Love in Palace ~星の行方~ -3ページ目

Love in Palace ~星の行方~

韓国ドラマ 宮 Love in Palace にはまりすぎて
日々の妄想を書き綴ったサイトです。

車から降りると沢山の歓声があがった。
今日の公務は病院への慰問、車から院内へと向かうわずかな時間でも俺達の姿を見たいと集まってくれた国民へと笑顔で手を振る。
俺の隣で同じように手を振り笑顔を振りまくのはこの国の女性で4番目の地位にあり、一般家庭から王室に嫁いだとあって国民からの人気も厚い人。
皇太弟妃 シン・チェギョン 俺の妻である。
彼女がマカオから戻り公務に復帰してからまだ間もない事もあってか国民の集まり具合もいつにも増しているように感じる。
それにしても……。


「ずいぶんうまくなったな」
「えっ?」


手を振り続けながらも俺の言葉に耳を傾けるチェギョンはどこから見ても立派な妃となっている。
チェギョンが初めて公の場にたったあのパレードの時と比べるとまるで別人のようである。

ひとしきり挨拶やら病室への訪問を終えると休憩の為に用意された部屋へと通される。
病院関係者が深々と頭をさげ部屋から退室すると一息つくため俺もチェギョンもソファーへと腰を下ろした。


「そうだ! シン君、さっき何て言ってたの? ほら、車から降りたとき」
「あぁ、ずいぶん上手くなったなと思って」
「何が?」
「笑顔で手を振る姿が様になってると思ったんだ」
「そりゃーそうよ、私だってマカオで遊んでたわけじゃないわ。きびしーーーい教育を受けてたんだから」


そう話すチェギョンの目線の先にはいきなり話題に上げられたチェ尚宮が居心地が悪そうに少しだけ会釈をする。


「それにシン君が教えてくれたのよ、私たちの笑顔を心待ちにしている国民がいるっていう事。
私たちの笑顔で国民の不安が和らぐって言う事も……。
結婚式のパレードの時だって、機嫌悪そうにしてたけど笑顔の仕方教えてくれたもの」
「そうだったか?」


あの日……、あまりの緊張からか顔が固まっていたチェギョンへ顔のほぐし方や作り方を手ほどきした事、本当は鮮明に覚えていたが知らぬ顔をする。
あの頃は自分の事しか見えていなかったから、自分の妃に少しでもましな顔をして国民の前に立って欲しかった、ただそれだけ……。
そんな勝手な自分を思い出してしまったからだ。
それでもチェギョンはそれも優しさだと覚えていてくれたようだ。


「そうだっ! いい事思いついた!!」


急に立ち上がり何を思いついたのか俺の方を見て怪しげな笑顔を送るチェギョン。


「ね、シン君。今度は私が教えてあげる」
「何をだ?」


チェギョンの急な思いつきに考えが及ぶはずもなく、大人しく聞き返してしまった自分に後から後悔する事になる。
俺が聞き返した事で了承を得たと勘違いしているチェギョンは一人どんどんと話を進めてしまう。
俺の手を取って立ち上がらせ徐に窓のそばへと連れて行かれる。


「笑顔の練習、大きな声で笑う事よ!」
「はぁ?」


あまりの唐突さにおかしな声をあげてしまう、今の話の流れでどうしたらそんな考えに流れ着くのか相も変わらず理解しがたい。
俺の怪訝そうな顔とは裏腹に楽しそうなチェギョンは言葉を続けた。


「笑う事は大切なのよ? それなのに皇室の方は、特にシン君は笑うって言ってもいっつも『ふっ』とか『くくく』とかそんなのばかりじゃない?」


ご丁寧に俺の真似までしてくれて……。
思わず絶句してしまう。
すると見かねたコン内官が俺の手助けをするように割って入る。


「あの、妃宮様、皇族の方が人前で大きな口を開け笑われるのは品位を欠くのではないかと……」
「そんな事ないわ、それに笑う事は健康にもいい事だってどこかの記事で読んだの、皇族だからこそ率先してやらなくちゃ!」


