ひっそりと、
でもたしかにそれは感じられて
わたしは、置いてかれる。
どこの誰でもない昨日の自分に、
明日もきっと、置いてかれる。
そうやって生きていくことが
辛いわけではないし
苦しいわけでもないのに
どうして何かが悲しくなるのか
どうして何かを失う気持ちになるのか
わたしはわたしの命の破片を
昨日に散りばめてきたのだろうか
わたしはわたしの命の滴を
昨日に振り撒いてきたのだろうか
わたしはわたしの命の繋ぎ目を
昨日でさらに引き裂いてしまったのだろうか
わたしは、置いてかれる。
その気持ちすら置いていけたのなら…
わたしはもう、
悲しまずにすむのに。
はな