昨夜の事件から一夜明け、
早くもソフィアの街は事件の話で持ちきりになっている様子。
その話は「彩虹」ギルドにも届いているようで?
今回も安定の妄想でゆきます(^^ゞ
────────────────────
第2話〈超大規模作戦〉
イリス「――というわけで、今回は街の周辺で起こっている謎の襲撃犯を捜索して欲しいの。」
「彩虹」ギルドの酒場。
ソフィアの街の役人イリスは、このギルドのマスターであるアルクに依頼書を渡していた。
ギルドメンバー達は受け取った依頼書をのぞき込む。
《ホーリージェム襲撃事件 依頼書
依頼主 ソフィア政庁
依頼先 ソフィア街に在住するストレイエギルド
犯人の特徴 全身黒い服、顔は不明。》
クロ「襲撃事件て…黒騎士じゃないのか?」
ヴェルト「あれは偽者でしたし、そもそもストレイエの戦士を狙った事件だったでしょう?
でも今回はホーリージェムを運ぶキャラバンを狙った事件のようですね。
しかも盗むのではなく破壊すると。
幸いにも人への被害は無いようですが…」
イリス「ええ。おかげで街に売られているホーリージェムは品薄状態。
このままでは冒険者が強敵と戦う時に支障が出てしまうわ。
だから今回、街じゅうのギルドに依頼を出して回っているの。」
イリスは懐から、束になった依頼書を取り出して皆に見せる。
アルク「共同戦ってわけか。となると、それぞれのギルドが手分けして見回りをすることになりそうだな。」
クロ「共同戦…。人がいっぱいなのは…ちょっと苦手だな…。」
クロは「共同戦」という言葉に眉を寄せる。
するとアカは、そんなクロを元気付けるように背中をポンポンと叩いた。
アカ「心配あらへんよ。共同戦って言うても決め事は団長会議でやるやろうし、ギルド単位で別な所見回るやろうから顔合わせも特には無いやろ。」
シロ「へー、詳しいのね。私も人が多いと人見知りするから良かったよ!」
シロに褒められ、アカは鼻を高くする。
アカ「まあ私は、これでもこのギルドで一番冒険歴長いし!これまで入ってきたギルドでそういうの何回か経験してるからな。」
アルク「き、緊張するなぁ。街じゅうのギルドが参加するって事は、有名なギルドの団長も来るんだろ?
そうなると何か手土産とか…その下にお金を入れたりとか…あと流石に服は着ないといけないか…」
アルクは腕を組みながらブツブツと呟き始める。
そんなアルクを見たアカは、ため息をついて腰に手を当てた。
アカ「団長なんやからシャキっとしいや!土産とか別にいらんし、服もそのまんまでええ。
そもそもアルクはもう露出狂で通ってんねんから。
それに副団長として私も行くんやから、大船に乗った気持ちで行こ!」
アルク「不安だ…」
アカ「なんでや!」
アルクは泥船に乗せられたかのような顔でアカを見つめる。
イリスはその様子にクスッと笑った後、丁寧にお辞儀した。
イリス「では皆さんお願いしますね。
――あ。あと、今回は我々が物資を支給しますので、必要な物があれば政庁の方に請求して下さい。」
アカ「それほんまか!?なら、腹ごしらえに高級な肉とケーキと…」
アカは指を折りながらにやける。
アルク「たかるなよ…」
アルクは静かにアカの口をつまんだのだった。
To be continued...
────────────────────
政庁は街のギルドに依頼を出して回っているようです。
確かにホーリージェムが無くなるのは死活問題ですからね…!アルティメットジェムが無くなったらとか考えると(;・ω・)
そして、トーラムの話。
Lv.140のSPADE黒をレベル上げしようと思い、
小型デミマキナ製造工場に行ったものの、人が少なかったので数体倒して寝落ちました(笑)
イベント中っていうのもありますしねぇ…
それとも皆オデロンに行ってるのでしょうか?
リバイタ無しで倒したいとはいえ、安定して連戦するにはリバイタ使った方が良いですね(^^;
街に戻るとまた移動するのが面倒なので…
────────────────────