「どぅるんっっっ!」
という感覚の後、産声をあげた彩ちゃん。
スピード出産だったけど、やり切った感でいっぱいになりながら彩ちゃんと対面。
「あれ?なんか顔が、、、」
若干の違和感を感じつつ我が子が無事に産まれホッとしていました。そして彩ちゃんは呼吸状態が少し悪かったみたいで小児科の先生がきて状態を見てくれました。
産科の先生が来て私の処置をしてくれていた時、私の不安な顔を見て「赤ちゃんはね、産まれてくる時に脳にダメージがいかないように、ほとんどのエネルギーを頭に使うんです。だから呼吸の方に使うエネルギーが少し足りなくて呼吸状態が悪くなることもよくあるんですよ〜」と言って私を安心させてくれようとしました。(私はそのことを心配しているのでないんですと思いながら聞いていました笑)
そんなこんなで旦那さんが到着。
娘との対面。ニヤニヤがとまらない旦那
私に一言「お疲れ様」と声をかけて娘をだっこさせてもらいました。
その後カンガルーケアをしてNICUに運ばれた彩ちゃん。そこでも助産師さんに「一応NICUに行くけど大丈夫だからね〜後でゆっくり会えるからね」と声をかけていただきました。
私は着替えをするので旦那さんが一旦退室。
助産師さんと2人になったとき、私はどうしても気になっていたことを聞きました。
「今ってNICUで何を見てるんですか?先天性の病気とかを調べてるんですか?」
「呼吸状態が安定するように酸素を送る処置をしてるのよ〜先天性の病気とかは今すぐには調べられないから」
「私の友達の子がダウン症で(そんな友達いません。切り出し方が分からなくて何故か嘘をつきました)その子の顔と似てる気がするんですけど、、、そう思いませんか?」
その瞬間、助産師さんの顔が変わったのをはっきりと覚えています。
「あ、、、うーん、私からは何にも言えないわ、、、また小児科の先生からお話があると思う、、」と言われ、私はその瞬間から頭が真っ白になりました。
「やっぱりダウン症ですよね?ね?そうですよね?そんな顔してませんか?そう思うのは私だけですか?」と、過呼吸になりながら助産師さんに聞いていました。
助産師さんは何ともいえない表情をしながら私の背中をずっとさすってくれました。