そう言うなり、窓を開けて腰に手を当て準備を完了させた。


「さっ、レッスンスタート♪ あっはっはっはっはっはっは!」 
「「ぴ、妃宮様!」」
「さっ、シン君もやって」


チェギョンの突然の大笑いにコン内官とチェ尚宮の顔色が青くなる。
かく言う俺も開いた口が塞がらないとはこの事だといわんばかりにぽかんとしてしまったが。、次第に込み上げてくる感情を抑える事ができなかった。


「ぷっ、まったくお前は……」
「シン君、呆れた?」
「せっかく妃らしくなったと褒めた所なのに……そういう所はまったく変わらないな」


そう言ってチェギョンの髪に手を伸ばし優しく撫でる。
自分でも時々戸惑ってしまうほどチェギョンと一緒にいる時は笑顔が耐えない。
それはこれ以上ない幸せなんだ。
二人で顔を見合わせて笑顔を一つ。


「「せーの、あっはっはっはっはっはっは!!」」


「ぷっ、あははははははは」
「あー苦しい、シン君がほんとにやってくれるとは思わなかった、でもすっきりしたね」
「そうだな」


俺まで参加してしまってはコン内官たちも何も言えないのだろう、半ばあきらめの顔でこちらを見ているのに気がついたがお小言は後にしよう。
また新しい俺を見つけてくれたチェギョンに感謝を込めて今はただ力強くチェギョンを抱きしめたかったから……。



しばらくして、何事かと医師達が駆けつけてきたのは言うまでもないがな。







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こんばんわー
今日は素敵なニュースですね♪
イギリス王室ウィリアム王子の結婚式!!
いあ~ニュースを聞くたびになんだか宮を思い出してしまって。

そんなわけで今日の更新はそんなロイヤルウエディングを見ている二人を描いてみました。
一応断っておきますが、このお話はドラマ宮の中でにでてくるイギリス王室をお借りして書いています。
ドラマにでてきたウィリアム王子がご結婚というお話です。
現実世界の王室とはなんら関係がございませんのでよろしくお願いいたします。

さてさて
実際の結婚式が始まるのにあわせて更新しようと思っておりましたので言い訳も急ぎ書いております。
ご飯つくらなくっちゃ(ノ゚ο゚)ノ

また後ほど来ますね。
注意書きをとりあえず入れておこうと思ったので!!
それではまた来ます!


後日追記
こんばんわー!
あとでまた来るといいつつ、↑の記事を書いてすでに2日後です(笑)
世間はGWですね、我が家も旦那さんは1週間ほどのお休みになるのでなかなかPCをいじる時間がありません。
いつにもまして更新されないと思いますが……見捨てないでくださいね(ノДT)


さて先日更新いたしました幸せのかたち、いかがでしたか?
ついついニュースを見てたら書きたくなってしまったお話で、
めずらしくすいすい書けたんですけど書き終えてみると当初書きたかった事から全然話がずれていてびっくりです!(おぃおぃ)
本当は最後の方にでてきたもしシン君とチェギョンの出会いがウィリアム王子とキャサリン妃のような
学校での出会いをしていたら、シン君はチェギョンを好きになってくれたかな?っていう事を書こうと思ったんですけど……だいぶ話が飛んでますΣ(・ω・ノ)ノ!
まぁ、シン君はどんなかたちであれチェギョン以外は目に入らないって事が伝わればいいかな、はははー。
そんなイイワケがしたかったのでもう一度登場しました♪

次回の更新は何になるかな、本編は新EPに突入するやもしれませんし、言の葉もそろそろコンプリートしたい所ですね。
いつかけますやら……。
もうしばらくお待ちくださいね^^

