モヤモヤがもうどうにもならなかった。
声にして、聞いてほしかった。
でも言える人が、君以外、思い当たらなかったんだ。
出ないだろうなと思いながらも、かけてみて
やっぱり出なくて
相変わらずだなーもう寝よーと思ったら
まさかの折り返しがすぐに来て。
久しぶりすぎて、こんな声だったっけ?
って思った
出たその声は、ほんとに驚いてた。
ねえ、知らないでしょ?
通話をはじめた数分間、私の身体は震えてたってこと。
緊張、した
君への気持ちは、まだ消えきってなかったみたいだ。
私の目は、違う人を追っているのに。
その声を聞きながら、ああ、やっぱり好きだ、なんて思ってしまって
打ち消すように一瞬目を閉じた。
もう、置いていかなきゃ。
あれから4年、経つ。
最後に会ったのは1年前。
その身体も、声も、顔も、髪も、匂いも。
置いていかなきゃ。
彼が羨ましいよ、って、君は言った。
私は、できることなら、今もう一度君を好きになりたかったよ。
だけど、きっとまたうまくはいかないから。
私と君の間には、色々ありすぎたから。
もう出ていかなきゃ。