西暦1500年代中盤、戦国時代と呼ばれたその時代。忍(しのび)と呼ばれた、歴史の裏舞台を駆けまわった隠密集団がいた。

伊賀の里に生きるある二人の兄妹。親を亡くした妹は兄に問う。「何故忍びの道に生きなければならないの?」任務の中で、最後には死ぬことまでが働きに含まれる、最下級の下忍達。

彼らは時代の裏方だった。

彼らは歴史にとって、使われるだけの存在だった。


しかしその裏方たちが、ある忍びの登場により、表舞台に一石を投じるべく時代を駆け巡る!

1581年、天正伊賀の乱。伊賀の里を攻め滅ぼした織田信長。
平和を願った妹は、その時どこで何を思う?共に戦った仲間たちは、その時何を企み、何を誓う?

裏方達の交錯する様々な思いが、表舞台の主役、織田信長を巻き込み一年後の本能寺へと向かっていく。そこに待つ出来事とは…?

大事件から数十年後、それを懐かしみ話す者達とは?

本公演第十一弾!ボクラ団義が初の時代物に挑む!
実在する忍びの術が、舞台上をシュールに彩る?
火の玉とか、雷とか、そういう派手派手な忍者って感じじゃなくて。
歴史の裏方だった忍びの者達が戦国の世を自分の生き方で自分なりに生き抜く!

殺陣アクション有り、ダンスありの超エンターテイメント舞台劇!!