それでは今日はこの辺で!
ばいばい!!
「わー、素敵ねぇ」


さっきから何度目かの歓声をあげつつ、TVに食いついている私。
シン君はそんな私の隣であきれた顔をしつつも一緒になってTVを覗き込んでいる。
今日は一日ここから離れられないわね。
なぜかって?
それはもう全世界の女子の憧れ!
『ウィリアム王子』のロイヤルウエディングが今まさに中継されている所だから。
まぁついでに言うとお姉様、ヘミョン女王陛下もこの式に招待されていて、今後の勉強の為にも是非中継が見たいと言い張って時間を作ってもらったんだ。
だから今日は一日のんびりとTVにかじりついていられるってわけ。
TVの中では挙式が滞りなく終了し、今から宮殿へと移動する。
その途中は街頭に集まった国民の為に馬車に乗ってのパレードになるようだ。


「なんだか思い出しちゃうなぁ、あの時はそんな事考えてる余裕がなかったけど、私たちの結婚式もこうやって沢山の人が見ていたわけでしょ?」
「まぁそうだな、韓国中はもちろん、全世界への生中継がされていたはずだ」
「うわぁ、大丈夫だったかな?!  私変な顔してなかった?」


今更ながらの話だけれど、急に恥ずかしくそして心配になってしまった。
お世辞にも今TVに移る新しいお妃様のように優雅な笑顔なんて浮かべていなかっただろう。
慌し過ぎて自分でもよく覚えていないが顔から体中にいたるまであらゆる筋肉が凝り固まっていたのは間違いないのだ……。
そんな私の心配をよそに隣に座るシン君は笑顔で答えてくれた。


「大丈夫だ、お前が首相に頭突きをしたシーンは放送されてないからな」
「ちょっと! 何よそれー! あれは……仕方ないじゃないあのカチェはほんとに重たかったのよ! シン君たら見てるだけで全然助けてくれないし!! ちょっと聞いてる?」


私の怒りをよそにシン君はあの時のことを思い出したのか、お腹を抱えて笑っている。
もう! 
記念すべき結婚式にあんな失態をしてしまった為にこれから思い出す度にこうやって笑われるのかしら?
はぁ……。
こうやって見てるともう一度やり直したくなっちゃうわ。
今ならあんな失態絶対しないし、もっとちゃっと気持ちのこもった式にできるのになぁ。
そうこうしているうちにパレードが始まった。
綺麗なウエディングドレスに包まれたお妃様は本当に絵本から飛び出てきたお姫様のよう。
私たちとは違ってひとつの馬車に乗り込んだ二人は沿道を埋め尽くすほど集まった国民へと仲良く手を振り笑顔を送り続けている。
これ以上ないくらい幸せそうな二人とそれを祝福する国民達。


「やっぱりもう一度やりたいな」


そう小さくつぶやいた。
シン君には聞こえなかったのか特に反応はないけれど……。
私たちは今でこそお互いを想いあって幸せでいるけれど……あの時は違った。
そんな私たちでも国民はすごく喜んでくれて、すごく祝福してくれた。
なんだかみんなを騙していたようで申し訳ないなって思っちゃう。
確かに結婚した事に変わりはないんだけど、幸せとは程遠いものだったから……。
ちゃんと幸せな私たちを見てほしいなって、TVの二人を見ていたらそう思ったの。


パレードの途中でお妃様のプロフィール紹介や二人の馴れ初めなんかを改めて説明していた。
民間出身のお妃様、なんだか親近感がわいちゃう。
大学で王子とであって恋をしてかぁ、素敵だな。
まさにシンデレラストーリーね。
あっ! ふふ、ひとつシン君に聞いてみたい事があるの。


「ねぇシン君、もしもおじいちゃん達の約束がなくて、私と普通に学校で出会ってたとするじゃない?
そうしたら、私のこと好きになってくれた?」
「さぁ、どうだろうな」
「もう! そういう時は嘘でも『きっとお前に惹かれていたよ』くらい言うもんでしょー!」
「そんなありもしない ”もしも” なんて聞いてうれしいか?」
「気持ちの問題よ、もしそうだったらこの二人みたに幸せな結婚式ができたかなと思って」
「…… ”もしも” の話ではないけれど、お前と出会う運命以外はいらないなとは思うがな」


