確信という曖昧さ | 産業カウンセラーあや相談室/気の向くままにGoing my way♪

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私が庭に洗濯物を干す時、決まって真向かいの家の窓がガラガラと開く音がします。

それが嫌で、庭に出るたびに真向かいの家の窓を気にするようになってしまいました。

 

でも、この決まってが曲者なんですよねあせる

決まってと思った理由は、3回くらい同じことがあったからです。

 

私たちは「AをすればBになる」を3回くらい経験すると、因果関係があると確信してしまうところがあります。

それがいかに非合理的で滑稽なことだとしてもです。

ジンクスもそうですね。

〇をしたらテストでいい点が取れた100点→〇しないとテストで悪い点を取ってしまうかも・・・となる。

〇月は必ず体調を崩すゲホゲホ

〇するとみんなから嫌われるぐすん

雨男…などもそうかな。

 

周りがなんと言おうが、本人がいったんそう信じ込んでしまうと、それを変容したり覆すことは難しくなります。

 

これは、私たちの脳が「分からないこと」を耐えるのが苦手だからです。

実は、脳は怠けたがる臓器で、少しでも楽をしたいと願っています。

そのため、私たちは複数の考え方をあいまいなまま抱えておくことを不快に思うようにできています。

でもって「確信を持つ」という行為に快感を覚えるようにできているのです。

 

同じことが3回くらい続けば「ほら、やっぱりね!」となります。

なんなら、似たような過去の出来事を芋ずる式に思い出させて「いつもこうだ!」と更にこの確信を強化しようとします。

 

でも、そう確信してしまうのは、脳が楽したいと願っているからであり、真実ではないのです。

 

例えば、相手からそっけない態度を3回取られたとします。

そんな時、あなたの脳はそのことを曖昧なままにしておくよりも「あの人は私のことが嫌いなんだな!」と確信した方が楽なのです。

 

疲れている時は特にそうです。

気弱になっている時の脳は、自分で考えるよりも、他人からの不確かな情報を信じやすく、騙されやすい状態になってます。

脳が疲れていると、いつも以上にあいまいさに耐えられなくなっちゃうからです。

 

GWの疲れは、GW後のあらゆる場面で私たちを「確信」させたくなるはず。

気を付けてネ。