」
バルフト「黙れ!!おまえは俺と決着をつけようと待っていた隊長を食いやがった…その上フェリエンを…
さらに!フェリエンを侮辱したDr.ブラーエまで食っちまいやがった!
いろいろケリをつけたいと思った相手を全部俺の前から消しやがって…絶対に許さん!!」
ぺルル「バルフトさん!!」
再びヴェネーナへ突撃するも、迎撃され弾き飛ばされるバルフト。しかし…
ヴェネーナ・コエヌビアを討伐。
今回のボスはレイド形式(2パーティ同時参戦)。
自動マッチングだが、他パーティがいない場合は secondary party にバルフトとぺルルが参戦。
ダメージを通す方法が分からない場合、バルフトとぺルルの行動を見てみよう…なんて(*´-`)
ヴェネーナ「このままでは済まさないと言う顔ね。余もこのままで済ますつもりはないわ…
余の居場所を探していらっしゃい。そこで決着をつけてあげる…まあ、命が惜しくなければ、だけれど?」
そう言い残し、ヴェネーナは飛び去っていった。
ぺルル「こ、皇帝、飛んでっちゃった…いったいどこへ…」
バルフト「あの方向はもしや…いや、間違いない。エルデンバウム!!」
ぺルル「どぅええっ!?まずいじゃん!あいつの事だから何やらかすか…すぐエル・スカーロの王様に知らせなきゃ!!
ねえ、ちょっとホラ・ディオミダに寄ってもいいかな?アダラ婆ちゃん、あたいたちを待っててくれてるはずだから…
せめて無事だって事、報告してからエル・スカーロに戻っても、バチ当たんないでしょ?」
ホラ・ディオミダに戻ってみると…
アダラ「ひっ、ひっ、ひええええ~っ!!」
ぺルル「婆ちゃん!?どうしたの…」
なんとそこにいたのは…
い、生きてたぁ~!!゜゜(´O`)°゜
ぺルル「でっ、でっ、出たああああ~っ!!」
パスカ「あはは!ほら、ニノ!だから言ったじゃないか。いきなり帰って姿を見せたら、みんな驚いて腰抜かすって!」
ニノ「あはは…ごっ、ごめんごめん。こ、こんなにビックリされるとは思ってなかったんだ。ぺルル姉ちゃんもごめん。それと…ただいま。」
ぺルル「ニノ…パスカ…ほんとにあんたたちなの?てっきり、あの時に…」
パスカ「いやぁ、デミマキナが落っこちてきた時、あたしらが立ってた場所が崩れちまったんだけど、落ちた先が地下の貯水槽でね。助かったよ。」
ニノ「ただ、そこから水道用の水路を伝って出たんだけど、まるで迷路みたくなってて完全に迷っちゃってさ。やっと戻って来たとこ。」
ぺルル「そんな事どーでもいいわよぉ!よかった…あんたたちだけでも無事で…ロムフさんも、あんたたちが生きてると知ったらきっと喜んでくれてるはずだよ、きっと…う、う、うええ~ん、よかったよぉ~!」
その時、外に出てきたレパージもニノとパスカの姿を見つける。
レパージ「お、おまえら…よく無事で…」
ニノ「そう言えば皇帝は?えっ、追い払ったの?凄いじゃん!…だけど、いろいろあったみたいだね。わかるよ、そのお兄さんの顔見れば…」
今回はバルフトさんの大切な人達が立て続けにいなくなってしまったからな…
パスカ「それじゃあんたたち、これからどうするの?…なるほど、エル・スカーロの王様に報告に…あたしたちもくっついてっていいかな?
何せ、みんないなくなっちゃったし…このままじゃ、飯の食い上げだからね。」
バルフト「いや、二人はレパージやアダラさんとここにいてくれ…」
ニノ「何で!?」
パスカ「どういう事なのさ!?」
バルフト「もうすぐここにエル・スカーロ軍とクラスペ・スラムのパルチザンの連合がリュアークの残党を制圧にやって来る…
アルティメアやリュアーク軍の状況を連合軍の兵士たちに教えられる者がいないと制圧に手こずる事になるだろう?」
援軍、来るの遅いよ…(^^;
ニノ「そっか!連合軍のみんなはアルティメアの事知らないんだ!!」
パスカ「そりゃあ、あしたちがいてあげないとね!!」
アダラ「さて!ここもまた賑やかになるよ!連合軍のみんなをもてなす準備をするとするかね。あんたたちも手伝っとくれ!」
ニノ・パスカ「おーっ!!」
パスカ「それじゃ、新しいお頭はあんただからね!だから、とっとと傷を治してくれよっと!!」
レパージ「あだっ!!いっ、言われなくてもすぐ治してみせる!!…それまでの間、サポート頼むぞ…」
ニノ「はいはーい、任せて!レパージが治るまでの間に、サポートどころかおいらがお頭になっちゃうから♪」
レパージ「なっ!?ぬかせ、このぉっ!!」
二人が戻ってきていつもの風景に(*´-`)
ニノ「ぺルル姉ちゃん冒険者さんと一緒に皇帝を追っかけるんでしょ?頑張ってね!」
ぺルル「へ?べ、別にあたいが戦うわけじゃないし…」
ニノ「デミマキナに襲われて貯水槽に落ちた時、ぺルル姉ちゃんの怒りの叫び声が聞こえたんだ…おいらのために怒ってくれてうれしかったよ!」
ぺルル「そそそ、それ、なんかの聞き間違えだから!!ロムフさんやホラ・ディオミダのパルチザンのみんなのためにも、助かった命、大事にしなさいよ…
ねえ、ニノ。あんた、武器壊れちゃったでしょ?あたいがもらったハンマー返そうか?」
ニノ「ああ、大丈夫だよぉ。ハンマーは壊れちゃったけど、おいらにはこれがあるから!」
取り出したのは…
ニノ「うん、そう。お頭の。広場から流れてきたのかな、地下水道で拾ったんだ…おいら、これからは槍使いとしてお頭といっしょに戦って行こうって思うんだ。変かな?」
ぺルル「いいんじゃない?あんたがその立派な槍に負けない使い手になれるかは不安だけどね?」
ニノ「言ったな~!?ぺルル姉ちゃんが驚くくらいの名手になってやるからね!」
またニノとぺルルのやりとりを見れて何より…
END
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クリア後、「アルティメア・外郭前」から「アルティメア宮・大廊下」への道が開ける。
エル・スカーロのエルバーノ王に報告する…という事だったので、
次回はエル・スカーロから開始だろうか?
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