念願の学位ようやく! | 「言葉のノート♪」フルート奏者 塚本絢加の音楽日記

「言葉のノート♪」フルート奏者 塚本絢加の音楽日記

„Noten“ ノーテンはドイツ語で音符、楽譜の意味があります。残り少ないヨーロッパでの海外生活の様子や、日々思うことを、“言葉の楽譜“として気の向くままに書いていきたいと思います♪
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日本はもうすぐ卒業の季節。


桜の花が舞い散る中で、

着古した制服に少し誇らしげな大人びた表情で記念撮影をする中高生、

華やかに髪を結い上げた袴姿の女子大生の姿……



もう何年も桜の時期には帰国できていませんが、
そんなイメージがパッと脳裏に浮かびます。



日に日に春の日差しが感じられる頃ではないでしょうか☺️

また、新生活の始まりを予感する時期でもありますね。



それはドイツも同じ。


私事ですが、

3月頭をもちまして
レーゲンスブルク音大のバロックフルート教育家課程を修了しました🎓🌸


修了試験の際の写真たち







今回はちゃんとポスターも作りました。


柔らかい色合いで、春のイメージ☘️☺️




前回、モーツァルテウムの演奏家課程修了でいただいた学位は

(M.A.) Master of Arts 

に対して

今回のレーゲンスブルクの教育家課程で授与されたのは、

(M.Mus.) Master of Music

でした。



何となく専攻的に逆のような気もしますが、大学の形態によってかわるんだそうです。



一部例外もありますが、ドイツの場合
州立の音楽大学はMusikhochschule という専門系の単科大学に当たります。


一方で、オーストリアの国立の芸術大学3校
ウィーン、グラーツ、ザルツブルクはいずれも
Universität 総合大学扱い。

規模が大きく設置学部が多いからなんじゃないか、

と試験で伴奏してくれたドイツ人が言っていました。




実は、8日にまだ一つ
自由選択科目の口頭試験とプレゼンテーションが残っているのですが、

何故か修了の連絡がきました。笑


やはり、ちょっといい加減なんですよね。。
こだわる所はしつこいくらい詳細に指摘してくるのに。



それはさておき、

ついに念願だったドイツの国家音楽教育家資格を取得しました!😭

めでたい!

嬉しい!

いや、本当にめでたい!!!👏👏👏



今回、色々な奇跡が重なったのと、
先生方の手厚すぎる指導&ドイツ語の添削のおかげで、


修了コンサート
トラヴェルソ指導法
室内楽

の各実技試験で最高評価の1.0を、

副科チェンバロ
ピアノ伴奏法

では1.3の評価を、

それぞれいただく事ができました。



この数年、チェンバロばっかり弾いていたからか、

ピアノの鍵盤が凄く重く感じてしまうのと
足のペダル操作が下手すぎて、、

最も時間を割いて、
且つ必死で練習したのがピアノ!!

ピアノの試験結果が1番嬉しい😂 わーい♪




はじめてドイツに来たのが2017年。

..長い道のりすぎました!!


正直言って、
これまでの自分の選択に一部後悔もあるし
何が正しくて正解だったのかは今でもわかりません。


ただ、すごく達成感に満ちているのと、

やり遂げられた自分に誇りを持っています。


わたし、がんばったわ。。