カッティングセレモニー | 産業カウンセラーあや相談室/気の向くままにGoing my way♪

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あくまでも読み物としてご覧ください。

アメリカには摂食障害専門の病院や施設がたくさんあります。

そこでは、摂食障害を克服した人がスタッフとして働いていて、

非常に大きな役割を担っています。


摂食障害克服カリキュラムの中には、克服者のアイディアが

活かされたイベントがいくつかあります。

今日は、その中の1つ、カッティングセレモニーキラキラについて

お話します。


摂食障害の治療をしていく中で、体重の数値に変化が現れます。

当然、今まで着ていた洋服のサイズも変わります。

健康になるために、体重が減っていく人はともかく、体重が増えていく

人は、ここで激しく動揺してしまいます。

新たな不安感がこれ以上の回復を妨げようとします。

でもここは摂食障害を克服するための重要な通過点ひらめき電球

誰もが通る道です。


と、ここで、克服者スタッフの登場ですビックリマーク

このカリキュラムのお陰で、摂食障害を克服し、今は幸せに毎日を

過ごしている彼女たちの存在は、患者さんたちの夢と希望と、

未来のビジョン。


患者さんたちは、克服者スタッフと一緒に、今の自分に合う

新しい洋服を買いに行きます音譜

そして、着られなくなった昔の洋服をみんなで一斉に切り刻みハサミ

それらを燃やして、彼女らの回復を大いに祝うのですラブラブ

スタッフから、

「不安だよね、焦るよね。でも大丈夫!私たちもみんなこうして

元気になっていったんだから」と、共感と励ましの言葉をもらいながら。



ふたば

拒食症で一時は20キロ台にまで体重が落ちたクライアントのHさん。

時間をかけて、少しずつご飯が食べられるようになっていきました。

と同時に、心も安定しはじめ、以前ほど体重への執着心は薄れて

きましたが、GAPのキッズサイズの洋服がフィットする体型・体重に

満足していたこともあり、それらがきつくなってきたことで動揺が

抑えられなくなってしまいました。


前回のカウンセリングの際、このカッティングセレモニーの

話をしたら、「次のカウンセリングでぜひやってみたいビックリマーク」とのこと。


というわけで、今回のカウンセリングは、ふたりでジーンズショップに

行って、今のHさんの合うジーンズを買うことから始めました。


私もワンサイズ、ツーサイズ上の服を買うのはとても抵抗と勇気が

要ったので、その頃のことを話すと、「あやさんにもそんなときが

あったんですね。だったらいいか・・・」と笑ってくれました。


秋晴れの良いお天気晴れ

せっかくだから外でセレモニーをしようかひらめき電球となり、デパートの屋上の

ベンチに座って、彼女が今まで履いていたジーンズを2人で切り刻み

始めましたハサミ

でも持って来たハサミが2人とも普通のものだったので、全然切れなくて

爆笑。ちなみに私の持ってきたハサミは途中で壊れてしまい、更に爆笑。

とても楽しいセレモニーとなりました嬉しい


「気持ちを切り替える良いきっかけになりました。ホッとしました」と

Hさんに言ってもらえて、私もホッとしましたはぁとv