② 『宇宙の羅針盤<下>22を超えてゆけ・3』辻麻里子著 《中編》 | ココのアセンション日記

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アセンションとは本当の自分に目醒めること。集合意識・地球全体が次元上昇すること。目に見える世界と見えない世界の統合をしながら私たちは5次元に次元上昇します。

 

【夢見の人材】
幼い獅子よ、結論から先に言うと、宇宙は卓説 (卓越?たくえつ)した才能を持つ夢見の人材を探しているのだよ。夢を見るものがいなくなったら、この宇宙は終焉(しゅうえん)を迎えてしまうのだからね
Gの謎めいた説明によると、この宇宙は多様性に満ちた夢からできているので、夢を見る人がいなくなるということは、宇宙の存続に関わる重大なことらしい・・・・
そして、夢のなかでアクセスできる夢のネットワークシステムというものを使えば、いずれ地球人類の宇宙図書館の情報を自由に閲覧できる日が来るという。
(p.137)
 
コンピュータが高度に進化すれば、夢のネットワークシステムにアクセスできるんじゃないだろうか。

 

 

 

【夢をツールにすれば・・・】
われわれの宇宙は、夢見(ゆめみ→夢を見ること)の力を必要としている。しかし、芯(しん)のない、寝ぼけた夢には用はない。このプロジェクトに参加するかしないか決めるのは個人の自由だ。宇宙の仕事や魂の使命なぞを知らぬふりをして、肉体の世話に明け暮れるような怠惰(たいだ)な一生を送りたいなら、そうしなさい。人は自分の才能に生きる時、最も輝きを放つものだ。
さらに、夢について理解を深めれば、時間というものが、直線的に進んでいるのではないと知るだろう。夢を探究することによって、地球人類も多次元的な存在であり、惑星地球に限定されることなく、宇宙とつながっていることがわかるだろう。夢をツールにすれば、距離や時間に限定されることなく、はるかかなたの銀河にも、過去や未来の領域にもアクセスできることは明らかだ。そして、地球人類は孤独な存在ではなく、大いなる宇宙の一部であることを理解するだろう。
この宇宙は、われわれの意識でできているということ忘れないでくれたまえ」 (p.139)
 
「夢探索」も「死後探索」も同じことなのだけれど、人類の進化は、物質界から非物質界へと遷移(せんい)してゆくものだということを、観念的に受け入れられない人は、肉体の世話に明け暮れて何回でも物質過程の生まれ変わりを選択するのだろう。

 


魂の本当の願いは、そんな物質世界での生存の中にあるはずはない。魂は物質ではないのである。
 

 

【誰かが夢の領域にて教えたのだ】
夢とは心を映す鏡。夢を知ることは、汝自身を知ることでもある。そして、夢を探索することと、宇宙を探索することは、同じことなのだよ。ロケットも望遠鏡もない時代に、なぜ地球人類は宇宙のことを知り得たと思う? 肉眼では見えない星や伴星の周期をどうやって知ったと思うかね? 遠く離れた地域にもかかわらず、同じような伝説があるのはなぜだと思う?
「・・・たぶん、誰かが教えてくれたのではないですか?」
その通り。その多くは誰かが夢の領域にて教えたのだ。時空を超えて、集合意識はつながっているのだよ。よく聞きなさい。この宇宙には、宇宙の神話と呼ばれている幾何学的なパターンがある。そのパターンにアクセスできれば、時を超え場所を超えて、同じような伝説が生れるのだ」(p.139-140)
 
人類の進化にとって重要な技術の元となるものは、“ひらめき”によってもたらされたと言われることが多いけれど、その実相は、「誰かが夢の領域にて教えた」のである。自分の発見であるかのように誇るのはお門違い。

 

 

 

【進化への鍵を握って いるもの】
幼い獅子(しし)よ、よく聞きなさい。夢見の技術を向上させるためには、常に目覚めた意識でいることだ
マヤは、ポカンとした顔をして、Gを見上げている。
「・・・常に目覚めた意識でいるって、眠らないことですか?」
獅子とは、眠らないものの象徴であることは知っているだろう。常に目覚めた意識でいる者のことを、われわれは獅子と呼んでいるのだ。
意識というものが主であり、肉体は意識に従うものであると知りなさい。現在の地球人類は、意識が眠ったまま、肉体が主になって生きている。本当は自分が誰なのか、なぜ、地球に来たのかさえ、思い出せないありさまだ。なんと嘆かわしいことか。
自分が誰なのか思い出すためには、夢のなかにおいても、客観的に自分を観察し、360度の球体の視点を持って、多角的に物事をとらえてゆくことだ。それが夢を見る者と見られる者を統合し、目覚めた意識を継続させる秘訣でもあるのだよ。
さらに、夢見の状態において、意識を明晰に保つことによって、3次元の現実世界でも意識を明晰にすることができるだろう。夢の領域を探索することは、3次元を明晰に生きることにもつながっているのだ。・・・中略・・・。夢の世界は『まぼろし』などと思って排除しているうちは、自分の意識の半分しか見ていない状態であり、3次元の世界で目覚めた意識に到達することなど、しょせん不可能というものだ。

