Aちゃんからの久しぶりのメール
過食が止まらなくてとても辛そう。
「今週で会える日がありますか?」と聞かれました。
今月は全ての日に予約が入っているのだけど、
私用で、翌日の午前中だけ空けてありました。
・・・こっちはまたの機会でいっか
とても辛いのに私に会いたいと思ってくれた
Aちゃんに私も会いたくて、すぐに「明日の午前中だったら」と
返信しました。
でもとても辛そうだから、もしかしたら無理かなって
思っていました。
実はAちゃんもそう思っていたそうです(笑)。
予約したものの、行けないんじゃないか?って。
でもAちゃんは頑張って来てくれました
カウンセリング終了後、来て良かったと言ってくれました。
とても嬉しかったです。
Aちゃん、どうもありがとう
入院することを希望していたAちゃんに、自分や、
他の方たちの体験談を混ぜながら、少し視野を広げて
いろいろアドバイスしました。
途中、私が過食が止まらなくて、大量服薬をした時の
ことに触れた時、不意に目頭が熱くなりました
私が「ご、ごめんね」と慌てて謝ったら、Aちゃんも驚いて
「ごめんなさい」と言ってくれました。
Aちゃんが謝ることじゃないのに、ほんとすみませんでした
Aちゃんはこのブログを見ていないかも知れないけど、
弁明させてください(苦笑)。
私は当時を思い出して辛くなり、うるっときたのではありません
カウンセリング中に、自分の過去を思い出して感情的になる
ことはありません。
(正直に言うと、ウィークポイントはいくつかあります。
そこに触れると涙腺が緩くなるので、なるべくそこには
触れないようにしていたりします)
Aちゃんが抱えている辛さを感じたからです。
過食が止められなくて、自暴自棄になっていたあの頃。
死に物狂いで勉強して入学した大学もとうとう休学。
私にはもう何もない。これから先、何をどうしたらいいのか
全然分からない。
入院したくてもどの病院もベッドが空いていない。
なんで私だけがこんな目に遭わないといけないの?
この質問に誰も答えてくれない。
誰も助けてくれない。誰も分かってくれない。
絶え間なく襲ってくる孤独感。
食べたくないのに止まらない過食。
どんどん太っていく恐怖。
気づいたらODをしていました。
あの頃の「死にたいほど辛い」状態に陥っていた私と
同じ気持ちを、
私の目の前にいるAちゃんはまさに今、たったひとりで
抱え込んで苦しんでいるんだ・・・と思ったら、思わず
泣きそうになってしまいました。
摂食障害を克服した私だから、頼ってきてくださる方がいる。
そんな皆さまに、私ができること。
その方の想いに共感すること。
今、その方に必要としている情報を提供すること。
なかには私よりずっとずっと「ふつう」な方もいます。
でもご自身ではそれが分からない。
ずっと「まだまだこれじゃダメなんじゃないか?」ってひとりで
悩み続けけ、勇気を出して相談にいらしたりします。
治った状態や、ふつうの状態は、そう感じて納得するもの。
目で見て分かるものじゃ無いので難しいですね。
いつまで経っても気にすればとても気になるし、不安だと思います。
カウンセリングを受けることで、
分からなかったことが分かったり、
不安が安心に変わったり、
やる勇気を持てなかったことに、やる勇気を持てるようになったり
摂食障害になる方は、実はとてもパワフルです
皆さんが持っているその力が、自分のためにちゃんと
使えるようになれたら、心から笑顔になれるし、
いつも幸せを感じられるようになります
そのためのサポートが私にできればすごくすごく嬉しいです。