距離を置く | 産業カウンセラーあや相談室/気の向くままにGoing my way♪

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私たちは、相手が自分の思い通りに動いてくれないと「モヤモヤ」します。

「モヤモヤ」する時は、相手に対して、「普通はこうするはず」という期待があるからです。

 

期待してはいけない!という話ではありません。

相手にモヤモヤした時、自分は相手に期待をしているんだな!と気づけたらいいネ!っという話です。

自分の期待に気づくことで、余計なストレスを溜めずに済むからです。

 

モヤモヤした相手とは、とりあえず「距離を置く」「コミュニケーションを減らす」ことです。

この2つは、心理的な距離をとるための鉄則です。

 

例えば、こちらは挨拶をしたのに、挨拶を返さない人がいたとします。

「挨拶はお互いにするもの」と思っている人は、「あの人はどうして私に挨拶しないの?私何か悪いことした?」となり、モヤモヤしてしまいます。

「モヤモヤ」が高まるのは、相手との心理的な距離が近くなっていることを表します。

 

相手との距離が近くなると、相手への期待もより強くなります。

 

相手が期待通りにしてくれないと、怒りや憎しみも湧いてきますハッ

更にモヤモヤもストレスも溜まりますもやもや

 

そんな時は、なるべく距離を置くとか、当たり障りのない最低限のコミュニケーションに留めておくなどの対策を取ることが大切です。

 

大人のカップルは、互いの距離の取り方が上手です。

その時々で距離感を使い分けられるのです。

例えば、ケンカが始まったら、適当なところでどちらかが場所を移動したりして離れます。

しばらくして、気持ちが落ち着いたら戻ってふつうに過ごしますコーヒー

 

一方、不安定なカップルがケンカをすると、距離を置くどころか、逆にぐいぐいと相手に詰め寄っていきますムキー

「今なんて言った?」「もう私たち終わりだね」「ちょっと!なんで逃げるの?」などと言って、1人になる時間を作らせません。

 

これは、「相手に認められたい!」という思いが強いからです。

この思いが強いと、相手との距離感が上手く取れないのです。

モヤモヤする相手とは距離を置いた方がいいのに。

そう頭では分かっていても、気持ちが伴わず、実際には距離を縮めていってしまいます。

 

これは、「距離を置くことは悪いことだ!」という恐れを持っているからです。

ケンカをしたのに、距離まで置いてしまったら、元の関係には戻れないんじゃないか!?という恐怖心が湧いてきて、距離を詰めていってしまうのです。

この状況でひとりになることが不安なのです。

不安になりやくないので、相手を支配したくなります。

 

相手と距離を置くことが出来ない人は、〇か×、黒か白、0か100な思考をする人が多いです。

 

相手との距離感が上手に取れるようになるためには、△、グレー、程々に・・・という考え方や捉え方を取り入れていくことが大切なのですが。

〇か×か思考の人が、いきなり△思考にはなれません。

 

そんな皆さんに意識してほしいのは、「も」の思想です。

 

「白OK」とか、「〇×あるよね」という風に、モヤモヤした時は「そういう考えあるよね」「こんな時あるよね」としてみるのです。

 

何事もハッキリさせたい人にとって、「も」の思想は曖昧で、それこそモヤモヤしてしまうと思います。

でも、人間関係によるストレスを緩和するためには、「も」の思想はとても大切ですラブラブ

 

誰だって、スッキリすることモヤモヤすることあるよネチューリップピンク

ハッキリさせるってことは、自分や相手を傷つけることだったりします。

 

「も」の思想は、相手のこと認める思想です。

相手に認めてもらいたいならば、まずは相手のこと認めることです鏡

 

つまり、「も」の思想ができないということは、自分のことを認めていないってことなんですよね。

でも、卵と鶏。どちらが先でも結果は同じです鳥

まずは1日の終わりに、今日あった出来事を思い出し、「も」の思想で考えられたらいいですね星