切羽詰まった頭で考えた。
もう、あそこに行くしかない…
それはさっき通りかかってた、くまで通りのあのお店。
たどり着いた時は15時1分。
お店…開いてた(歓喜)
ということで『アカネコ堂』に飛び込む。
「こんにちは〜
早速で悪いんですけどお手洗い、貸してもらっていいですか
お腹ヤバくて
いきなりですみません」
快くOKしてくれた茜さん、お母さん、ありがとうございます
トイレに駆け込み、便座に座るまでは気を緩めないよう踏ん張る
…本当にギリギリのところで間に合った〜
トイレに行ったらすっかりお腹は落ち着き。
入店後5分で生ビール注文
「いや、本当にすみませんでした
切羽詰まってて。
3回目なのに毎回何かしら迷惑かけてる気が」
「大丈夫ですよ〜」
と言ってくれた茜さん、寛大だ〜
スイングカランで注いでくれるビール。
黒崎の名店の一つ『DAIMARU』マスター仕込みの美味しい生ビール。
「最初はBEER STAND KUROSAKIに行って、夜にこちらにお邪魔するつもりだったんですよね。
でもハプニングが
なのでこっちで先に飲んじゃう」
と宣言してあれこれ注文。
初入店時に食べてお気に入りの、若松野菜の揚げ浸し。
スイングカランのある風景。
いい眺めだ〜。
次はハーフ&ハーフ。
塩漬けサーモンのマリネ。
ミョウガサワー。
もちろん私が最初の客だったんだけど(15時営業開始だから)、その後カウンターの端っこに座った男性客、その後に私の隣に来た女性客と茜さんとでおしゃべり。
男性客はガッツリ常連という感じはしなかったけど、それでもお店には何度か来てるんじゃないかな、と思わせるような感じ。
女性客は初めてっぽい雰囲気を醸し出してて、注文もそれっぽい。
女性客は大人しくて話を聞いて笑ってる位で自分からは発言はなし。
次に入ってきた常連客Pちゃん(勝手に名前出しちゃった)が強烈だった
医療系のお仕事をされてるんだけど毎週末には朝から翌日3時まで延々飲んじゃうって。
子どもの学校行事がある時も
「早く帰るから」
って出かけたのに結局いつもの時間まで飲んじゃって風呂にも入らず歯磨きもできず何とか参加。
そんな時に限って他の保護者の方が話しかけてきて酒臭いのやらいろいろ誤魔化すの大変だった話とか、話が強烈で面白過ぎる
てか、同じ酒飲み主婦として分かりみがすぎる。
二人、共感しかなくて盛り上がる。
黒崎のいい所とか福岡に関する違和感とか話をすると
「ウンウン分かる〜」
とお客さんみんなに同意してもらったり。
「大きな顔してるけどまだ来店3回目」という話をした流れから
「前回来た時もお腹壊して公園の公衆トイレ見つけて駆け込んでさぁ」
「三角公園の」
「そうそう
あそこトイレットペーパーがちゃんと設置してあるけん、ありがたかったわ〜」
「ホント、トイレットペーパー大事」
「トイレットペーパー、取られてても当然みたいなのに残ってるし」
「そこが黒崎のいい所」
とかいう話からPちゃんが若い頃あそこでナンパ待ちしてたって話も
「当時はそんなん(若い子同士で声かけたりかけられたり)当たり前だったよね〜」
「そうそう」
とこれまた妙に年齢と割と近い(とは言え、彼女は絶対まだ40歳代)二人、盛り上がる。
そんなこんなで話も盛り上がり、茜さんと共に他のお店のこともいろいろ教えてもらったり、とても楽しい時間だった。
16時15分にお店を後に。
予定が変わったけど、次の目的地へ。