日本初の立太子・草壁皇子の夭折後、52歳超人持統天皇、36歳ぼんやり阿閉皇女(あへこうじょ・後の元明天皇)、32歳県犬養橘三千代、この女三人が大議論
いかがすると仰せになりましても
叱られてばかりの阿閉皇女
あたなは、人の話をろくに聞かぬお人ね
なにをうかうかとしておいでか
あなたには、ご生母としての自覚が足りない。今少しお心を用いられよ
いつ何時、どのようなお働きをなさることになるやもしれない。そのお覚悟がおありか?
おお怖っ
女帝斉明天皇仕切る戦艦に乗り込み、筑紫の地で出産までした持統天皇
根性の座り方が違う
――というか、戦地で出産までしたのは持統天皇だけではない
むしろ、ぼんやり阿閉皇女の方が珍しいタイプ
帝位を嫌だと、くよくよする
叱られても、黙ってうなだれていれば持統天皇が答えを出してくれてた時代は楽だったなあ
女帝は中継ぎの傀儡だというのは、そうではなさそうだ
国の制度がなかった時代の帝は、自分で人事を決め、自分で決裁をする
とてつもなく優秀だったし、特に子を思う母モードになった女帝は最強
自分のためではない、この子のためにとばかりに
子のため、一族のため、国のため、平和のため、地球のため――
暴力で制し、財力で制し、仕組みで制し、
さらにはもっと巧妙に
モラルや良心、嫉妬や嫌悪、感情的に揺さぶって間接的に仕向ける
どんどんさりげなく巧妙に
大義名分やツールが変わっても、繰り返し
この繰り返しを見ていると、この世はすべて仮の成功、仮の失敗という気がして、自分の足下がぐらぐらしてくる
平家物語の前置きとして大成功ということかな
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