プッチーニ・フェスティバルのアカデミアに合格し、先月からフェスティバルの劇場があるトーレ・デル・ラーゴにおります(ピサの斜塔の近く)。
プッチーニはメゾ・ソプラノが嫌いだったんじゃないかと思う程、他の作曲家に比べて大役が少ないけれど、私はカーザ"ヴェルディ"に住んでいても、実はプッチーニの音楽が大好きなので、プッチーニ漬けになれることはとても幸せです。
トーレ・デル・ラーゴの湖の畔にプッチーニの家、そこから車で30分程のルッカという町に生家があります。湖畔のお家は、プッチーニの御子息が「父の家を生前の姿のまま残したい」とそのまま残してくれたお陰で、書きかけの楽譜、開いたままのピアノ、大好きだった狩猟の道具やブーツなどがそのまま並び、待っていたらプッチーニが帰ってきそうな気さえしました。プッチーニは、ヴェルディ音楽院の大先輩なので、当時の音楽院の試験課題などもとってあり、彼も音楽院の"学生"だったんだな~と身近に感じました。
ヴェルディやプッチーニなど、大作曲家を"歴史の中の人物"ではなく、生身の人間として身近に感じる度に、作品が更に愛おしくなります。
アカデミア頑張ります!