ホラ・ディオミダから開始。
ニノ「作られてからずいぶん経つからね。地下だし、湿気も多いから木を使った部分のいたみが早いんだ。」
ぺルル「ふぅん、そんなもんなのかしらねぇ…
ところで、あんた楽しそうに仕事するわね。」
ニノ「普段はおいらも嫌々やってるよ。今日はぺルル姉ちゃんが修理手伝ってくれたから…なんだかほんとの姉ちゃんと一緒にいるみたいでさ…」
ぺルル「あ、あによそれぇ!…?…ほんとの姉ちゃんはどうしてるの?」
ニノ「今?クラスペの外れに埋まってる…おいらの村の人、リュアーク軍に追われてクラスペ・スラムに逃げ込もうとしたんだけど、あと少しのところで一斉射撃くらっちゃって、その時…」
ぺルル「あ…ごめん」
ニノの村の人達は…
ニノ「ううん!こっちこそ変な話しちゃった。今は皆がいるから寂しくないしね。」
この二人良い雰囲気だなぁ…
するとそこへ…
リュアークの人Σ(゜Д゜)
ぺルル「わぎゃっ!何っ!?」
ニノ「大丈夫!?しっかりして!!」
ぺルル「と、とりあえずみんなのところへ運ぶわよ!」
男性は、雑貨屋アダラの治療を受ける。
アダラ「オッケ~イ、これで大丈夫。お頭、治療終わったよ。」
レパージ「すまんな、アダラ…ところで、その服装はアルティメアの関係者のようだが、どうしてここへ来た?」
男性「私はブラーエ研究所の研究員でした…研究所内では以前から目を覆いたくなるような凄惨(せいさん)な研究が行われていたのですが、最近、それが非道としか言いようのないものに…」
パスカ「その研究って、まさか…」
男性「動物や人間の身体を使ったデミマキナとは別の、生きた人間を改造した生物兵器の開発を始めたのです…」
ぺルル「うげ…」
SPADE黒「とうとう生きてる人間まで…」
ロムフ「なんて奴らだ…」
男性「すでに数多くの人々が犠牲に…それだけじゃない、最近新しく監獄からパルチザンらしい人たちが研究材料として連れて来られたんです…
もう嫌だ!私はこれ以上あんな凄惨な光景を見たくない!!お願いです!研究所を破壊して、捕らわれている人たちを助けてあげてください!!」
レパージ「お頭!どうする!?」
ロムフ「是非もあるまい…研究所を叩き潰す!!」
パスカ「オーケィ…みんな、行くよ!!」
全員で出発するも、遅れて歩くぺルル…
ニノ「ふふん、そりゃあ、ぺルル姉ちゃんとは鍛え方が違うからね。それより、みんなから遅れない方がいいよ。ほら…」
ぺルル「げげ!怪物だらけじゃん……もふ?ぎぇーっ!!」
モブから逃げるぺルル。
ぺルル「あたた…助かったわ、ありがと…って、何で止まってるの?
す…すごい…何これ!?」
ロムフ「女神の雫だ…」
SPADE黒「女神の雫!?」
ぺルル「女神の雫…あーっ!聞いた事ある!!大変動前に、動力源として使われてたって鉱石でしょ!?」
ピーノやソフィアの街のムビアから聞いた覚えがある…
大分前に聞いたから正直あまり聞いたって覚えはないけど(笑)
ロムフ「よく知っているな。その通り、ほとんど残っていないと言う事なんだが、ここには奇跡的に鉱脈が存在してるんだ。俺たちのアジトの動力源はこれで賄(まかな)っているのさ。
ん?…もちろん、リュアークの連中もここの事は知ってる。時折ではあるが奴らも採掘に来てるようだから、ここを通る時は鉢合わせしないよう注意しろよ?」
ニノ「ねえ、パスカ。いっつも用心してるけど、リュアークの奴らと遭わないよね?何でだろ?
奴らだって動力源が欲しいから、頻繁に採掘しに来そうなもんなのに…」
パスカ「言われてみりゃそうだね…!もしかしたら、ここ以外に女神の雫の鉱脈を探してるのかも知れないね。まあ、まだ動力源に苦労してるみたいだから、見つかってないんだろうけど…」
ロムフ「ちょっとおしゃべりが過ぎたようだな。みんな、先を急ぐぞ!」
ブラーエ研究所へ向かう。
ぺルル鼻栓再び。
ニノ「きゃはははは!姉ちゃん、何それぇ?」
ぺルル「るさいっ!!あたいたちは嗅覚が鋭いから、こんな強烈な臭いに耐えられないの!
