好きな映画は何度も繰り返し観てしまうんですが、
この映画も4回くらいは観たかと思います。
 

「イン・ハー・シューズ」。
 

主演は中学生のころから大好きな、キャメロン・ディアスで、
その輝く魅力に改めてうっとりさせられるんですが、
すてきなのは何より、この映画のストーリーです。
キャメロン演じる妹と、トニー・コレット演じる姉が、
それぞれのコンプレックスと向き合い、
それぞれの形で克服していく物語なんですね。
 

派手さや重厚感はなく、ライトでカジュアルなタッチで
描かれていくのですが、陽だまりのようにじんわりと染み入り、
ラストには温かさと心地よさに包まれる、良作です。
 
 
そんな「イン・ハー・シューズ」で初めて知ることになったのが、
「ディスレクシア」の存在です。
 

映画の中で、妹が克服しようとしていた「コンプレックス」が、
ディスレクシア、だったんです。
 

耳に馴染みがないという方、多いと思います。
日本語では「読み書き障害」ともいわれますが、
「知的能力や知覚能力には異常がないにもかかわらず、
文字の読み書きが困難になる障害。学習障害の一。
 
 

形が似た文字を区別できない、
文字を読みながら同時に言葉の意味を理解することができないため読むのに時間がかかる、
意図した言葉を正確に書けないなどの症状がみられる」(デジタル大辞泉)そうです。
 
 

外部からは判断しづらく、また日本ではまだまだ認知が低いのですが、
日本でも人口の8%がディスレクシアなのではないかといわれています。
 

月曜日の番組では、そんな「ディスレクシア」について特集しました。
 
VTRと中継で出演してくださった、16歳のアーティストの濱口瑛士さんも、
ディスレクシアの診断を受けた方の一人。
 

「少しだけ『諦める』勇気を持ってほしい。それは逃げることでも敗北することでもない。
得意なことに少し方向を変えることを知っておくと、楽に生きられると思う。」
 

そんな風に、穏やかな表情で語ってくれました。
 
 
努力でどうにもならないことを、「がんばれ」「練習すればできる」と
言われることほど、酷なことはないですよね。
 

ディスレクシアを抱える人たちも
同じスタートラインに立てるようなテクノロジーの普及が
可能になってきている時代ですが、
まずは一にも二にも、「正しい理解」が必要です。
 
 
「イン・ハー・シューズ」は、
直訳すると「彼女の靴の中」、ですが、
「~in someone's shoes」というのは英語の慣用句で、
「(人)の立場になって」という意味なんですね。
 

まさに、当事者の立場になって考える。
 

アベプラではいつも、ここに行きつきます。
 
 
さて。
先週の衣装のご紹介、またまた遅れてしまいました…!
11/19
enlee
 
 
11/20
アナディス
 
 
11/21
enlee
 
 
11/22
MIDDLA
 
 
11/23
トップス MIDDLA
スカート RANDA
 
 
 
今週もがんばりましょう!
 
小川彩佳