杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba -2ページ目

Fリーグプレーオフ争いプレビュー

Fリーグもリーグ戦は残すところあと2節。上位3チームによるプレーオフはすでに名古屋、大阪が進出を決めており、残る1席を府中アスレティック、デウソン神戸、バルドラール浦安、エスポラーダ北海道の4チームで争っています。

プレビューの前に、ひとつお詫びを。
以前のブログ「焦って逃した大きな勝ち点2」で、浦安の可能性は事実上無いと書きましたが、まだ残されていました。厳しいことには変わりありませんが、プレーオフ進出の可能性は十分残されています。浦安関係者、ファンの皆様にお詫びします。
※決して浦安が嫌いなわけではありませんから!


本題に戻りまして、25節終了時点での順位は以下のとおり。

順位チーム勝ち点得失点差
3府中4111
4神戸3921
5浦安3811
6北海道36-13


また、今後の勝ち点の可能性は以下のとおり。

2勝1勝1分1勝1敗2分1分1敗2敗
府中474544434241
神戸454342414039
浦安444241403938
北海道424039383736


府中は1勝1分では神戸に並ばれる可能性があります。勝ち点が同じ場合の順位付けが得失点差となると、現時点では神戸が10多く、神戸は2連勝しているため、府中が3位になるには2試合で得失点差を最低12以上増やさなければなりません。現実的に考えれば2連勝しなければならないでしょう。現在3連敗中な府中にとって厳しい状況です。

とはいえ、救いなのは対戦相手が今シーズン負けていない湘南と浜松であることです。いつもどおり戦えれば問題ない相手ですが、湘南との通算成績は6勝4敗1分と決して良いわけではありません。さらに、府中は参入してから1シーズンで同一チームに3連勝したのが、今シーズンの町田と2010年の浦安の2チームしかありません。
ここ最近の府中は後半に失点、逆転されるケースが多いので、後半のゲームプランが勝負の鍵を握るでしょう。

4位の神戸は府中の結果次第になりますが、2勝しておきたいところ。次節のアグレミーナ浜松には今シーズン連勝しているので、この試合も勝利して府中にプレッシャーをかけて、最終節のアウェイで行われる浦安戦に臨みたいところ。

そして5位の浦安は府中が連勝した時点で望みが消えてしまううえに、今シーズンの対戦成績が1勝1敗大分と神戸との対戦が残されているため、3チームの中でもっとも厳しい状況と言えます。
1勝1分けで、府中が連敗して神戸と引き分けると神戸と勝ち点で並んで得失点差での争いとなる可能性も残されているため、そうなった場合には神戸戦では大量得点での勝利が条件となります。

また、6位の北海道においては、府中が連敗、神戸が未勝利、浦安が1勝1敗以下にならなければならないため、非常に厳しいでしょう。

次節、府中が湘南に敗れて、神戸、浦安が勝利すると勝ち点1差に3チームが入り、最終節の浦安対神戸の直接対決と府中での浜松戦で決まります。
浦安と府中は同時開催ですので、とても盛り上がるに違いありません。

また、次節はオーシャンアリーナで名古屋対大阪のプレーオフ前哨戦(可能性あり)が行われます。
プレーオフ進出を決めた両チームが手の内を隠すのか、それとも勢いをつけるために全力を出すのか、この試合の戦い方にも注目です。


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