↑前回の続きです
産後、あやちゃんがダウン症だと分かったとき
私にずっと襲いかかっていたのは
「なぜ出生前診断を受けなかったのか」
そんな後悔でした。
今、そんな後悔をすることは生まれてきたあやちゃんに対して本当に申し訳ないということも頭では分かっているのに、、、
なぜあれだけ受けると言っていたのに、頑張って大阪まで行かなかったのだろう。
なぜ、産んでしまったのだろう。
本当にそんな後悔をしていました。
でも出生前診断を受ければ良かったなんて、旦那さんの前で絶対に言ってはいけないと思ったんです。
産まなきゃ良かったなんて、生まれてきたわが子を見て言うセリフではない、頑張って生きているわが子に対する虐待だと、放心状態ながらもそう思っていました。
産後、私は退院して実家の部屋で1人シクシク泣いていました。声を殺してひたすら涙を流していました。でも気づいたら本当に大きな声で泣いていたらしく、2階から母が飛び起きてきました。
「なんで泣いてるの?何が悲しいのか言ってごらん。一緒に泣こう」
そう言われて、出生前診断を受けなかったことを後悔していると正直に話しました。
母は否定するわけでもなく「そうだね、そう思ってもいいと思う。自分の今の気持ちを否定しないでいいよ。お母さんも頑張って検査受けにいきなよって言えばよかったね。」
そう言って背中をさすってくれました。
母はダウン症の子が生まれたことよりも、私が苦しんでいる姿が辛かったようで、私が泣いている姿を見ると自分も泣いてしまうと父に話していたようです。
産まなければ良かった。と
1番してはいけない後悔。
そんな気持ちを片隅に置きながら
あやちゃんの入院期間を過ごしていたのでした。
パパとママとの3人の面会時間
あやちゃんに会えるとやっぱり嬉しい