人生には必ず起伏があります
良い時も悪い時も、上がる時も落ちる時もある。
全ての出会いは別れの始まりでもある。
この世の全ては無常(永遠不変のものはない)だから。
「これを乗り越えることなんて無理」と思うことが起こった時の対策はただ1つ。
なんとかしよう!と思わないこと、乗り越えようとはしないことです。
考える左脳(コントロール欲)が過剰に働くと、感じる右脳(一体感)が抑えられて苦しくなります
なんとかしたい!(乗り越えたい!忘れたい!この辛い記憶を無くしたい!早く立ち直りたい!)と思えば思うほど、そこに意識を向け続けてしまい、苦しくなるのです。
例えば、悲しみを乗り越えるには、今、自分は悲しいんだと認めること。
自分の気持ちをごまかさないこと、抗わないことです☘
感情自体にポジティブもネガティブもありません。
『悲しくてさびしくて辛すぎる。もうどうにでもしてくれー』と思いながら、自分でどうにかしようとはしないでいる感じです。
どんなに悲しくても、美味しい、楽しい、嬉しい、面白いと思う瞬間は必ずあります。
忙しくしていて、気づいたら悲しみを忘れていた・・・ということもあります。
↑これは気持ちをごまかしていることにはなりません。
悲しみが薄れると、「もしかして自分はもう大丈夫かも!?」と思ったりしますが、悲しみはいきなり襲ってきます
しかも、「もう大丈夫かも?」と思った後に襲ってくる悲しみは、より強く感じます
期待した分、落胆してしまうからです。
楽しめた後の気持ちの急降下は本当に堪えます
他にも、ひとりになった時、暇になった時、体調が悪くなった時、疲れた時などにも、悲しみをより強く感じるものです。
そんな時、やっぱりダメだ
やっぱり乗り越えていないんだ!乗り越えられないんだ!
いつまで経っても悲しいし苦しいし寂しいじゃないか
いつになったら乗り越えられるんだ?と落ち込んでしまいます。
悲しみは、何日経てば無くなる!!というものでもありません。
悲しみは、自分がどれだけ大事にしてしたかという証。
乗り越えるとか、忘れるとかそういうものではないのです。
悲しみを「そのまま抱えて生きていてもいいんだ」と思えるようになると、少しずつ心が癒えて安心していきます。
そう思えるようになるためには、時間が必要です。
人間の脳は、物事を理解しようとして、性急な証明や理由を求めがちです
でも、答えを出そうとはせずに、そのままにしておく方がいいこともあるのです。
自然に身を任せるのです🌎
人間にはネガティブケイパビリティ(答えの出ない事態に耐える力)というすごい能力が備わっています。
もどかしいことをもどかしいまま、分からないことを分からないまま、宙ぶらりんの状態で受け入れ、耐え抜くのです。
耐えられない!と思うなら、その思いのままにただただ「耐えられない!!」と思っていればいいのです。
あなたにも必ずネガティブケイパビリティは備わっているから大丈夫です
悲しみの程度にもよりますが、悲しみを受け入れ、悲しみが癒え出すには半年~1年半は必要だと思っていてほしいです
その間は、定期的に通院したりカウンセリングを利用することで、その時々の気持ちを受け入れながら、少しずつ気持ちに変化が出てくること、新たな自分の時間が作られていくことを実感できると思います♡