息子を亡くして、不眠になりました。
壮絶な悲しみに耐えられず、それでも耐えるしかなく、家族の勧めもあって、メンタルクリニックを受診しました
そこで、睡眠薬を処方してもらいました。
睡眠薬を飲むと、どんなに辛くてもすぐに眠りにつけて朝になるまで目が覚めない。
これは当時の私にとって、何よりも有難いことでした。
メンタルクリニックとは別に、カウンセリングも受けました。
同じ経験をされているカウンセラーさんなので、心強かったです
2回目の受診で、主治医から「無理しないでいいけど、減薬できそうだったらしてみてください。減薬を試してみて、眠れなかったらいつも通りの量を飲めばいいから」と言われました。
私は「えーーー、もう減薬しないといけないの今、薬を減らしたら絶対に眠れない。怖い、無理っ
」と思いました。
と同時に、私の中に「薬を止めたら絶対に眠れない!」という新たな不安(依存)が芽生えていることにも気づけました
依存とは、それ以外の楽しみを失っていくことでもあります。
でも、このころの私は、少しずつ少しずつ、大好きだった読書や、韓国ドラマをまた見ることが出来るようになってきてました。
*これは、断薬を試す段階に入ってきたと言うことです
ある日、睡眠薬を飲む→布団に入る→ネトフリを見ながら寝落ちする・・・という流れの最初の「睡眠薬を飲む」を忘れてしまいました。
それでも4時間ほど眠れたので、これを機に減薬を開始しました。
*ちなみに、ネトフリはテレビで見てます。
不眠の原因になるスマホには、朝までリビングのテーブルでひとりで寝てもらってます
減薬したら、夜中に何度か目が覚めるようになりました。
でも、もともとそんな感じだったし、もう、眠れないと辛すぎて困るという状態ではないことも分かりました
なので、そのまま減薬をし続けた後に、断薬しました。
私は、睡眠薬を飲むことになんの抵抗もありませんでした。主治医を信頼していたからです。
ぐっすり眠れて本当に助かりました。
そして、私のわずかな変化も見逃さず、2回目の受診から私に減薬を意識させてくださった先生に、とても感謝しています。
今も月1回受診していますが、私の話を先生が聞くか、私が先生の話を聞くだけです。
だから診察代も安いです
*薬を飲むことが悪いわけではありません。
*飲み続ける必要がある薬もあります。