私はもうずっと
突然やってくる不安感や
大切な人をまたこの世から失うかもしれないという逃れられない恐怖感
どうしようもない焦燥感
ふとした瞬間にやってくる、湧き上がるこの感情から
ずっと怖くて逃れたくて
本当に本当に辛かった
どうしたらこの恐怖心を感じなくて済むのか長年の悩みだった
この理由を探してて
退屈なときなのか
幸せを感じたときなのか
孤独を感じるときなのか
いろいろ考えて
自分と向き合ってみたけど
やっぱり定期的にやってきて
身が捩れるような
引き裂かれるような痛い不安感を
なんとか感じなくて済むように気を紛らわせたり
過ぎ去るように耐えてたけど
この感情は
幼稚園児の頃と同じで
いつも思い出すのは
小さな自分と
身体の弱い母が横になっているシーン
息も絶え絶えな
苦しそうな母の背中をさすったり
手を握り締めて
どうか神さま助けてくださいお願いしますと
何度も何度も
全身全霊で祈っていたあの頃
母が苦しくなるたびに
母がいなくなったら私は生きていけないって
考えてたな
眉間に皺を寄せて身体を硬直させながら
祈ってるのは小さなわたしで
幾度も思い出してきたけど
今の私はあの頃とは全然違うし
なのになぜだろうって
あんなに神さまに祈って
なんの意味もなかったのに
ただ自分を自分で苦しめて
耐え続けてた無力すぎる小さな自分
母はもう亡くなったから
本当にこの世から居なくなるという絶望も
いまはもう知ってる
それでも年月を経て
ちゃんと悲しみも穏やかになったから
突如やってくるこの恐怖心は
辛かった
何度も拷問のように感じさせられた
今年のいつだったか忘れたけど
夏だったかなぁ
いつものように子どもたちと布団に横になって
そしたらまた
急に家族を失う恐怖心がやってきて
子どもたちがいなくなったら
旦那がいなくなったら…
辛い怖い辛い怖い…
その日はもう逃げずに感じまくった
そしたら
怖いし苦しいし
この心が引き裂かれるような
恐怖心を
子どもの頃のあんなに小さかったわたしは
同じように耐えていたのか…
耐え続けて意味もなかったとか
酷いことを思ってたなぁって
大人でも辛いのに
小さな自分はどれだけ辛かったか
だれも分かってくれないと思ってたな
母に、父に、助けてと言いたかったな
ただ幸せに安心して眠りたかったな
無力な自分が嫌だったな
よく頑張ったなぁ
えらかったなぁ
凄いなぁ
もう大丈夫、大丈夫だよって
なんかわからないけど
初めて
自分が小さな自分を抱きしめてる感覚になった
思う存分、抱きしめて安心させてあげられた
その感覚がすごい不思議で
小さな頃のこと何回も思い出してたはずなのに
ちゃんと分かってあげてなかったなって
ごめんねって思った
ただそれだけなんだけど
あの日から
突然おそってくる恐怖心が
なくなったんだよね
浄化されたのかな
心って不思議だな

