〈第6章〉2.パクス派の街 | ~トーラムメモ(オルクス兼)~

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【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!





出口はこちら↓

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アインクランから開始。

ぺルル「キレイな街ね。キレイなんだけど…う~ん、なんか落ち着かない感じだわ…」

主人公とぺルルは街を見て回る。

ぺルル「ここは…酒場?」
店員がロボ。

ぺルル「合成屋なのはわかるけど…どうやって注文するんだろ???」

ぺルル「雑貨屋って物であふれちゃうんだけど、実物を並べなくていい分、楽よねこれ。
けど、買い物するのはどうやるんだろ?これからいろいろ調達しなきゃいけない事もあるだろうから、誰かに聞いとかないと…」

主人公とぺルルは、ベンチで寝ている人に声をかける。
昼寝中のサラリーマンか(^^;

セニエ「ふぇい?買い物だったら、ゴーレムに言ってくんな…ふぁああ…」

ぺルル「そのゴーレムがうんともすんとも言わないから聞いてんのよ。あたいたち、この街に初めて来たから、買い物のしかたがわかんないの。教えてくれない?」

セニエ「なんだぁ?初めてここに来たって?じゃあ、買い物は無理だ。他当たんな…」

ぺルル「ちょちょちょ!それってどういう事よ?」
なんとブラックカード(笑)

セニエ「カードは街のもんにしか発行されないから、あんたたちゃ、ここにある店のどこも利用する事ができない…ってこったい…ぐー…」

ぺルル「あ、こら!ちょっと、寝るな!!そのカード、どうすりゃ手に入るのよ!?
スピナで買い物しようと思ったら、どこに行きゃ…ダメだ、起きない…ったく、なんてこと!?
聞いてたでしょ?あたいたち、ここにある店は使えないんだってさ。とりあえず街の中をぐるっと回って、スピナの使える店がないか探しましょ?」

そのとき、突然向こうの方から誰かが走ってくると、ぺルルに激突した。
ユモモ「うわ~ん、よかった~!外から来た人だ~。もう少しで干乾しになるとこだったんですよ~!!」

ぺルル「へ?ちょ、とにかくどきなさいよっ!!」

ぺルルはユモモから事情を聞く。

ぺルル「…なるほど、この街へ行商に来たものの、スピナを使わない商売形式のせいで何も売れない、何も買えないまんま、干乾しになりかけてたってわけね?」

ユモモ「はい…何か月ぶりかでスピナを持ってそうな外から来た人を見たもんで、つい嬉しくなっちゃって…」

ぺルル「あたいたち、この街から先の様子を調べに来たんだけど、ここから先って店らしい店ってないわよね?
いろいろ買ったげるから、もうしばらくここにいてくれる?」

ユモモ「へ?あ、はい、そりゃもう!スピナでお代払っていただけるんなら…」

ぺルル「おけ、決まりね!ねえ、品物を買えるお店確保できたわよ!」

ここがアインクランの中で唯一利用できる店と言う事になるようだ…
今回の街の規模って、ルージオ跡地と同じくらいなのかな…

ぺルル「じゃあ、ここにいてね。必要な品物が出たら来るから。」

ユモモ「ありがとうございます!お待ちしてますから~。」

主人公は街についての情報を集めるべく、住人に話しかけて回る。

鍛治屋の女性「こんにちは。いい天気ですね…私ですか?鍛治屋です。何か武器を精錬や強化する時は利用してやってください…え?ああ、店は全自動ですから、私がいなくても全部やってくれます。
膨大な武器の資料と、父や祖父、代々受け継がれてきた精錬の技が機械に入力されてますから、全自動でもしっかりした業物をお約束しますよ。」

SPADE黒「いや、カード持ってないから使えないっす。」

トナーク「おや、見かけない顔だね。初めてこの街に来たと。おお、それはようこそ、アインクランへ…ここはいい街だぞ。面倒な事は全て機械がやってくれるから。かくいう私も、街の長をやらせてもらっているが、ほとんどの仕事は機械任せだからね。」