へ?
今なにか……遠まわしに、いやすごく直球に告白されたかもしれない。
頭が理解するのに時間がかかったがうれしくてシン君に抱きつこうと勢いよく飛び出すと、
すでに隣にはシン君の姿がない。
見事につっぷしてしまった私を横目に笑いながらシン君は本棚の方へと歩いていってしまった。
でも、私は知ってるよ。
その背中は自分の言葉に照れてしまって私の顔がみずらい時のシン君だもの。

TVの中の二人をうらやましく思う事もあったけど、私はこうして今一番幸せだって思えるから、
それでいいのかもしれないわ。



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彼女の名前はユソン。
Yuson はアーティストとしての名前らしいがそんな事に興味はない。
世間で言う、まぁギョンあたりに言わせればスマートで綺麗な女性なのだろうが……。
俺に言わせるとその澄ました顔も、冷たい眼差しも人を寄せ付けないオーラがあってどこか気にいらない。
身長もチェギョンよりは少し高く隣に立たれると妙な威圧感を覚える。
それにしてもさっきから聞いてもいない事をペラペラとよくしゃべる奴だ。
立ち振る舞いを見るにそれなりの高い教育を受けているものだとわかるが……。
それが逆に王族会の娘と話している気分にさせるのだろうか。
確かにチェギョンもよくしゃべるし、口が開いたら止まる事を知らない。
だがチェギョンのそれとはまったくと言っていいほど違うのだ。


……ふっ。
いつの間にかチェギョンを全ての基準にしてしまっている事に気づいてつい笑みが漏れてしまった。
話の脈絡もなく笑ってしまった俺を不思議に思ったのだろう、目の前の女性は何事かとたずねてくる。


「どうかされました?」
「あ…いえ…………」


話がひと段落したらすぐにでも立ち去る予定だったのに、不意に笑い出した所をみられてしまい、どうしたものかと息詰まる。
仕方がないのでこの気まずい雰囲気を壊すため別の話題を提供する事にした。


「なぜ空ばかりを題材に?」
「素敵ですよね、どこまでも自由で何にも縛られる事なく雄大で。ひっそりと怯えながら生きる人間の永遠の憧れなんです」


そう話す彼女の瞳がひどくうつらに見えたのは気のせいだろうか……。
その真意を知ることができるのはもう少し先のこと。
今は宮で大人しくしているであろうチェギョンの元に早く帰る事で頭はいっぱいだった。
差し障りなく一通り話は落ち着いたのでその場を後にしようと皇太弟らしく丁寧に振舞った。


「それでは失礼します」
「はい、またお会いできるのを楽しみにしています。…………近いうちにね…………」


『近いうちに……』


そう聞こえた彼女の小さな最後の言葉がいつまでも耳から離れなかった。



空を見上げるとそこは赤く燃えているように夕日が映えている
それはまるで誰かのうちに潜む野望の炎のように



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春の日差しも暖かくなってきた今日この頃。


チェギョンの提案もあって時間を見つけては宮廷へと散歩にでかけている俺たち。


あてもなく気の向くままに歩いているだけの事なのに、俺の三歩先を歩くチェギョンは今日も楽しそうだ。


今も何やら小さな花を見つけては歓声をあげている。




「ねぇシン君、見てみて!! 綺麗でしょ? すっかり春よねぇ~」
「楽しそうだな」
「あら、シン君は楽しくないの? 私はこうしてのんびりシン君と散歩しているだけでもとっても幸せ。
だからいつも楽しいのよ♪」




”俺はその笑顔を見ているだけで幸せだ”




そうやって口に出すのは苦手だからそっとチェギョンの髪を撫でる。


すると、またくったくない笑顔を返してくれた。


その笑顔をいつでも見ていたいから、この目の中にいつでもチェギョンを留めておきたいから、


いつも三歩先を歩くチェギョンを見ていられるこの時間は俺にとってもこれ以上ない幸せな時間。




あぁほら、また。




日差しを浴びたチェギョンがまた何かを発見してこちらを振り返る。


その眩しい笑顔が俺は好きだ。




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