摂食障害に悩んでいる人は、発達障害の特徴がいくつかある“グレーゾーン“の人が多いように思います。
かくいう私もそのひとりです。
*グレーゾーン:発達障害の診断基準をいくつか満たしているものの、すべて満たしていないだけであって、症状や特性が軽いとは限りません。
①場の空気を読むのが苦手
中学生の時、部活動を最中に、ひとりの先輩がいきなり泣き出しました。
すると、他の先輩たちが私に向かって「お前さ、先輩に対してその態度はないんじゃない?謝りなよ」と言ったのです。
びっくりしました。
私はただ座っていただけなのに。
先輩たちが私に怒る理由が全然分かりませんでした。
でも、私は先輩に対してなにか酷いことをやらかしたようです。
あまりにショックで理由なんて聞けず、訳も分からずに謝りました。
友達から「自分勝手だね」と言われたこともあります。
母からもよく「あやはわがままだね」と言われました。
自分ではそう思っていないのに。
でもみんなからそう言われるということは、本当にそうなのでしょう。
祖母だけが、「あやはやさしくていい子だよ」と言ってくれました
私のせいで、今日も誰かが気分を害しているのではないか?と思うようになりました。
次第に、他人の目や評価を気にしてびくびくするようになりました。
でも、何をどうしたらいいかが分かりません
定型発達(ふつう)の人が、生活の中で自然に身につけるスキルを使ってできること。
それを、発達障害の特徴がある人は一生懸命努力して、必死になってこなそうとして生きています。
だから、めちゃくちゃ疲れます。
私にとって、「ふつうにする」ということはものすごく疲れることでした。
みんなは疲れないの?っていつも不思議でした。
とにかく頑張って、「ふつう」ができるようにする。
親からも、「頑張ればできるようになる」「努力は報われる」と言われ続けてきたので。
でも、一生懸命頑張っているのに、「ふつう」がよく分からない。
頑張っても頑張っても安心できません。
頑張っても頑張っても不安でした。
結局、私は何をやってもダメな奴なんだと思うようになりました。
自己肯定感はずーっとゼロ以下でした。
そんな自分が大嫌いでした。