いい街だと言われても、何も買えない主人公にとっては「不思議の国のアリス」のお茶会状態…
ぺルル「動力切れ?」

困っている女性「ええ、この街が自動化で便利になっていくにつれて、動力源の調達が問題になってて…
蒸気機関は、モンスターのせいで燃料が手に入りにくいですし、昔よく使われていた女神の雫は、今や超貴重品で簡単には使えません。
それに代わるホーリージェムも、レジストル派特有の技術でしか作る事ができないんです…」

ぺルル「それって、ものすごい量の動力源を必要としてるのに、それに見合った動力源が存在しないって事?」

困っている女性「ええ、おそらくアインクランだけでなく、テクニスタ派の居住地域全体で同じような事が起こってるんじゃないかと思いますよ。」

ぺルル「あ~あ、だから何でもかんでも全自動にすりゃいいってもんじゃないのよ~。ケチッて言われるくらいに節約しないと…
ちょっと待って。テクニスタ派の地域全体?てことは、リュアークも?」

困っている女性「さあ、そこまでは…パクス派よりも技術が進んでますから、私たちよりも深刻かもしれませんし、逆に新しく強力な動力源を持っているかも…」

ぺルル「どう思う?」

リュアーク派の情報がない今の状況では、どちらとも言えない…
そういえば
ヤルンが仮面の男の動力を調べようとしていたのも、動力源の不足が理由?
次に、若者に話しかける。

若者「ああ、アインクランから先はリュアーク派の領土になるから危険だよ。見たとこ、旅の人みたいだけど、やめといた方がいいんじゃない?」

ぺルル「リュアークの領土って事は、ガンガン街に攻めこんでくんじゃないの。大丈夫?」

若者「いやいや、それなら大丈夫。自動砲台防衛線があるからね。何か入って来ようとすりゃ、自動的にズドン!!でおしまいだよ♪」

ぺルル「なるほど…けど、それなら安心じゃん。あたいたちだって先へ進めるでしょ。」

若者「そうかな?んー…そうかもね。じゃ、気をつけて。」

主人公達は自動砲台防衛線に向かって進んでいく。

ぺルル「ん~、あの街にいる人たち、よくないわね。仕事は全て機械任せで、ダラけきっちゃってる…
あんまり機械を信頼しすぎるのも考えものなんだけどねぇ…」

主人公とぺルルは自動砲台防衛線に辿り着く。
防衛のために配置されたと思われる自動砲台は、ほとんどが壊滅状態だ…
そこで、砲台を修理している少年を見つける。
ユンゴ「そうだよ。僕、ユンゴ。こいつはイコノス…こないだまでは父さんがやってたんだけど、怪物に襲われて怪我しちゃってさ。
だから、僕が父さんの代わりに砲台の修理をしてるんだ。街の人は機械に頼るだけで何もしないからね。
怪物に砲台が壊されてる事も知らないんじゃない?」

イコノスは、主人公とぺルルを警戒する。

イコノス「警戒。警戒。不審者二名接近。」

ぺルル「わきゃっ!?」

ユンゴ「大丈夫だよイコノス。この人たち街からやって来ただろ?武器は持ってるけど、抜いてないから危険な人たちじゃないよ。警戒を解いて。」

ユンゴはイコノスに乗って砲台から移動する。

ぺルル「あんた、足…」
ユンゴ「イコノスは言葉を話せないけど、僕のしたい事、言いたい事をわかってくれる…僕の大事な友達さ。」

ぺルル「あ~あ、バッカみたい。いるのよね~、ゴーレムに心はないのに感情移入しちゃって友だち扱いしちゃうおバカさんが!」

ユンゴ「何でそんなこと言うんだよ!?イコノスは心を持ってる!他のゴーレムとは違うんだ!!」
ぺルルは何かに気づく…
その時、イコノスは警戒を始めた。

イコノス「警戒!警戒!上空、10時の方向より未確認物体、急速に接近!!」

怪物の攻撃により、ユンゴはイコノスの上から落ちる。

ユンゴ「うあっ!!」

その拍子にユンゴの腰に付けていたエンブレムが外れ、イコノスはユンゴに対しても警戒を始めた。

ユンゴ「イコノス!どうしたんだ!?僕だよ!分からないの!?」

イコノス「保護対象なし。未確認物体、撃破された模様ながら、武器反応及び複数の生命反応あり。これよりせん滅行動に移る。」

ぺルル「その子がひき肉にされちゃう!とりあえずゴーレムぶっ壊して動きを止めて!!」

主人公はイコノスを撃破する。
今回のボスは難しくなかった。SPADE黒の火力はあまり出なかったものの、イコノス自体のHPが少なめなのか…?(*´-`)