つまり、夢とは、進化への鍵を握っていると言っても過言ではない。夢の世界において、今まで存在しなかった発想や新しいビジョンを体験し、その後、3次元に現象化される。夢の世界と現実の世界が両輪になって、人類は進化してゆくのだ」 (p.141-142)
 
ブッダには「覚醒した者」という意味があるけれど、覚醒した者だからこそ、夢見の熟達者だったのだろう。夢見の世界で(幽体離脱して)得た重要なものを、地上に降ろしたからこそ、影響力の大きな歴史上の人物になったのだろう。キリストもマホメットも同様に、夢見の覚者(ゆめみのかくしゃ)だったのである。
 

 

夢にも荒唐無稽(こうとうむけい)と思われる雑夢のような役に立たないレベルがあるから、そのことだけを意識して自分に当てはめていると、上記の記述の重要性はだいぶ差し引かれてしまうだろう。

夢は5つに分類できるという。
 
① 肉体の夢。②記憶を整理する夢。③感情の夢。④精神や魂の夢。⑤人類の集合意識から配信される夢や宇宙的な夢。 (p.144)
 
物質世界での様々な技術習得に向上があるように、夢見の技術習得にも当然、向上があることを忘れないように。
 

 

【自ら積極的に夢をつかまえに行く】
よく聞きなさい。人類の集合意識から配信される夢や、宇宙的な夢というものは、ただあらわれるのを待っていればいいというものではない。自ら積極的に夢をつかまえに行かなくては、いつまでたっても夢見の技術はあがらないだろう。(p.147)
 
《参照》 『続2012年 地球人類進化論』 白峰 (明窓出版) 《中編》
 

 

 

【幽体離脱にもコツ】
【科学を越える精神世界】

【夢に題名を付ける】
夢を再生するには、この羅針盤を逆回転させればいい
「エッ、それだけですか?」・・・中略・・・・。
そう。中央のマルの中に設定したゼロポイントに意識を向けて、再生させたい夢のデータを中心部分にインプットする。・・・中略・・・。インプットするデータとは、すなわち、夢の題名なのだ。
夢を捕獲できない第一の原因は、夢に題名すらつけられない状態だからである。題名をつけるという行為は、夢という存在に名前を付与することであり、正しい名前を知ることができれば、その存在の情報はすべてダウンロードできる。たとえそれが夢と呼ばれるエネルギー体であっても
」 (p.150-151)
 
下記リンク内容は、現実界でも使えるけれど、呪者(密教)の世界で用いられている基本的な技法。夢見の技は密教の技でもある。
《参照》 『人生の錬金術』  荒俣宏・中谷彰宏 メディアワークス

 
 
【言葉による所有】
夢のダウンロード法として、その他にも重要な点がいくつも記述されている。夢見の世界の重要性を認識している人は、本書を購入して学べばいい。

 

【回文】
ある時代において、回文を夢見の飛び道具として用いていたという事実を知っているかな?」 (p.152)
そう。かつて惑星地球上に、このような雅な夢見の文化があったのだよ
Gの解説によると、室町時代の頃から、初夢を見る際に、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる回文が使われていたという。 (p,153)
 
へぇ~。興味深い記述である。

 


下記は、本書に記述されている回文短歌

「 長き夜の 遠の眠(ねふ)りの 皆目覚め 波乗り船の 音の善きかな 」
(なかきよの とおのねふりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな)
 
幼い獅子よ、この羅針盤の形状に注目してみなさい。羅針盤の形は、回文と同じように、右まわりでも左まわりでも同じ形をしていることがわかるだろう。羅針盤の形状は、すでに回文と同じ構造になっている。そもそも夢見のために用いた回文というのは、夢を再生する装置としての羅針盤の構造を真似たにすぎないのだよ」(p.157)