「質を問う」と書いて質問です
(人生の)質は、日頃から自分にどんな問いかけをしているかで
決まります
潜在意識は、時間の差がなく、怖いくらいに素直です。
もし、「何で私はこんなに不幸なんだろう?」という質問を
毎日毎日自分に投げかけていれば、潜在意識は、あなたが
不幸でいる理由を一生懸命探し出そうとします。
そのため、頭の中は、不幸でいる理由でいっぱいに
なります。
その結果、あなたはずっとその不幸な状態で居続けることが
できます。さらに不幸になれる可能性大です。
摂食障害に悩み苦しんでいた頃、私は毎日毎日真面目に、
この問いかけをしていました。
私の潜在意識は毎日毎日、この問いかけに応えるべく、
辛い過去ばかりを作りだしたり思い出させてくれました。
そのお陰で、「私には、楽しい思い出なんて1つもなかった!
愛された記憶がない!だから私は不幸なんだ!ネガティブ
なんだ!」と本気で思うようになりました。
これは、「摂食障害の克服の仕方」ではなく、
「なぜ摂食障害に陥ったか」を知りたがる大変研究熱心な医師の
言葉に感化された結果でもあります。
もちろん、そういう先生ばかりではなかったかもしれませんが、
当時、名医と言われる先生にはなぜかこのように原因追及ばかり
する先生がとても多かったのです。
でも、いくら原因追及しても、恨み辛みが更に増すだけ。
全然良くなっていかないことに気づき、納得し、いい加減に
過去ではなく、今から未来の自分に目を向けていきたくなり・・・
そうしてみたら・・・
潜在意識は、時間の差がなく、怖いくらいに素直でした
クライアントのUさんは、過食だけじゃなく鬱もかなり強かったので
通院を勧めました。
良い医師と巡り会え、彼女に合った抗うつ剤を処方していただき、
気持ちがかなり楽になったそうです。
でもネガティブな思い込みはなかなか払拭できません。
そこで、「だめなことがあった日でも、とにかく1日1回は自分が喜ぶ
問いかけをする」という宿題を出しました。
「どうしたらもっと幸せだと感じられるようになれる?」とか、
「どうしたらもっとワクワクできるようになる?」とか。
すると、今までは過去の辛い経験ばかりを思い出しては
悲しみ、更に落ち込んできたUさんでしたが、
「あやさん、○○にできたステキなカフェ、知ってます?私、
この後行ってみようと思ってて」とか、
「お花屋さんですごくかわいい花を見つけて、店員さんに花の名前を
聞いちゃいましたで、1輪だけ買っちゃいました」とか、
「そういえば、最近、昔こんなに楽しいことがあったっけ・・・・って
思い出せるようになってきて結構びっくりしているんです」などなど、
楽しい話がどんどん出てくるようになりました。
彼女の潜在意識が、一生懸命にもっと幸せを感じるためのヒントを
数ある引き出しの中から探し出してくれているんですね
良質な質問というのは、これくらいパワフルなのです
でも逆も然りなので怖いのです。
もうすぐ10月
夏の疲れが心身共に出てくる時期です。
秋は苦手・・・・というブリーフを持っている人は、しっかり意識して、
自分に良質な問いかけをしてあげましょう