ユンゴ「お願い!イコノスをこれ以上傷つけないで!!」

ぺルル「ダメ!完全に動きを止めちゃって!!」

主人公はイコノスに留目の一撃を与える。
ぺルルは、地面に落ちていたエンブレムを拾った。

ぺルル「お見事…このゴーレム、エンブレムてあの子を保護対象と認識してたのよ。
エンブレムが外れたんで攻撃対象になっちゃってたから、助けるためには動きを止めるしかないのよね…」

ユンゴ「なんで…なんでイコノスを…僕の友だちを傷つけたんだ!」

ぺルル「傷つけたんじゃない、壊したの!
いい?機械ってのは欠点だらけの人間様が作ってるんだから、おかしくなって人に危害を加える事もある、これ当たり前ね。」

ユンゴ「でも、イコノスは僕の言う事をわかってくれる。心があるんだ!だから、こんな事しなくなたって…」

ぺルル「ああん、気のせい、気のせいを機械は芯まで金属で、心があるなんてあんたの勝手な思い込みよ。
そいつら、感情なんてひとっかけらも持っていないし、入力された指令でどうにでも動く人形なんだから信用しちゃダメなの!!
あんた、立派なテクニスタになりたいんでしょ?だったら、これをきっかけに機械との関わり方をじっく考えてみた方がいいわよ?」

ぺルルの言う事はもっともな気がするが、ユンゴに対しては少し厳しすぎるような気もする…

ぺルル「ゴーレムに何か恨みでもあるのかって?いや、まあ、あの子がテクニスタのクセに甘ちゃんなこと言うから、つい、ね…
…あたいも昔、旅の途中でゴーレム拾った事があったの。あたいの命令をよく聞くし、怪物からも守ってくれるから、心を許してたんだけど…
それはあたいを信用させるために、あらかじめ組み込まれてた指令で動いてただけでね。あたいが大事な金を預けた途端に即逃亡よ。
その時、思い知ったの。機械を扱うのに変な感傷は無用だって…」

機械にも心がある…理屈ではあり得ないにもかかわらず、人は時々そういった幻想を持ちたがる…
痛い目を見た分、ぺルルはテクニスタ派のユンゴよりも機械に対する見方が鋭いのかも知れない…
SPADE黒「イコノスは連戦のために放置として、ユンゴは背負えば良いんじゃない?」

END
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以下、感想的なもの(長いです)。

パクス派の街、物凄く近代的Σ(゜Д゜)
いや、むしろ近代通り越して近未来的…?
しかし、発展し過ぎて主人公には買い物が出来ないという(笑)
ヤルンさん達は最近この地域に戻ってきたと言っていましたが、この商売形式の事知っているんでしょうか?
知っていたら教えておいて欲しかった(^^;

今章では、闇の領域に行く前に頼まれていた、エルバンデウムにあるリュアーク・テクニスタの国の偵察を、本格的に進める感じなのですかね~
それにしても人造怪物を作るリュアーク・テクニスタ、恐ろしや…

そしてゴーレムがお友達だったユンゴ君…
実際に機械に心があったにしろ無かったにしろ、大切なものが壊されるとやっぱりショックですよね…(´;ω;`)
ユンゴ君はこのあと立ち直れるんでしょうか。

そしてユンゴ君によると、街の人は機械に頼るばかりで何もせず、砲台が壊されている事も知らないと。

あと気になったのがもう一つ。
SPADE黒「じー…」

発展した街の下にはよく何かあると言いますが…
街の下に続いているような入口…

なんだか気になります(*´-`)

以上、長文失礼しましたm(_ _)m

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