M子ちゃん笑ってごめんね。
そして、おばさん
あなたはドジじゃなくて勇者でした。
心から讃えます。
何年か前に
Mちゃんが
油のなべに火が入った話をしてくれたのね。
なんでも、夕飯の準備をしてる時に
油に火が付いて
すごい炎があがったらしいの。
パニックになりながら
台所が燃えちゃう！
って、とっさに
ゴウゴウと炎をあげる油のなべを持って
庭に脱出
で、庭の多少スペースがあるところに
そっと なべを置いて
ポケットの携帯電話で119番にかけて
無事、事なきを得たんだって。
「でもね、置く場所が家に近すぎて
家の壁がちょっとだけ黒くなっちゃったんですよぉ」
って、面白おかしく
昔ばなしをしてくれたMちゃんに
みんなで笑って、
怖かったね～なんて言いながら
絞ったバスタオルかけるといい、とか
油用の消火器で、大きいのじゃなく
スプレーみたいなのがあるらしい、とか
伊東家の食卓(古い？)なみに
豆知識を披露してて
私も、
取りあえずフタして
ガス止めて冷めるまで待つとかね～
なんて、涼しい顔して
アドバイスしたのよ。
特別なモノはいらない。フタするだけ。
ってのも、少し前に
叔母さんの家に行ったとき
台所の網戸がズタボロになってたから
どうしたん？って聞いたら
フライパンで調理中に火が入って
炎が上がって網戸溶けちゃったそうで
急いでフタしてんけど
溶けてしもたんよ(笑)
って聞いて
それなら炎にビビって
頭の中フリーズした私でも
きっと出来る！って
心にメモメモ φ(．．)したところだったので
そのまま受け売り (￣∇￣*)ゞ
そして今年、夏のはじめ
早朝、寝ぼけながら
お弁当作ってて、
たまご焼き焼いて、取り出して
ウインナーそのまま炒めようと
油足して熱してた、その時
火が入って
炎が上がったの！
えっ！なにっ！ヤバッ！
いやっ！えっ！うわっ！
結構な高さの炎に
頭の中が感嘆符だらけになって
それでもなんとか
換気扇カバーが燃えたらヤバい！
って、たまご焼き器 手に持って
コンロから遠ざけて
でも
手の中でゴウゴウと燃えてる火見たら
そっからどうしていいか分からなくて
もう頭の中は
水はダメ
水はダメ
水はダメ
シンクで水かけたいのを抑えるだけで
何にも考えられなくなって
パニクった私
振ったの！
炎あげてる たまご焼き器
マッチ消すみたいに！
左右にブンブンと振ったの！
もちろん、
そんなことで消えてくれる訳ないんだけど
そこからすぐ
油が冷めたらしく
ただの たまご焼き器に戻ってくれたの
いやぁ、焦ったぁ。
怖かったよぉぉ。
壁焦がしたMちゃんの油鍋も
網戸溶かしたした叔母さんのフライパンも
私の炎より
きっと ずっと すごい勢いで燃えてたはずで
それに対峙した時に
家の外に持って出たり、フタしたり
行動できた2人はすごい！
いやぁ、勇者だわ。
それに比べて
ただ振るって……
油の量が少なかったから よかったものの
絶対やっちゃダメなやつやん。
涼しい顔してMちゃんにアドバイスしてた
あの時の私思い出したら
あぶらっぽい顔に火がつくわ
(って、雑なオチ失礼(笑))
