二次創作の第Ⅳ部。
今作からは文章形式です♪
挿し絵等はちょっとだけ…
やかん｢4コマだと収まらない！妄想が爆発し過ぎたよ(ノ｀△´)ノ｣
最初はあるあるネタを4コマにして描いていただけだったのに、今やどんどん真面目な展開に…
とうとう第Ⅲ部では｢エルデンバウムクーヘン｣なるものを勝手に作っちゃう始末。
そして今作も結構シリアスな展開が多いです。
そして、今回のイラストがこちら
あれ、サクラノキモノってこういう染色出来たっけ？←塗った後で気づいた
今回はアカ×アオの物語です(*´-`)
色を塗ってると、何故か枠線からはみ出たり塗れてなかったり…おかしいなぁ(笑)
腰の辺りまである三つ編みの髪をビクッと震わせ、その女性――アカは振り返る。
アカ｢えーと…でも、な？武器って消耗品やん？
それに私、この中で唯一の近接武器やし！
至近距離で戦ってんねんから、皆より先に武器があかんようなるのは当然やろ？
…な、戦闘ん時に司令塔やってるアルクなら分かるよな！｣
アカは、先程から会計報告書を見つめながら腕組みをしている上半身裸男――アルクの肩に、手を置く。
アルク｢…確かに、な。壁役のいないこのギルドでは、アカが一番被弾しやすいのは事実だ。
俺達の武器より消耗が激しくなるのも仕方ない。……が！！｣
アルクの言葉に安堵の表情を浮かべるアカの目の前に、アルクは会計報告書を突きだした。
アルク｢一回の修理に1万スピナ…問題はそこじゃない。
問題なのは、一ヶ月に6回も武器が壊れてるって事だ！さらに三か月に一度は、武器が修理不能になって買い替える始末…！
どこの両手剣使いの話を聞いても、そんな回数、聞いたことないぞ！
いつも言っているが、アカは剣の扱いが乱暴過ぎるんだ。いくらアカの筋力が規格外でも、武器は規格外ってわけじゃない。｣
アカの筋力は、男性の両手剣使いの遥か上をゆき、戦闘においてもある程度のタンクをつとめる。
しかしその一方、その筋力で剣を無茶に振り回すため、剣の方は一週間も無事でいた事はない。
ヴェルト｢…確かに、アルクの言う事は一番重要な問題です。しかし、今差し迫った問題はそこじゃありません。
会計報告書の一番下、見て下さい。｣
ヴェルトに言われ、アルクとアカは報告書の下に目をやった。
『差引残高:2万スピナ』
空気が凍りついた。
毎月の食費には、2万スピナを費やしている。
もうアカの両手剣を治す費用も、アルク達の装備の整備にまわすお金も残っていない。
アカ｢…うちのギルド、ほんま火の車やなぁ～…｣
アルク･ヴェルト『誰のせいで！！』
アルクとヴェルトの怒号は、酒場の外まで響いた。
To be continued...
やかん｢4コマだと収まらない！妄想が爆発し過ぎたよ(ノ｀△´)ノ｣
最初はあるあるネタを4コマにして描いていただけだったのに、今やどんどん真面目な展開に…
とうとう第Ⅲ部では｢エルデンバウムクーヘン｣なるものを勝手に作っちゃう始末。
そして今作も結構シリアスな展開が多いです。
そして、今回のイラストがこちら
あれ、サクラノキモノってこういう染色出来たっけ？←塗った後で気づいた
今回はアカ×アオの物語です(*´-`)
色を塗ってると、何故か枠線からはみ出たり塗れてなかったり…おかしいなぁ(笑)
塗ってる時は何ともないのですけど、アルバムに保存した途端にずれるのです(^^;
だいぶオリジナル要素が増えてます。
今回はクロとシロが登場する前のお話なので、二人は出てきません。
主人公なのに(^^;
なので、前書きの締めはこの二人に…
クロ｢前書き長かったけど、本編も長いから読もうとしてる冒険者は覚悟しとこうな。では、｣
シロ｢開幕ー！｣
第Ⅳ部
～朱と蒼の叛逆編～
───────────────────
第１話 財政難
ここはソフィアの街―
様々な冒険者達が集い、また、多くの人々が住まう。
様々な思想や志を持った人々が街を行き交う、この活気ある街の一角―
そこにある小さな酒場の中だけは、まるで外の街から切り離されたかのように静まり返っていた。
6月も過ぎて7月を向かえたにも関わらず、その酒場の中は冬を向かえたような雰囲気を漂わせている。
『彩虹ギルド』
それが、この酒場を管理しているギルドの名前だ。
たった3人で活動しているそのギルドは現在、酒場のテーブルに置かれた紙を囲んでの会議の真っ最中だった。
静寂の中、一人が口を開く。
｢―では…私ヴェルトが、先月の会計報告をさせて頂きます…。｣
メガネをかけたその男―ヴェルトは、紙に書かれた数字を読み上げる。
ヴェルト｢まずは先月の収入から…
造成中地区の資材調達の依頼で3万スピナ、
レフィーナさんの依頼で7万スピナ、
ペレントボアの討伐援助の臨時収入で1万スピナ…
計11万スピナでした。
そして、先月の支出を報告します。
ストレイエへの援助で1万スピナ消費、食費で2万スピナ、そして…｣
ヴェルトのメガネがギラリと光る。
ヴェルト｢アカさんの両手剣の修理代…6万スピナ！！――アカさん！どこ行くんですか！？｣
ヴェルトは、すり足で外へ向かおうとする赤毛の女性に向かって叫んだ。
