色々な夫婦① | 結婚式を終えた私が後輩花嫁に伝えるべきこと

結婚式を終えた私が後輩花嫁に伝えるべきこと

リビエラ東京で結婚式を終えた私。
当時のことを振り返って、皆さんに役に立ててもらおうと思います。

私は以前ホームヘルパーという仕事をしいていたことがあります。

その時、人生そして夫婦生活の先輩方と関わる事が出来ました。

ホームヘルパーという仕事は利用者の方の自宅に行きそこで家事や身体的な介護サービスを行います。

仕事を通して様々なご夫婦の家族の形を見てきました。



ある夫婦はお二人とも認知症を患っていらっしゃいました。

おばあさんががいつも「この人は本当に昔の人で、お茶の一杯も入れた事が無い」と私にこぼします。
おじいさんはいつもそれをニヤニヤ笑いながら聞いています。
「あなたの事言われてるんですよ!!!」心の中で私はつぶやきます・・・
ほとんど何も喋らないおじいさん!
黙っている時間がないくらい喋り続けるおばあさん!

そんなある日おじいさんが亡くなりました。
おばあさんは、おじいさんが亡くなった事がわかりません。
毎日「おじいさんはどこ行っちゃったんだろうね?困った人だ」と笑いながら言っていました。
私が亡くなった事を伝えると「ああ。そう。そうだった。」と言います。
特に悲しむはけではないおばあさんを見て「やっぱり理解できないのかな?」と思っていた私におばあさんが「もう長い事一緒にいたからねぇ。」と言いました。
もう長い間一緒に入れたから満足?長い時間一緒にいた分だけお互い歳とったんだから亡くなることもあるだろう?・・・おばあさんが言った言葉の意味が何を指していたかはわかりませんが、その一言を言ったおばあさんは悲しい表情ではなく、いつもの明るい笑顔でした。

二人で過ごした長い夫婦生活があの時のおばあさんの笑顔を作った気がします。


その時おじいさんとおばあさんの事がすごく素敵な夫婦に見えました。



夫婦になるまでの時間は、その後の夫婦生活の時間に比べたら一瞬です。
夫婦になるまでにも、なってからも大変な事は沢山あると思います。
大変だけど・・・素敵な夫婦にやっぱりなりたい♡私はそう思いますニコニコ