「幸せにならなくてもいいけど、摂食障害は治ってほしい」という方も多いと思います。
そう思うのはすごく分かりますが、それは違います。
なぜなら、幸せになると摂食障害も治るからです。
「え?私、幸せですよ。でも過食が止まりません」という方は、あなたの幸せとは何か
を知ってほしいと思います。
この本によると、「幸せになるには3つの幸福物質を脳内で分泌させる必要がある」とのこと。
その3つの幸福物質は、セロトニン(健康の幸福)、オキシトシン(つながりの幸福)、ドーパミン(お金、成功、達成、名誉などによる幸福)です。これらの物質で脳内が満たされている状態が「幸せな状態」なのです。
多くの人が成功やお金持ちになることなど、目に見える幸福が幸福だと思っていますが、大事なのは目には見えない2つの幸福感、健康(セロトニン)と、愛やつながり(オキシトシン)で作られた土台です。
この土台がしっかりできていないと、ドーパミン的幸福感(目に見える欲)ばかりを強く求めて続けてしまいます
ちなみに、熱しやすくて冷めやすいとか、恋愛が続かないというのもドーパミン的幸福感しか求めていないからです。そしてそれは、ドーパミン的幸福の下にあるべき、2つの幸福感の土台がちゃんとできていないからです。
この本を読んで、今の私がなぜとても幸せだと思うのか。なぜ過食をしたいと思わないのかがよく分かりました。
逆に言えば、なぜ昔の私が幸せではなかったのか、なぜ過食していたのかもよく分かりました。
続きは、あや相談室の今月のひとことに書きましたので、そちらも読んで頂ければ嬉しいです
「本を読むのは苦手だし、今月のひとことを読んでもいまいちピンとこない」と思った方、「セロトニン的幸福はあるけど、オキシトシン的幸福がどうしても手に入れられない・・・・」なんて方はぜひカウンセリングでご質問ください☘
対話の中での気づきや学びが一番納得しやすく腑に落ちると思います
悩みは言えて癒えるのが一番です
Amazonのtakatakaさんのレビューが、この本の要約としてとても分かりやすいと思いました↓↓
takataka 2021年4月11日に日本でレビュー済み
「今日から、コレをすれば幸せになれる」という実用的な幸福の本は非常に少ないのではないでしょうか。
この本で示す「幸福」は、今まで出版された数多くの「幸福本」の中で、最も「現実的」「具体的」であり、実践的で明確な「TODO(すべきこと)」が示されています。
さあここで、有史以来、多くの人が頭を悩ませてきた「幸福とは何か」の問いに、本書ではたった10秒で答えを出してしまいましょう。ドーパミン、セロトニン、オキシトシンが十分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じる。つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件というのが「幸せになる方法」であると言えます。(P.22)
セロトニン的幸福(心と体の健康)→オキシトシン的幸福(つながり・愛)→ドーパミン的幸福(成功・お金)の順番。この順番を間違えると、幸福になるどころか、むしろおもいっきり不幸になる可能性もあります。(P.26)
バブル崩壊でドーパミン的幸福のむなしさを知り、東日本大震災で「つながり」、オキシトシン的幸福の大切さを知り、今ようやくコロナ禍で「健康」、すなわちセロトニン的幸福の大切さを日本人は知ったのです。(P.67)
仕事を一生懸命頑張りすぎれば、メンタル疾患になる!仕事以上に「大切なもの」をないがしろにして、必死に働くから不幸せになるのです。(P.6)
まずは、「健康」と「つながり」を意識、幸福の基盤であるセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を固めます。心と身体を整える。人間関係を整えるということです。基礎が固まれば、次にドーパミン的幸福を目指します。仕事で頑張る、新しいことを学び自己成長する。コンフォートゾーンを出ることです。
「間違った努力」「ムダな努力」をして、「幸せ」への道筋を遠回りしていませんか?
『アウトプット大全』などのベストセラー精神科医・樺沢紫苑さんによる、幸せになるための実践的ガイドブックであり、誰でも分かりやすい幸せの本です。