ちいさなわたし -5ページ目

ちいさなわたし

2015.6/24
わたしらしく、という言葉にさえのみ込まれない決意 。
"考える葦である、わたしである。"

2016. 9/2
そのままでいたい。やんわりした、正直者のわたしでいたい。
"ちいさなわたし"


あなたに最後のわがままを託して
諦めようとして
割りきってしまおうとしていた
とても身勝手なものだと知っていたけれど

わたしの瞼が閉じるより少しだけ前に
あなたはふいに携帯をふるわせて

もう30分も前に
枯れていたはずなのに
大きなしゃっくりは出なかったけれど
一人ではなかったから
それでも人前で泣くときよりも
空気をたくさん吸い込みながら
受話器越しに
鼻をすすりつづける
恥ずかしい音をたくさん鳴らしながら

それでもあなたの声が聞こえたから
不器用さなんて感じなかったけれど
あなたにとっての精一杯の言葉なのだと
きちんとわたしの耳に届いて
枯れかけていた心を潤ませていった


はな