だいぶオリジナル要素が増えてます。
今回はクロとシロが登場する前のお話なので、二人は出てきません。
主人公なのに(^^;
なので、前書きの締めはこの二人に…
クロ｢前書き長かったけど、本編も長いから読もうとしてる冒険者は覚悟しとこうな。では、｣
シロ｢開幕ー！｣
第Ⅳ部
～朱と蒼の叛逆編～
───────────────────
第１話 財政難
ここはソフィアの街―
様々な冒険者達が集い、また、多くの人々が住まう。
様々な思想や志を持った人々が街を行き交う、この活気ある街の一角―
そこにある小さな酒場の中だけは、まるで外の街から切り離されたかのように静まり返っていた。
6月も過ぎて7月を向かえたにも関わらず、その酒場の中は冬を向かえたような雰囲気を漂わせている。
『彩虹ギルド』
それが、この酒場を管理しているギルドの名前だ。
たった3人で活動しているそのギルドは現在、酒場のテーブルに置かれた紙を囲んでの会議の真っ最中だった。
静寂の中、一人が口を開く。
｢―では…私ヴェルトが、先月の会計報告をさせて頂きます…。｣
メガネをかけたその男―ヴェルトは、紙に書かれた数字を読み上げる。
ヴェルト｢まずは先月の収入から…
造成中地区の資材調達の依頼で3万スピナ、
レフィーナさんの依頼で7万スピナ、
ペレントボアの討伐援助の臨時収入で1万スピナ…
計11万スピナでした。
そして、先月の支出を報告します。
ストレイエへの援助で1万スピナ消費、食費で2万スピナ、そして…｣
ヴェルトのメガネがギラリと光る。
ヴェルト｢アカさんの両手剣の修理代…6万スピナ！！――アカさん！どこ行くんですか！？｣
ヴェルトは、すり足で外へ向かおうとする赤毛の女性に向かって叫んだ。
アカ｢えーと…でも、な？武器って消耗品やん？
それに私、この中で唯一の近接武器やし！
至近距離で戦ってんねんから、皆より先に武器があかんようなるのは当然やろ？
…な、戦闘ん時に司令塔やってるアルクなら分かるよな！｣
アカは、先程から会計報告書を見つめながら腕組みをしている上半身裸男――アルクの肩に、手を置く。
アルク｢…確かに、な。壁役のいないこのギルドでは、アカが一番被弾しやすいのは事実だ。
俺達の武器より消耗が激しくなるのも仕方ない。……が！！｣
アルクの言葉に安堵の表情を浮かべるアカの目の前に、アルクは会計報告書を突きだした。
アルク｢一回の修理に1万スピナ…問題はそこじゃない。
問題なのは、一ヶ月に6回も武器が壊れてるって事だ！さらに三か月に一度は、武器が修理不能になって買い替える始末…！
どこの両手剣使いの話を聞いても、そんな回数、聞いたことないぞ！
いつも言っているが、アカは剣の扱いが乱暴過ぎるんだ。いくらアカの筋力が規格外でも、武器は規格外ってわけじゃない。｣
アカの筋力は、男性の両手剣使いの遥か上をゆき、戦闘においてもある程度のタンクをつとめる。
しかしその一方、その筋力で剣を無茶に振り回すため、剣の方は一週間も無事でいた事はない。
ヴェルト｢…確かに、アルクの言う事は一番重要な問題です。しかし、今差し迫った問題はそこじゃありません。
会計報告書の一番下、見て下さい。｣
ヴェルトに言われ、アルクとアカは報告書の下に目をやった。
『差引残高:2万スピナ』
空気が凍りついた。
毎月の食費には、2万スピナを費やしている。
もうアカの両手剣を治す費用も、アルク達の装備の整備にまわすお金も残っていない。
アカ｢…うちのギルド、ほんま火の車やなぁ～…｣
アルク･ヴェルト『誰のせいで！！』
アルクとヴェルトの怒号は、酒場の外まで響いた。
To be continued...
二次創作Ⅳ(2)
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まだ彩虹(さいこう)ギルドが、アルクとヴェルトとアカの3人だった時代。
アカはギルドの中で問題児のようです。
ギルドの経営は火の車…というより、もう燃え尽きかけてますね(^^;
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まだ彩虹(さいこう)ギルドが、アルクとヴェルトとアカの3人だった時代。
アカはギルドの中で問題児のようです。
ギルドの経営は火の車…というより、もう燃え尽きかけてますね(^^;
そして私も、今はパラメータのレベル上げに苦しんでいる状態(笑)
結局のところ、また悪夢集めをしております…
ペットのスキルレベル上げもしたいのですが、SLv.8から全然上がらない(^^;
そしてこの間のアップデートで、キャラメイクのパーツが追加されましたね♪
これを期に今までのキャラを手直ししてやろうと思い、迷宮でカラー系の宝石がよく落ちる土曜日…つまり今日、迷宮に籠ろうと思ったのですが…
やかん｢アッ、今日は月の始めじゃないか！敵さんが強い～Σ(-∀-；)｣
…というテンションになってます(笑)
新しく追加された宝石も、迷宮で落ちるのですかね？
落ちてくれたらいいなぁ(*´-`)