みっともないのは百も承知だわさ。行くわよ!!」
ぺルル成長したなぁ……
ブラーエ研究所・第1棟で、殻のようなものを破ってみると…
ロムフ「いったん外へ逃げるんだ…ニノ、ぺルル、地下の入口まで誘導してやってくれ。」
ニノ「オッケー!さあみんな、こっちだよ!!」
ロムフ「俺たちは先を急ぐぞ!」
ブラーエ研究所・第2棟へ移動すると。
ぺルル「お待たせ~。捕まってた人たちの避難終わったわよ…あれ?この建物はヤな臭いがしないわね。ラッキー!」
レパージ「モンスターもいないみたいだな…お頭!先を急ごう!」
ロムフ「よし、みんなはぐれるなよ?」
しかしそこへ…
パスカ「何だい、ビビってんの?声が裏返っちゃってるじゃん!」
リュアーク兵「うっ、うるさいうるさーいっ!かかれーっ!!」
戦闘は起きないみたい。
ブラーエ研究所・第3棟へ移動すると、黒い結晶にとり憑かれたモンスターがうじゃうじゃ…
パスカ「何で怪物が野放しになってんだい!?」
ロムフ「俺たちを足止めするために、逃げる前に檻を開けっ放したんだろう…そこまでするとは、この奥に一体何が…」
レパージ「ごちゃごちゃ言っててもしょうがない!突破しよう!!」
ぺルル「みんな気をつけて!この結晶がとりついてる怪物は凶暴になってるから、油断するとヤバいわよ!!」
ここに来て黒い結晶とは…
ブラーエ研究所・第4棟へ移動すると。
ブラーエ「これはこれは!いらしていただいたのに、ご挨拶が大変遅れて申し訳ない。
ようこそ、我が研究所へ。私は所長のブラーエ、お見知りおきを。我が研究所の成果は気に入って頂けたかね?」
パスカ「成果ってのはあの怪物どもの事かい!?あんまりいい趣味とは言えないね!!」
ロムフ「それよりもここで何をしていた!?怪物やゴーレムで何重にも守る必要があるほど重要な研究をしていたようだが?」
SPADE黒「あれ、陰陽…?」
ブラーエ「文明というものは厄介なもんでね。様々な技術を使うには莫大な動力源が必要になる…
私はここでその動力源問題を解決すべく研究を行っている…いや、行っていたと言うべきか…くっくっくっ…はぁっはははは!!
私はほんの十数時間前、動力問題を全て解決できる画期的な動力源を開発し、首都アルティメアへ送り出したところだ。
残念だったねえパルチザンの諸君、これで君たちには万に一つの勝ち目もなくなった!
はーっははははは!」
道中のモンスターがバイオ系だったり、追加装備に光合成システムがあったり…一見、環境に良さそうな気もしたけど…ホラ・ディオミダに逃げてきた男性の言葉もあるし…
レパージ「くっ!それならてめえだけでもこの場で倒してやるぜ!」
ブラーエ「愚かな!どう考えても私のギニョールに勝てるわけがないだろう!?そのような判断もできないのなら…消えたまえ!!」
引かずに立ち向かう主人公達。
ブラーエ「ええいっ!物わかりの悪いバカばっかりだねぇ!ひしゃげちまえ!!」
ボス ギニョールを討伐。
ブラーエ「ひいいい!」
レパージ「イカれた科学者め!思い知れ!!」
しかしその時、フェリエンが駆けつけてレパージを牽制する。
レパージ「ぐわっ!?」
ブラーエ「おおっ!フェリエン!!」
ぺルル「ちょとあんた!何でそんな奴助けるのよ!?そいつはあんたが死ぬほど毛嫌いしてるデミマキナを作ってんのよ!?」
フェリエン「そんなことよく知っているわ。だって…私の父ですもの…」
ぺルル「え、ええっ!?」
SPADE黒「つまり、君も陰陽…」
フェリエン「おまえたちを全員斬り捨てたいところだけど、お父様をおまえたちの汚れた剣から遠ざけるのが先決ね…
今日のところは勝負を預けるわ…」